- ハーレーダビッドソンの新車相場は?モデル別で価格帯を一挙羅列!
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ハーレーダビッドソンの新車相場は?モデル別で価格帯を一挙羅列!
ハーレーダビッドソンのバイクには色々な種類があり、価格帯も幅広いためどのぐらいの予算が必要か分かりにくいと感じていませんか?
この記事ではハーレーダビッドソンの新車相場をジャンル別にまとめ、新車価格だけでなく諸費用や必要なバイクグッズについてもご紹介していきます。
後半ではハーレーの新車を安く買うためのお得な情報もご紹介しますので、ぜひ最後までご覧になってください。
目次
2023年最新版ハーレーダビッドソンの新車価格一覧
ハーレーダビッドソンのボディタイプには以下の5つのジャンルがあります。
・ハーレー伝統の”SPORTSTER”から生まれた、軽快な走りが特徴の「スポーツ」
・足つきなどのライディングに重点を置いたメインジャンル「クルーザー」
・アメリカ大陸も横断可能な重量級ジャンル「グランドアメリカンツーリング」
・長距離移動もオフロードもこなせる「アドベンチャーツーリング」
・3輪で低速時や乗り降りで抜群の安定感がある「トライク」
それでは以下、2023年現在新車で販売されている全27車種の一覧となります。
結論からいうと、最安値はスポーツのNIGHTSTER 約226万円、最高級モデルはグランドアメリカンツーリングのCVOのROAD GLIDE LIMITED 約648万円で、価格差は約422万円もあります。
※ハーレーダビッドソンの希望小売価格です。
ジャンル | 車種名 | 排気量 | 新車価格(※) | 特徴 |
スポーツ | NIGHTSTER™ | 975cc | ¥ 2,263,800 | むき出しのデュアルリアショック |
NIGHTSTER™ SPECIAL | 975cc | ¥ 2,373,800 | ライドモード切り替え機能搭載 | |
SPORTSTER™ S | 1252cc | ¥ 2,494,800 | ライドモードのカスタムが可能 | |
クルーザー | SOFTAIL™ STANDARD | 1745cc | ¥ 2,549,800 | 最新のミルウォーキーエイトエンジン |
STREET BOB™ 114 | 1868cc | ¥ 2,703,800 | カスタムオプションが豊富 | |
SPORT GLIDE™ | 1745cc | ¥ 2,703,800 | USBポートやキーレスイグニッションなど現代的な装備多数 | |
FAT BOB™ 114 | 1868cc | ¥ 3,088,800 | 電子制御式クルーズコントロール | |
LOW RIDER™ S | 1801cc | ¥ 2,945,800 | クルコン搭載のウエストコーストモデル | |
LOW RIDER™ ST | 1923cc | ¥ 3,121,800 | 無駄を全てそぎ落とす事をコンセプトとした重量モデル | |
FAT BOY™ 114 | 1868cc | ¥ 3,088,800 | ハーレーの中で最もワイドなタイヤ幅で重厚なイメージを実現 | |
BREAKOUT™ 117 | 1923cc | ¥ 3,308,800 | 鮮烈なオレンジボディ、メッキパーツが多くデザイン性が高い | |
HERITAGE CLASSIC | 1868cc | ¥ 3,154,800 | 脱着可能なウィンドスクリーン、密閉型サドルバッグ | |
グランドアメリカンツーリング | ROAD KING™ SPECIAL | 1868cc | ¥ 3,572,800 | ツーリングモデルでは最高クラスとなる排気量 |
ELECTRA GLIDE™ HIGHWAY KING | 1868cc | ¥ 3,737,800 | 日本限定228台、世界で1750台限定。シリアルナンバーも入る | |
ROAD GLIDE™ SPECIAL | 1868cc | ¥ 3,693,800 | これまでになかったツートンカラーのボディペイントを採用 | |
