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走行距離が5万キロを越えたバイクの下取り金額とは? 買取と下取りどちらがおすすめ?
買取情報

走行距離が5万キロを越えたバイクの下取り金額とは? 買取と下取りどちらがおすすめ?

バイクにとって5万キロとは大きな決断の時です。まだ金額がつくうちに買取や下取りに出して乗り換えるのか、メンテナンス費用を覚悟して乗り続けるのか迷う方が多いと思います。
いずれにしても一度は売ることを考える方が大半だと思いますが、その時に買取と下取りのどちらが得なのでしょうか?

なぜ5万キロで下取り金額が大きく変わるの?

5万キロを超えると消耗品の交換だけでなくオーバーホールや重要部品の交換など、高額な費用がかかるメンテナンスが増えるため、車体価格境に以上に手間とお金がかかります。
そのため5万キロを境に需要が落ち込み、下取り金額が大きく下がってしまいます。

5万キロを境に発生する代表的な重メンテナンスと費用は?

・エンジンオーバーホール・交換 10万円~50万円
・トランスミッション 10万円以上
・サスペンション 高額なものは20万程かかる場合あり
・タイヤ 前後で2万円~
・ブレーキオーバーホール 5万円~

こういった重メンテナンスが同時多発すると、新しいバイクが買えてしまうのではと思うほどお金がかかってしまうので5万キロを越えたバイクを買おうとする方は少なくなる傾向にあります。
バイクの走行距離が買取価格にどのくらい影響を与えるかについてはこちら

年式と排気量で走行距離の評価基準が変わる

一般的には走行距離が少ないほどバイクの状態が良いと判断され、高く評価される傾向にありますが、「走行距離が多い」と思われる基準は年式と排気量によって大きく変わってきます。

50cc~大型バイクの走行距離の価値観の違い

バイクは排気量が大きくなるほどエンジンにかかる負荷が小さくて済むため、走行距離がバイクに与える影響は小さくなります。
つまり走行距離が同じ1万キロでも、50cc原付にとっては過走行ですが400ccバイクにとってはまだまだ大丈夫、という価値観の違いがでてきます。

<一般的に走行距離が多めだと判断される基準>
・50cc原付バイク 10,000km
・125cc原付2種 15,000km
・250ccビッグスクーター 15,000km
・250ccMTバイク 20,000km
・400cc全般 30,000km
・400cc以上のネイキッドバイク 40,000km
・400cc以上の大型クルーザー20,000km
・750ccまでのスポーツバイク 20,000km
・1000cc以上の大型バイク 30,000km

この基準を越えているからといってバイクの下取り金額が0になるわけではありませんが、高額なメンテナンスが発生するリスクがあるため価値の下落は始まってしまいます。
逆に中古バイクを探すときは、この走行距離の基準が判断材料になると思います。

走行距離が伸びていても年式が新しければ査定額は高い

上記のような走行距離であっても、バイクそのものの年式が新しい場合は査定額が高いままとなります。
例えば、同じ車種で平成25年式のバイク 50,000kmと令和元年のバイク50,000kmを比較した場合では、当然ですが令和元年のモデルのほうが下取りが高くなりやすいです。

低走行車に比べてプラス査定になるわけではありませんが、これは短期間で走行距離が伸びているということなので、「経年劣化はなくエンジンの調子は良好」という評価となり、バイクの価値はまだあると言っていいでしょう。

5万キロを超えたバイクは買取と下取りどっちがおすすめ?

バイクを売却する方法には、買取専門店で査定して買い取ってもらう「買取」と、新しいバイクを買う予定のお店で買い取ってもらう「下取り」の2つの方法があります。

・バイクの買取とは?

