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エンジンがかからないバイクを高価買取してもらう方法とは?
買取情報

エンジンがかからないバイクを高価買取してもらう方法とは?

長期間放置してしまい、動かなくなってしまったバイクは買取してもらえないのでは?と思う方が多いかもしれません。
しかし、動かない原因によっては高く買い取ってもらえる可能性は十分あります。

エンジンがかからないバイクでも買取してもらうことはできるの?

結論から言うと、買取してもらえる可能性は高いです。
コロナウイルスの影響で、2020年から急激な高騰を見せた中古バイク業界ですが、「相場の高騰が落ち着いた」と言われている2023年現在の相場も、2020年以前と比べると遥かに高い平均相場を維持しています。
(高騰前の2019年4月の中古バイクオークション全体の平均取引額が181,187円なのに対し、2023年4月では250,000円を越えています。)

つまり、バイクというレジャー・モータースポーツに注目が集まっている今、たとえエンジンがかからずとも高価買取してもらえる可能性は十分にあると言えるでしょう。

しかし、可能であればエンジンがかかる状態にしてから査定してもらった方が、当然高く買取してもらえることに繋がります。
では、バイクのエンジンがかからない時の症状とは一体どういうものがあるのでしょうか?

エンジンがかからない原因と対処法をよくある症状別に紹介

長期間の長期間の放置による症状

バッテリー上がり

一番よくあるのは、故障かな?と思ったらただのバッテリーあがりだったというパターンです。
ライトの付けっぱなしや、長期間エンジンをかけていない、バッテリーの消耗により発生します。
対処法としては、キックや押しがけでエンジン始動、それでも掛からない場合はジャンプスターターを使ってみて、それでもエンジンが始動しない場合はバッテリー以外の原因が考えられます。

バイクのバッテリー上がりについてはこちら

燃料の腐敗

燃料は1年で劣化して変色や刺激臭が発生し、2~3年も放置するとドロドロに固形化してしまいます。
この状態でエンジンを始動させようとすると燃料ポンプやキャブレターが詰まり大きなトラブルに直結してしまうため、長期間放置してしまった場合はエンジン始動前に燃料交換することをおすすめします。

キャブレターの劣化

キャブレターはとても繊細な部分であり、バイクを放置してしまうと内部に残った燃料が揮発して樹脂化したり、サビが出て詰まったりしてしまいます。
この俗に言う「腐ったキャブ」になってしまうと、全分解してオーバーホールするか交換するしかありません。
長期保管する前に、燃料を全て抜いてパーツクリーナーで洗浄しておくべきでしょう。

ガソリンに雨水が混入している

雨天や寒気に晒され続けると、タンクの鍵穴やパッキン・ゴムシールが劣化した隙間、結露などでタンク内部に水が混入する可能性があります。
燃料は腐ってないのになぜ?という時などは水抜き剤を使用してみてください。

セルは回るがエンジンはかからない

エンジンの焼き付き

エンジンオイルやクーラントの管理が不十分だった場合、エンジン内部が高温になりカンカン、ガタガタといった異音が発生するようになります。
軽度であればスーパーゾイルやオイル交換で治るかもしれませんが、完全に焼き付いてしまい始動できない場合はエンジンのオーバーホールや交換といった高額修理となり、最悪の場合廃車になってしまいます。
エンジン始動時に異音が発生した場合はすぐに点検に出しましょう。

燃料が入っていない

長期保管していると、保管前に燃料を抜いて管理していたことを忘れてしまうものです。
タンク内部を確認し、空の状態であれば燃料を補給しましょう。
重大なトラブルかな?と思ったら意外とこういった初歩的な問題だったというケースは多いです。

スパークプラグの異常(プラグ被り)

プラグに劣化や異常がある場合は火花が散らず、エンジンが始動しません。
この場合はプラグの交換で済みますが、空燃比率が濃すぎる可能性もあります。

その他よくある原因

吸気系の異常

エアクリーナーやマフラーなどの吸気系が土埃やカーボンで汚れていると、燃料が燃えにくくなるためエンジンがかからなくなることがあります。
長期保管した場合は汚れが堆積している場合が多いので、まずはバイクを綺麗にしてあげてみてはいかがでしょうか。

