- バイクの二人乗りはいつからできる?恐いときの対処法も解説!
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バイクの二人乗りはいつからできる?恐いときの対処法も解説!
バイクは、一定条件下で二人乗りができる乗り物です。
二人乗りはタンデムと呼ばれる場合があり、バイクの楽しみ方や利用方法として馴染んでいます。
ただし、バイクの二人乗りをするには経験年数や、二人乗りができる車種であることが求められるため、ケースごとに二人乗りが可能な条件を理解しておく必要があります。
この記事では、バイクの二人乗りはいつからできるのかを解説します。
恐いときの対処法も解説しますので、バイクで二人乗りを検討している方は参考になさってください。
一般道路でのバイク二人乗りの条件
バイク二人乗りの条件は、一般道または高速道路のどちらかによって異なるため、注意しましょう。
ここでは、一般道路でのバイク二人乗りの条件を紹介します。
二輪車免許を取得してから1年が経過している
一般道路でバイク二人乗りをするためには、二輪車免許を取得してから1年以上が経過している必要があります。
免許取得から1年以内で二人乗りをした場合には、反則点数2点、反則金12,000円の罰則に加えて、100,000円以下の罰金が課せられます。
二人乗りができる車種である
バイクの二人乗りは、二人乗りができる車種であるかどうかも大切です。
二人乗りをする際には必ず確認をしてください。
排気量が51cc以上
二人乗りができる車種は、排気量が51cc以上と定められています。
排気量が51cc以下のバイクでは二人乗りはできません。
乗車定員2名
乗車定員は2名であることが必須条件です。
車種によっては、排気量の条件を満たしていても乗車定員が1名の場合があるため、確認するようにしましょう。
高速道路でのバイク二人乗りの条件
高速道路でのバイク二人乗りは、2005年4月1日から解禁されました。
一般道路よりも条件があるため、高速道路での二人乗りを検討している方は、条件を確認してから行いましょう。
運転者の年齢が20歳以上
高速道路でバイクの二人乗りをする場合、運転者の年齢が20歳以上である必要があります。
同乗者には年齢制限がないため、二十歳未満でも構いません。
ただし、運転者の年齢を守っていなかった場合には、罰則があります。
反則点数2点、反則金12,000円の罰則に加えて、100,000以下の罰金が課せられるため、注意しましょう。
二輪免許を取得してから3年以上が経過している
高速道路でバイクの二人乗りをするには、二輪免許を取得してから3年以上が経過している必要があります。
経験年数を満たしていない場合にも、運転者の年齢を守れなかったときと同じ罰則が課せられるため、注意が必要です。
二人乗りができる車種である
一般道路のときと同じように、二人乗りをするバイクには、車種の条件があります。
しかし、一般道路よりも制約が厳しくなっていることが特徴です。
排気量が126cc以上
高速道路で二人乗りをする場合には、126cc以上の排気量が必要です。
排気量を違反した場合には通行禁止違反が適用され、反則点数2点、反則金6,000円の罰則が課せられます。
乗車定員2名
高速道路での二人乗りも、乗車定員は2名であることが必須条件です。
車種によっては、排気量の条件を満たしていても乗車定員が1名の場合があるため、確認するようにしましょう。
二人乗り禁止区間ではない
首都高速道路の一部などでは、二人乗りが禁止されている区間があります。
バイクの二人乗り禁止区間では『大型自動二輪車及び普通自動二輪車二人乗り通行禁止標識』が掲げられており、区間内ではバイクの二人乗りは禁止です。
ただし、二人乗りに見なされないサイドカーは通行できます。
バイクの二人乗りをするときの注意点は?