バイクを売っても生活に支障がなく、次のバイクを後でじっくり考えたい方、もしくはバイクを手放してバイクに乗るのをやめようと思っている方は買取一択となります。

特徴としては、次のバイク代に補填される下取りとは違い、バイクを現金化できるという点です。
買取をしてもらう場合は、一般的なバイクショップだけでなく買取専門店に相談するという選択肢があり、値段の付け方も業者オークションの全国相場をもとに算出するため査定額が高くなりやすいというメリットがあります。

・バイクの下取りとは?

一方で、「下取り」とはバイクを乗り換える際に、その金額の一部に古いバイクの買取金額を充てることを指します。
例えば新しいバイクが100万円かかるとして、下取り価格が30万円なら、差額の70万円を支払えば良いということになります。
下取りをしてもらうメリットは、乗り換え手続きが非常にスムーズに済むという点です。
また、下取りに出すからという理由で新しいバイクの値引き交渉も行いやすくなるでしょう。

・買取と下取りどっちがおすすめ?

双方のメリットとデメリットを比較し、状況に応じてご自身にあった選択をすることをおすすめします。

<メリット>
買取:下取りよりも査定が高くなりやすい、バイクの状態が悪くても売れる、現金化
下取り:乗り換え手続きがスムーズ、足に困る事がない、新車の値引き交渉ができる

<デメリット>
買取:乗り換えの場合は手間がかかる
下取り:買取に比べて査定額が低い可能性がある

自動車と違ってバイクは「乗り換えまで代車を借りる」という方法が取れない場合が多いです。
買取店に売って、別のお店で新しいバイクを購入したい場合は入念なスケジュール管理と、多くの手間と手続きが必要となります。

バイクの買取と下取りの違いについてはこちら

5万キロを越えても高く売るにはどうしたらいい?

では、5万キロを越えてしまったバイクを売りたい場合はどうすれば良いのでしょうか。
結論からいうと、エンジンの寿命が短い50cc原付は5万キロ走行している場合だとほとんど値段がつきません。
しかしそれが仮に5,000円で引き取ってもらえるのか、処分費用を5,000円払って廃車にするのかでは10,000円も差がでてきます。
どんなバイクでも少しでも高く売却するために、以下の項目を意識してみましょう。

需要が高い時期に売る

1年間の中で、2月から3月上旬は引っ越しや入学、就職などでライフスタイルが変化する時期なので
、年間を通して一番バイクの需要が増えて相場が上がります。
また、5月のGW前や夏季休業前はバイクに乗りやすい時期で、賞与のタイミングも重なる為、この時期に合わせて売却することで、他の時期に売るよりも良い査定額を出してもらえる可能性があります。

逆に、時期を逃した3月下旬以降や、バイクに乗りにくくなる冬季になると、相場が落ち込むため査定額も低くなる可能性があります。

バイクを高く売る時期についてはこちら

バイクを綺麗に見せる

5万キロの走行距離があっても、外装のコンディションが良ければ余計な補修費用がかからないため、高価買取してもらえる可能性が高くなります。
査定前にはツーリング前同様に、しっかりと洗車してボディを磨き、タイヤワックスなどを使ってバイクを美しく見せましょう。

使用しなくても定期的にエンジンをかける

バイクはしばらく乗らないとバッテリーが上がってしまいエンジンがかからなくなったり、長期間放置すると燃料が固形化してエンジンやキャブレターなどの重要な場所が故障する可能性があります。

査定する際にいくら口頭で「バッテリーが上がっているだけだから」と説明しても、それを明確に証明するものがなければ買取する業者側にとっては「他に重大な原因があってエンジンがかかないのでは」と警戒されてしまい、査定額が大きくマイナスになってしまいます。

たとえ乗る機会が少なくても、いつか売却する日の為に定期的にエンジンをかけておきましょう。

まとめ

いかがでしたでしょうか?5万キロ走行しているからといって、絶対に査定額がつかないという事はありません。
少しでも高く買取・下取りをしてもらうために売り方・時期・管理方法に気を配って、お得なバイクライフを続けていきましょう。