レギュレーターの故障

レギュレーターとは蓄電器のことで、バッテリーに問題がなくてもレギュレーターが故障しているためエンジンがかからないというケースがあります。
故障しているかどうかはテスターを使用するのが早いですが、バッテリーの液漏れからも判断できる場合があります。

点火装置の故障

2000年代に多かったCDI、近年主流になってきたフルトランジスタという点火装置が故障している場合もエンジンが始動しません。
スパークプラグにも問題がなく、バッテリーも正常な場合はこの点火装置の故障の可能性があります。
パーツによっては修理費が高額になってしまうトラブルのひとつです。

ヒューズ切れ

ショートや漏電によりヒューズが切れてしまった場合もエンジンがかかりません。
ヒューズ切れの場合、修理はとても安価に済みますのでぜひエンジンがかかる状態に戻してから買取してもらってください。

バイクのエンジンがかからない原因や対処方法についてはこちら

エンジンがかからないバイクは修理したほうが高く買取してもらえる?

エンジンがかからない理由が分からないまま手放してしまうと、本当は少し手を加えるだけで高く買取してもらえたのに、結果的に不動車として安く買い叩かれてしまい損をしてしまうことになります。
しかし、修理費が高額になる場合は直す費用が買取金額を上回ってしまうかもしれません。

それを適切に判断するために、安価で済む修理項目と、高額になる修理項目をご紹介します。
目安となる金額は工賃を含んだ一般的な価格です。

修理したほうが高く売れる故障項目

・キルスイッチの接触不良など 3,000円~
・キャブレター修理・調整 12,000円~
・バッテリー交換 3,000円~
・吸気系・エアクリーナー交換 3,000円~
・スパークプラグ交換 1本あたり1,000~2,000円

修理費が買取金額を上回る可能性がある故障項目

・エンジンオーバーホール・交換 10万円~50万円
・エンジンピストンリング交換 40,000円~
・キャブレター交換 車種・作業内容により数万円~
・ラジエター交換 25,000円~
・燃料ポンプ交換 30,000円~
・インジェクション修理 30,000円~
・点火装置の修理・交換 35,000円~
・ガスケット交換 20,000円~
・オイル上がり下がりによるバルブシール交換 25,000円~

エンジンがかからないバイクを少しでも高く売却する方法

無理な修理は行わない

エンジンをかかるようにすれば必ずしも高く買取してもらえるとは限りません。
無理な修理をしても買取金額が付かなければ損をしてしまうため、修理するかどうかの判断は慎重に行いましょう。

エンジンがかからないことを申告する

買取る側からすると、査定しただけではなぜエンジンがかからないのか原因を特定できません。
事前にエンジンがかからない事を申告し、その原因まで判別していれば買取価格をUPしてもらうことも可能です。

複数のバイク買取業者を比較する

自動車の買取でも同じことが言えますが、やはり複数の業者に見積もりをとって一番条件のよいところに売却するのが高価買取の近道です。

エンジンがかからなくても高価買取してもらえる車種は?

ここ2~3年でバイクの価格はコロナウイルスの影響から大きく高騰しました。
人気のある車種はエンジンがかからなくても、高額修理して乗りたい!という需要があります。
では、その中でも特に高額で取引されている車種を3車種ご紹介します。

ハーレーFX1200

2022年では220万円前後でしたが、2023年では370万円まで高騰しています。
特にスーパーグライドはたった1年しか販売されていない希少なモデルで、高価買取が期待できます。

ドゥカティ 900MHR

2022年では230万円前後でしたが、2023年では350万円以上まで高騰し、状態の良いものは500万円を超える金額で取引されています。

カワサキ Z2 750RS

誰もが憧れる伝説のカワサキZ2は2022年時点で550万円を越えていましたが、2023年はなんと800万円以上まで高騰しています。
どんなに状態が悪くても価値があるので、絶対に廃車にしてはいけない車種のひとつと言えるでしょう。

まとめ

いかがでしたでしょうか?エンジンがかからなくても買取してもらう方法は色々ありますので、すぐに廃車や安価な売却に踏み切らずにじっくり考えてみましょう。