STREET GLIDE™ SPECIAL | 1868cc | ¥ 3,693,800 | ツートンカラーに加え、安全性を高めるオプションが多数 | |
ROAD GLIDE™ LIMITED | 1868cc | ¥ 4,276,800 | パッセンジャーシート&バックレストで2人乗りの長距離ツーリングに特化 | |
ULTRA LIMITED | 1868cc | ¥ 4,276,800 | 大容量ラゲッジキャリアで旅の荷物も大量収納 | |
ROAD GLIDE™ ST | 1923cc | ¥ 3,946,800 | カラータッチスクリーンと2台のスピーカーを搭載 | |
STREET GLIDE™ ST | 1923cc | ¥ 3,946,800 | タッチスクリーンやスピーカ、コーナリング時の安定性能が高い | |
CVO™ STREET GLIDE™ | 1977cc | ¥ 5,497,800 | 特徴的なLEDヘッドライトで存在感抜群の高級モデル | |
CVO™ ROAD GLIDE™ | 1977cc | ¥ 5,497,800 | 312mmのカラータッチディスプレイ搭載 | |
CVO™ ROAD GLIDE™ LIMITED | 1923cc | ¥ 6,476,800 | 120周年記念の限定ペイント。シートヒーター、グリップヒーターが搭載 | |
アドベンチャーツーリング | PAN AMERICA™ 1250 | 1252cc | ¥ 2,758,800 | より遠くまでツーリングできる5.6ガロンのタンク |
アドベンチャーツーリング | PAN AMERICA™ 1250 SPECIAL | 1252cc | ¥ 3,198,800 | 路面状況に応じて車高調整可能 |
トライク | ROAD GLIDE™ 3 | 1868cc | ¥ 4,573,800 | 165mmのカラータッチスクリーン搭載 |
トライク | TRI GLIDE™ ULTRA | 1868cc | ¥ 5,332,800 | 6速のクルーズドライブシステムで最適なエンジン回転数を維持 |
これが2023年現在の新車一覧です。
最安モデルと最高級モデルでは車体価格だけで422万円も価格差がありますが、実際に購入する際には車体価格とは別に諸費用や備品にも費用がかかります。
では、まずは購入時にかかる諸費用はいくらなのかを見ていきましょう。
ハーレーダビッドソンの車体価格以外にかかる諸費用は?
バイクを購入する際は、登録にかかる諸費用に加えて、ヘルメットなどの備品にも費用がかかります。では具体的にどれぐらいの費用がかかるのでしょうか?
新車購入時にかかる諸費用
関東圏にある大型バイク専門店の料金表を例として、輸入大型バイクにかかる諸費用を一覧化しました。
各手数料は店舗によってそれぞれ違いはありますが、非課税の項目については店舗ごとに違いはありません。
非課税 | 自賠責保険料(37か月) | 10.630円 |
重量税 | 5,700円 | |
印紙代 | 2,100円 | |
ナンバープレート代 | 530円 | |
課税対象(税込) | 登録代行料 | 11,000円 |
納車整備料 | 55,000円 | |
検査ライン持ち込み料 | 11,000円 | |
ガス検レポート料 | 38,500円 | |
自賠責変更手数料 | 4,400円 | |
販売証明書手数料 | 3,300円 | |
合計 | 税込142,160円 |
上記の表は、WEB上のデータを参考にしています。
ハーレーのような大型バイクでは納車時の諸費用が少なくとも10万円以上はかかるので、あらかじめ予算の中に入れておく必要があります。
カスタマイズパーツとその相場
ハーレーダビッドソンのカスタマイズパーツは自動車以上に豊富です。
種類はマフラー、エアクリーナー、ミラー、サドルバッグ、サスペンション、ホイール、オーディオなど、例を挙げれば切りがないほど多く、それぞれに数万円から10万円以上の費用がかかります。