ここからは、バイクの二人乗りをするときの注意点を紹介します。
バイクの二人乗りに初めて挑戦する方は参考にしてみてください。
原付(50cc)は二人乗りできない
50cc以下の原付一種の乗車定員は、1名と定められています。
原付はどのような場合でも二人乗りができないため、注意しましょう。
乗降の基本ルール
二人乗りでの乗降の基本ルールを紹介します。
安全面に関する内容のため、二人乗りをする際に参考にしてください。
乗車は運転手から、降車は同乗者から
二人乗りをする際には、運転手が先に跨ってから同乗者が乗車します。
降車する際には、反対で同乗者から降車して、その後に運転手が降車しましょう。
サイドスタンド
二人乗りの乗降時には、サイドスタンドをかけたままにしましょう。
転倒防止につながります。
乗降の際の声がけ
乗降時に声がけを行うと不用意な方向に体重が加わらないため、転倒防止に繋がります。
声がけ以外にも、肩を叩いたり、サインを出したりするなども有効です。
発進や停止時の声がけや合図
発進時や停止時には、運転手から同乗者へ声がけや合図を行います。
次の動きがわかりやすくなることで、同乗者の不安を解消しやすくなるためです。
同乗者に乗車時の注意点を説明しておく
二人乗りをするときには、同乗者に乗車時の注意点を説明しておきましょう。
主な内容は、以下の通りです。
マフラーに接触しないように注意する
同乗者の真下にマフラーがくるため、接触しないように注意しましょう。
走行時のマフラーは高温なため、火傷の恐れがあります。
同乗者もバイクの乗車にふさわしい格好や、持ちものを準備する
同乗者も肌の露出を避けた服装や、くるぶしが隠れるブーツなどを着用します。
万が一転倒したときや、寒さ対策にも有効です。
バイクにあまり乗った経験がなければ不明な部分でもあるため、事前に伝えておきましょう。
走行中は運転者の動きにあわせてもらう
バイクに二人乗りの走行中は、運転者の動きにあわせて動いてもらいましょう。
特にカーブ時は運転者と同じように身体を傾けてもらわなければ、バイクが曲がりにくくなるため危険です。
天候の確認
バイクの二人乗りは、悪天候時を避けましょう。
理由は、バイクの制動距離が伸びたり、バランスを崩しやすくなったりするためです。
二人乗りだと悪天候の影響を受けやすくなります。
子供を同乗させるとき
バイクの二人乗りに年齢制限はありませんが、バイクに乗る子供の足が同乗者用ステップに届いているかどうかを確認しましょう。
乳幼児だと条件にあわないため、乗車できない場合があります。
普段以上に安全に気をつける
バイクの二人乗り時には、普段以上に安全に気をつけましょう。
また、二人分の体重が加わるため、十分なトルクのあるバイクを選ぶことも大切です。
加速時
急加速はハンドルを握っていない同乗者に恐怖心を与えます。
また、いつもよりも挙動が遅くなる二人乗り時だと、事故などのリスクもあり危険です。
減速時
減速時も加速時と同じように、普段よりも余裕をもって行いましょう。
同乗者への配慮や事故の予防になります。
右折や優先路への進入時
右折や優先路への進入時は、一人で乗っているときよりも余裕をもって操作しましょう。
二人乗り時には二人分の体重がかかっているため、発進速度が鈍くなっています。
保険の補償範囲
二人乗り時の保険適用範囲は、自賠責保険と任意保険で異なります。
自賠責保険
自賠責保険の場合は、補償範囲・補償内容ともに限定されています。
同乗者が補償対象でも十分な保険金を受け取れない可能性があるため、注意しましょう。
二人乗りをするときは、任意保険の加入がおすすめです。
任意保険
任意保険は、契約している内容によって補償範囲・補償内容が異なります。
補償内容と補償範囲を確認し、必要な保険に加入しましょう。
バイクの二人乗りが恐いときの対処法
ここからは、バイクの二人乗りが恐いときの対処法について、以下の項目の解説をします。
・タンデムベルトを使用する
・シーシーバーやグラブバー(ダンデムバー)を装備する
・インカムで走行中も声がけができるようにする
・乗降はステップを出して行う
タンデムベルトを使用する
タンデムベルトとは、運転者と同乗者を固定するベルトです。
さまざまなパターンがあるため、必要にあわせて選びましょう。
シーシーバーやグラブバー(ダンデムバー)を装備する
シーシーバーがあると、背もたれができます。
走行中の同乗者は後ろに力が加わるため、後ろに背もたれがあれば不安を解消しやすくなります。
インカムで走行中も声がけができるようにする
インカムがあれば、走行中でもエンジン音にかき消されずに声がけができます。
同乗者も声がけがしやすくなるため、不安な思いを低減できるでしょう。
乗降はステップを出して行う
乗降時にステップを出しておくと、転倒の予防に繋がります。
一定方向なら倒れないため、余裕をもった乗降が可能です。
まとめ
この記事では、バイクの二人乗りはいつからできるのかを解説しました。
一般道路、高速道路ともに、バイクの二人乗りは、免許取得後必要年数を経過していないと禁止されています。
また、対応車種の確認や道路などにも注意が必要です。
ケースごとのルールを知って、安全に気をつけて二人乗りを行いましょう。
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