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ハーレーダビッドソンで二人乗りを楽しむ方法と注意点とは?
バイク記事

ハーレーダビッドソンで二人乗りを楽しむ方法と注意点とは?

高速道路でもバイクの2人乗りが可能になっていることで、バイクの楽しみ方も広がっています。
アメリカではバイクの二人乗りが自然な形だからこそ、ハーレーには二人乗りが似合っているのかもしれません。
そこで今回は、ハーレーの二人乗りについて考えてみたいと思います。

ハーレー二人乗りの乗り方と注意点

実は後ろに乗っている人の負担や怪我を防ぐために、二人乗りには適切な運転方法があります。
ハーレーの乗り方と二人乗りする際の注意点をまとめてみました。
知らないでいると大きな事故に繋がるのでしっかりと準備をしましょう。

二人乗りの注意点

後ろに乗る方(パッセンジャー)の負担を防ぐため、二人乗りする際には運転するライダーにしっかりとした技術が必要となります。
ここではハーレーを二人乗りする時の注意点を解説します。

ハーレーの二人乗りでは、まず最初にライダーが乗り、しっかりと足をついてハーレーを安定させた後にパッセンジャーが乗ります。
その前に必ずスタンドは外しておきましょう。
乗った後だと、二人分の重さでスタンドがロックされ、外すことが難しいのです。

また、エンジンやマフラーなど熱を帯びている部分に触れないよう必ず肌の露出が少ない服を選ぶ必要もあります。

後ろに乗る人の基本姿勢

バイクの二人乗りでライダーにしがみつく方を見受けますが、しがみつかれるとライダーのストレスが増し、細かなコントロールが困難になる恐れがあります。

正しい乗り方としては、パッセンジャーはライダーの腰あたりを軽く掴むか、左右のベルトを掴むのが正解です。

カーブの姿勢

バイクはコーナリングで車体を傾けて曲がります。
その時、もっともバランスを崩しやすい体制になるので、パッセンジャーはライダーと同じタイミングで身体を傾けるようにしましょう。

しかし、パッセンジャーがバイクに乗り慣れていない場合、身体を傾けることができないこともあります。
そんな時は、カーブの手前では速度を落としてから進入するようにし、慣れてきてからスピードをあげましょう。

二人乗りを楽にするパーツ

二人乗り走行での下り坂は、二人の体重がすべて手首にかかるためライダーへの負担が大きくなります。
これを避けるには、タンデムバーを取り付ける方法があります。

パッセンジャーがバイクに掴まることができるので、ライダーへの負担が軽減しますし、平地でも自然なバランスで二人乗りすることが可能になります。

もう一つはシートです。
タンデム走行を想定したモデルでなければ、ノーマルシートから二人乗り用のシートに変えることをおすすめします。

高速道路での二人乗りの際の注意点

ハーレーの後ろに乗せて旅をするとき、高速道路を利用するケースが多いと思います。
その時、何が必要になるか、必要なアイテムにはどんなものがあるのか見てみましょう

シーシーバー

シーシーバーは、二人乗りをするときに背もたれがあるパッセンジャーシートです。
シーシーバーがあると、パッセンジャーは安心感を得られます。

また、シーシーバーはデザイン上のアクセントにもなるので絵になりますし、荷物を固定することもできます。
ライダー側のバックレストもロングツーリングには最適です。

サドルバッグ・サポートブラケット

サドルバッグ・サポートブラケットとは、サドルバッグ装着車両に必須のサポートブラケットです。
ブレーキローターやスプロケット、サスペンションなどにバッグが巻き込まれないようにしっかりサポートしてくれます。

バッグの端とサポートをしっかりと固定することで、コーナリング時のバッグの浮き上がりも防ぐことが可能です。

ウインドシールド

ウインドシールドのメリットはライダーとパッセンジャーが受ける風を防ぐことにあります。
バイクはその身に風を受け止めて走っています。
低速走行の街乗りでは気にすることはなくても、高速道路を長い時間走ると風を受け続けたことによる冷えで、体の硬直がおきることがあります。

暑い時期の風は心地よいですが、寒くなると風はライダーにとって危険なものになります。
ハーレーで安全なツーリングをするためにも、高速走行時や冬場にはウインドシールドで風対策をすることが重要です。

インカム

バイクにおいてのインカムとは、二人乗りするときにライダーとパッセンジャーがワイヤレスで会話できる無線装置です。
これがないとライダーとパッセンジャーはまともに会話ができません。
大声で話すか、一時停止中に話すことはできても高速道路走行中は、長時間にわたって会話は不可能になります。

最新のインカムはデザインもオシャレで、複数のグループでの会話もできます。
インカムは今やツーリングにはなくてはならないアイテムと言えるでしょう。

同乗者のためにシーシーバー

前項で二人乗りに必要なアイテムをご紹介しましたが、同乗者のためを考えたらやはりシーシーバーが最も重要です。
本項ではシーシーバーについて詳しく解説しましょう。
ハーレー特有のパーツと言っても過言ではないシーシーバーは、リアフェンダーの上に付く背もたれですが、実はかなりの優れ物パーツなのです。

シーシーバーはどういうものか

ハーレーの後ろに乗った同乗者の体を支えるには、ライダーの腰の安定と、パッセンジャーがライダーか車体のどちらかを手で掴むことが必要になります。

そんな状態を助けるのがシーシーバーです。
たかが背もたれではありますが、座ったときの安定感が増します。

シーシーバーの実力

パッセンジャーの体を支えるシーシーバーは、シーシーバーバッグによって荷物の積載にも使えます。
そしてリュックのように背負えるので駐車場などから荷物を運ぶ時に役立ちます。
ほかに、背もたれの方にバッグを取り付けてクッション代わりにしている方もいます。

疲労感を気にしないライダーもいますが、パッセンジャーは疲労感を感じやすいものです。
目的地に着いても帰宅しても、同乗者が疲労困憊していてはツーリングを楽しめたとは言えません。
楽しいツーリングのためにシーシーバーを装着しましょう。

二人乗りに適した車種

トルクがあるエンジンと低い着座位置などが特徴のハーレーは二人乗りに最適なバイクです。

グランド・アメリカン・ツーリング

ハーレーダビッドソンだからこそ作れるカテゴリーで、スタイリッシュ且つ魂の自由を感じられるバイクです。
ROAD KING、 HIGHWAY KING、ROAD GLIDE、といった人気車種があります。

クルーザー

伝統と最新技術の融合で、パワーとスタイルが見事に調和されたモデルです。
街乗りも郊外への遠出にも最適です。
STREET BOB、SPORT GLIDE、HERITAGE CLASSICなどが二人乗りに適しています。

まとめ

低重心のハーレーは走行中には安定するので二人乗りでもとくに不安はありませんが、 正しい知識がないと同乗者だけでなくライダー自身にも危険が及びます。
必要な講習を受けたり、ベテランライダーやショップで話を聞いたりして、知識と技術を深めてから乗り出しましょう。

ハーレーでの二人乗りで最も大切なことは、安全運転で無事に帰ることです。