小さな箇所の装飾やエンブレムパーツでさえ、1か所当たり1万円弱かかるので決して安いものではありません。
ハーレーダビッドソンに乗ろうと検討している方の多くは、本当にバイクを愛しており、こだわりも強いと思われます。
自分だけのオリジナリティあふれるハーレーに仕上げるためには、新車価格から数十万円のカスタマイズ費用は覚悟したほうが良いでしょう。
また、新車を買う際に一番大きなオプションは「ボディカラーの指定」です。
ハーレーの中で最も高額なジャンル「グランドアメリカンツーリング」のボディカラーは、標準色(主に黒)では費用はかかりませんが、他の色なら+88,000円から、最も高額なツートンカラーでは+40万円を超えます。
ヘルメットの相場
ヘルメットは安全上、法律上必ず必要になるもので、新車を買う際にはボディカラーにあったヘルメットを買い直したりすることもあるでしょう。
ハーレーダビッドソンの純正ヘルメットは4万円~7万円が相場です。
社外品のヘルメットでは、安いもので2万円前後からあり、逆にハーレー純正品よりも遥かに高額なものも存在します。
これも新車を買う際の大きな出費のひとつとなりますので、ボディカラーを決める際に一緒にヘルメットも決めてしまうことをお勧めします。
バイクカバーの相場
ハーレーダビッドソンのような高級バイクを所有するにあたって必須となるのがバイクカバーです。
屋内のガレージに保管する場合でも埃がつかないようにバイクカバーをつけて大切に保管する方は少なくありません。
屋外に保管する場合は絶対に必要です。
野ざらしにしておくと雨による劣化や浸水で価値が落ちてしまったり、故障の原因にもなります。
また、ボディを隠すことによって盗難防止にもなりますので、ぜひ使用をおすすめします。
ハーレーダビッドソン純正のバイクカバーの相場は3万円~4万円となります。
耐久性などに差はあると思いますが、こだわりがなければ他メーカー品で1万円台から購入することも可能です。
ハーレーの新車を少しでも安く買うためには?
ハーレーには新車購入時の値引き制度はありません。
よって、自動車を買う時のような値引き交渉はほぼ不可能ですが、少しでも安く買うための方法がありますのでこの項ではそれを詳しく解説していきます。
前年度モデルを購入する
ハーレーダビッドソンの特徴は、毎年モデルチェンジが行われることです。
つまり、1年経てば前年度モデルは旧型として扱われるため、店頭に残った前年度モデルは金額を下げて売切られるようになります。
1年ではデザイン・性能ともにそこまで大きな変化がないため、店頭に残っている前年度モデルを買えば、当時の新車価格よりも安く買うことができます。
ハーレーダビッドソンのHPでは、前年度モデルの新車も販売されています。
例えばハーレーの中で最安価のNightsterは、2023年モデルの車体価格が2,263,800円なのに対して、2022年モデルは1,954,700円で販売されており、実質309,100円も安く購入することができます。
車体ではなく、オプションの取り付け費用を値引き交渉する
車体金額は原則として値引きできませんが、カスタムパーツの取り付け費用などの工賃に関する部分は値引き交渉の余地があります。
新車購入時に複数のカスタムパーツを取り付けてもらう場合は、1つ1つに工賃を発生させるのではなく、「まとめていくらでしてほしい」などの交渉を事前に行うことで、最終的な支払い総額を安く済ませることが可能です。
購入後にご自身で少しずつカスタムするのもハーレーを所有する醍醐味の一つですが、カスタムパーツの取り付けは業者に任せたい、という方は新車購入時にまとめて取り付けて工賃を安く抑えてもらうことをおすすめします。
お得なキャンペーン期間に購入する
ハーレーダビッドソンは値引き制度がない代わりにお得なキャンペーンを定期的に行っています。
例えば、2023年はハーレー120周年キャンペーンとして特定の車種を6月末までに購入すればアパレルとパーツが30万円分もサポートしてもらえるキャンペーンがあり、過去には特別低金利キャンペーンなどがありました。
