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バイクのユーザー車検の費用と内訳を解説!車検切れから復活する方法も紹介
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バイクのユーザー車検の費用と内訳を解説!車検切れから復活する方法も紹介

バイク ユーザー車検 費用

バイクのユーザー車検の費用や車検切れの状態でも車検って受けられるのか疑問を持つ方もいるでしょう。

実はユーザー車検は、全車検方法のなかでも最も費用が抑えられます。
ただし、状態によっては業者に依頼したほうが良い場合もあります。
また、車検が切れても復活する方法はありますので安心してください。

本記事では、バイクのユーザー車検の費用や内訳、車検切れ方法から復活する方法を詳しく解説していますので、ぜひ参考にしてください。

バイクのユーザー車検の費用は?

バイクのユーザー車検の費用と内訳についてご紹介します。

ユーザー車検の相場費用

ユーザー車検は基本的に法定費用のみで良いため、14,000円台からが相場です。
法定費用は、重量税、自賠責保険、印紙代が含まれています。

ユーザー費用の内訳

ユーザー費用の内訳は以下のとおりです。

<重量税>
重量税とは、所有しているバイクの排気量により一定の税額が定められている税金です。

軽二輪車は125cc〜250cc以下に該当し、新規登録時に4,900円を納付しなければなりません。

小型二輪車は250cc超えに該当し、新規登録からどのくらい経過したかで税額が変化します。

新規登録からの経過年数 1年間の税額 2年分の税額
12年後まで 1,900円 3,800円
13〜17年後まで 2,300円 4,600円
18年後以降 2,500円 5,000円

<自賠責保険>
自賠責保険は、加入の義務がある保険です。
死亡交通事故や事故により相手をケガさせた場合などの、人身事故の損害賠償を対象とした保険になります。
自賠責保険は年数を細かく選択できますが、車検の年数に合わせて契約するのが一般的です。

2024年の保険料は以下の表をご覧ください。

・125cc以下の原付

12か月 24か月 36か月 48ヶ月 60か月
6,910円 8,560円 10,170円 11,760円 13,310円

・125cc超~250cc以下の軽二輪

12か月 24か月 36か月 48ヶ月 60か月
7,100円 8,920円 10,710円 12,470円 14,200円

・250cc超の小型二輪自動車

12か月 13か月 24カ月 25か月 36か月 37か月
7,010円 7,150円 8,760円 8,910円 10,490円 10,630円

<印紙代>
印紙代とは、検査や車検証の発行手数料を払うための印紙や証紙にかかる費用のことです。
印紙と証紙は、ユーザー車検の場合自分で用意する必要があります。
ちなみに、業者代行による車検では、印紙代を支払えば印紙と証紙は業者に用意してもらえます。

基準適合性審査の印紙代にかかる費用は1,300円、自動車検査手数料の印紙代にかかる費用は400円〜500円です。

ユーザー車検以外の方法で車検する場合の相場費用

ユーザー車検以外の方法で車検する場合の相場費用をご紹介します。

代理業者車検の費用

代理業者による車検にかかる費用は、法定費用と代行手数料です。
自分であらかじめ整備や部品交換を行うため、整備費用は発生しません。
代理業者に行ってもらえるのは、陸運局で行われる車両検査に限られます。

ディーラー車検の費用

ディーラーによる車検にかかる費用は以下のとおりです。

・法定費用
・代行手数料
・整備費用
・法定整備基本料金
・部品代

ディーラーに依頼すると、整備点検からすべて行ってもらえます。
ユーザー車検や代行業者による車検とは違い、車検が通らないことはありません。

バイクの車検費用を抑えるコツについてはこちら

バイクの車検の方法はどれがいい?

バイクの車検の方法は全部で3パターンあり、自由に選択できます。
しかし、それぞれにメリット・デメリットがあります。
以下の内容を参考に、方法を検討しましょう。

費用を抑えたいならユーザー車検

ユーザ車検は自分で車検を行うため、代行手数料などが不要です。
法定費用のみなので、代行業車やディーラーに任せるよりも費用を大きく抑えられます。

しかし、不適合箇所が見つかり、車検が通らないリスクや追加費用がかかるリスクも存在します。
また、整備士以外の職業で専用の工具を持っていない場合、24か月点検ができないため別途費用がかかることもデメリットです。
ちなみに、24か月点検にかかる費用は、およそ20,000円〜50,000円程度です。

手間と時間を省きたいなら代理業者またはディーラー車検

代理業者による車検は、ディーラー車検と比較すると費用が安価で受けられます。
陸運局で行う検査を実施する手間や時間が省けるため、ご自身で整備する自信がない方や費用を抑えたい方は代理業者がおすすめです。

ディーラー車検は、車検を通すための整備から車検まですべて実施してもらえます。
バイク全体のメンテナンスや整備も一緒に行ってもらえるため、愛車を長く大切に乗りたい方におすすめです。
ただし、費用はユーザーや代理業者と比べると最も高額です。

安心を求めるならディーラー車検

安心できるバイクの整備を受けたいならディーラーによる車検がおすすめです。
ユーザー車検は整備に慣れていない方は失敗する可能性が高いですが、ディーラーは整備のプロなので安心できるでしょう。
加えて、光軸などの不合格になりやすいところも、しっかりとチェックしてもらえます。

普段からメンテナンスをしっかりしている方は、代理業者やディーラーに依頼せずユーザー車検で十分の場合もあります。

バイクのユーザー車検の方法

バイクのユーザー車検の方法と流れをご説明します。

車検を受ける際に必要な書類

車検を受ける際に必要な書類は、事前に準備するものと車検場で用意するものがあります。

前もって準備する書類は以下のとおりです。

・車検証
・自賠責保険証明書
・納税証明書
・点検整備記録簿(整備手帳)

特に注意しなければならないのが「納税証明書」です。
持参を忘れたり、持参したものが昨年や一昨年のものだったりすると車検を受けられません。
所持忘れと日付の間違いに気をつけましょう。

車検場で用意する書類は以下があります。

・自動車検査票
・自動車重量税納付書
・継続OCRシート(専用3号様式)

これらの書類は事務所の窓口に用意されているため、取りに行って記入しましょう。
スムーズに車検を実施したい場合は、あらかじめ取りに行き、自宅で書いていくのがおすすめです。

車検の手順

車検は以下の手順で実施します。

1.受付をする
2.保安基準の適合を検査する
3.灯火類の検査をする
4.排ガス検査をする
5.スピードメーター・ブレーキ制動力を検査する
6.ヘッドライトの光軸を検査する
7.検査員の総合判定を受ける

具体的にどのようなことをするのか解説します。

検査の手順1:受付をする

車検証の内容と車両のチェックを受付で行います。
改造バイクが多いため、改造されていないかを確認するのが目的です。
改造が見受けられる場合は、改造申請を指導されるケースがあります。

検査の手順2:保安基準の適合を検査する

タイヤの摩擦具合や劣化具合、オイル漏れや反射板の装着など外観でわかる整備不備をチェックします。
オイル漏れは整備不良項目のなかでも重大であるため、修理を完了させてからでないと車検は不合格となります。

検査の手順3:灯火類の検査をする

ヘッドライト、ブレーキランプ、ウインカー、ホーンの動作確認をします。
ライトが切れて点灯しない、ホーンがならない場合は不適合となります。

検査の手順4:排ガス検査をする

検査機器を使用して排気ガスに含まれる一酸化炭素と炭化水素が基準値内であるか、音の大きさは基準値内であるかをチェックします。
結果は、電光掲示板に表示されます。

検査の手順5:スピードメーター・ブレーキ制動力を検査する

スピードメーターの制度が基準値内であるか、ブレーキはしっかり効くかをチェックします。
ブレーキの検査は、スピードメーターの検査と同じ場所で実施されます。
電光掲示板の指示にしたがってブレーキをかけたり離したりしてください。

検査の手順6:ヘッドライトの光軸を検査する

ヘッドライトの光軸かあっているかチェックします。
バイクのヘッドライトは、走行中の振動や転倒がきっかけで光軸がズレやすい部分です。
光軸の項目は不合格になりやすいため、整備をしっかりと受けてから車検を受けましょう。
不安な方は、ディーラーに車検を任せることをおすすめします。

検査の手順7:検査員の総合判定を受ける

これまで受けてきた検査項目の結果により、検査員が総合判定を行います。
合格すると「最終合格印」のハンコを自動車検査票に押してもらえます。
そのまま窓口に向かい、準備した書類と自動車検査票を提出すると車検証と検査標章が発行されるため、間違いがないかチェックしてください。
問題がなければ、新しい検査標章をナンバープレートに貼り替えて帰宅します。

検査が不合格になった場合

検査が不合格となった場合、当日中に3回までであれば無料で受け直しが可能です。
排ガス検査・スピードメーター検査といった自分で整備できない項目で不合格となった場合は、近くの整備工場で直してもらって再検査します。
後日に受け直しも可能です。

バイクが車検切れの状態からのユーザー車検はどうする?

バイクが車検切れの状態からのユーザー車検の受け方をご説明します。

車検は車検切れのバイクも受けられるが運転すると罰則される

車検切れのバイクも車検を受けることは可能で、車検が切れても継続検査の扱いとなります。

ただし、車検切れの状態で公道を運転すると罰則されるため注意してください。
罰則内容は自賠責保険有効の有無に応じて異なります。
自賠責保険が有効である場合、6点減点されるうえに最低30日間の運転免許停止が言い渡されます。
自賠責保険が有効ではない場合は、12点減点されるうえに最低90日間の運転免許停止の罰則です。

罰則を受けないに越したことはないので、絶対に運転はしないでおきましょう。

車検切れの状態からユーザー車検を受ける方法

車検切れの状態からユーザー車検を受ける方法をご紹介します。

【方法1】仮ナンバーを手にいれる

仮ナンバープレートとは、市町村からレンタルできるナンバーです。
一時的に公道を走行できるようになるため、車検が切れていても罰則されることはありません。
費用は750円程度です。
必要書類は以下のとおりです。

・印鑑
・自賠責保険の原本
・車両確認ができる書類(自動車検査証または登録識別情報等通知書など)
・本人確認書類(運転免許証やパスポート、マイナンバーカードなど)

上記の書類を揃えたら、仮ナンバーを取得しにいく当日に窓口で支払います。
収入印紙で支払うのが基本ですが、市区町村によっては支払い方法が異なるため要確認です。

【方法2】バイクを押していく

車検場まで近い場合は、バイクを押していく方法もあります。
エンジンをかけず押していく場合は歩道を利用できるため、車道に出る必要はありません。

まとめ

バイクのユーザー車検にかかる費用は、14,000円台からと安価で行うことができます。
ただし、自身ではバイクに触らず、ショップやディーラーに改造や点検を依頼している方は、ユーザー車検で合格するのは難しいでしょう。
自身で車検を行うのが不安だという方は、代理業者、またはディーラーに依頼しましょう。