このようなキャンペーン期間中に新車を購入することで、金利や備品代が浮いて実質的に安く購入することができます。購入前に店頭のスタッフに聞いて、キャンペーンの予定があればそれまで待ってから購入することをおすすめします。
大型免許取得前の方
上記のようなキャンペーンを調査したところ、各地方にある店舗ごとにオリジナルなキャンペーンを行っている場合もあり、その中には免許取得応援キャンペーンということで免許取得代を10万円サポートする等の内容がありました。
2023年8月現在ではそういったキャンペーンは行われていないようですが、今後も同じようなキャンペーンがあった場合免許取得後ではサービスを受けられなくなってしまいます。
この記事をご覧になっている方で、今から大型免許を取得する予定の方は事前に最寄りのハーレーダビッドソン取り扱い店舗を調べて、免許取得をサポートするようなキャンペーンがないか確認してみましょう。
このように、ハーレーには値引きはありませんが前年度モデルは大きく新車価格が下がり、キャンペーンを上手く利用することで安く購入することができます。
それでは最後に、いつか来る「手放す日」のために、ハーレーのリセールについてお話します。
ハーレーダビッドソンのリセールとその条件は?
ハーレーは他のバイクと比較してもリセールが非常に高いことが特徴です。
では、その中でもどんな条件のバイクが高く売れやすいのでしょうか?
走行距離3万キロ以下
ハーレーの走行距離でみた寿命は、一般的に「10万キロ」と言われています。
これは10万キロを越えるとメンテナンス費が高額になり、「修理費が車体価格を越えてしまう=寿命」という考え方です。
実際にはメンテナンスをしっかり行っていれば20万キロ走行することも可能ですが、走行距離は多ければ多いほどバイクとしての価値は下がってしまいます。
ハーレーの場合、3万キロ以下であれば低走行と判断され、高額なメンテナンスが発生するリスクの低い優良車として判断されます。
ハーレーを所有し、走行距離が3万キロに近づいた頃には一度査定に出して相場を確認すれば、もしかしたら驚くほど高値で売れて新車に乗り換えることができるかもしれません。
ボディカラーがオレンジ or ブラック
ハーレーのロゴをみると分かりますが、ブランドとしてのイメージカラーはオレンジなので、鮮やかなオレンジ色のボディカラーは人気カラーであり中古車市場でも高額になりやすい傾向があります。
また、乗り手を選ばずオプション費用もかからないブラックボディも中古車市場では非常に売れやすく人気の高いボディカラーです。
バイクも資産のひとつなので、いつか売って現金化する日がきます。
もしボディカラーに強いこだわりがなければ、新車購入時にはオレンジかブラックのどちらかを選択しておけば、次のバイクに乗り換える際も資金的な余裕ができ、後悔せずに済むと思われます。
年式が新しいもの
ハーレーは毎年8月下旬頃にアメリカで新型の発表があり、日本国内では9月下旬頃から新モデルが発売されます。
毎年モデルチェンジがあるということは、年を重ねるごとに所有しているバイクは型落ちモデルになるため時間経過による相場の下落が大きいです。
そのため、年式が新しければ新しいほど高額で売却できることになります。
買ってすぐに手放すようなハーレーオーナーは多くないと思いますが、家庭の事情などでやむを得ず手放さないといけない場合は、新型が発表される8月より前に、1日でも早く手放すことで高価買取に繋がります。
まとめ
ハーレーダビッドソンの新車相場は最安値と最高級モデルを比べると約420万円も価格差がありました。
納車前の諸経費には10万円以上、カスタム費やヘルメットなどの費用も考慮すると、車体価格よりも数十万円は上乗せした費用がかかることが伝わったかと思います。
本当にご自身の予算に合うのはどのモデルなのか、この記事を見直して判断して、無理のないハーレーライフを送ってください。
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