ハーレーダビッドソンの 洗車法と注意点

バイク記事

ハーレーダビッドソンの 洗車法と注意点

バイクファン憧れのハーレーダビッドソンは、洗車にも気を使っているのではないのでしょうか。
ハーレーには洗車方法にも特徴があるのか、そしてどんな点に注意すれば良いのでしょうか。

ハーレーを綺麗に保つための洗車

ハーレーはメッキ部分が多いなど、綺麗にしないと汚れが目立ち、スチール部分に錆びが出てきてしまいます。
洗車はメンテナンスの第一歩でもありますから、正しい洗車を知ることで愛車を少しでも長く乗ることに繋がります。

水洗いは汚れを浮かせるのでオススメ

電装部品に水がかかると良くないからと、水を使わずにバイクを綺麗にした方がいいのではないかという方もいます。
しかし、水洗いは汚れを浮かせて流せるのでオススメできます。
水をかけたら水分をふき取る事さえ守れば大丈夫です。
ただし、水滴が残ると錆の原因になるので時間をかけて綺麗に拭き取りましょう。

ハーレーが汚れる要因

ツーリングを終えたハーレーは、タイヤの回転が原因で道路から巻きチリやホコリを車体にあびています。
最近では加えて黄砂による車体の汚れなどもあります。

また、長く保管しておいていても汚れは付きます。
さらに、屋外で雨ざらしにしたり、ハーレーにとって優しくない環境におくだけで、サビがでたり腐食が進むと大変です。

このようにハーレーはバイク全般と同じように汚れるのが当たり前で、特にハーレーは目立つのです。

洗車のタイミング

ではいつが洗車のタイミングかというと、走りおえたらなるべく早く、特に雨に降られた後は早急に洗車すべきです。
また、降雪の多い地域では雪によって汚れたり、融雪剤によってハーレーが酷く汚れてしまうことがあるます。

融雪剤の中には塩化ナトリウムや塩化カルシウムなど酸とアルカリの化合物で水に融解して電解液になる成分、つまり塩が利用されているので大敵です。
さらに冬場は走る機会が少ないと思いますが海辺を走った後の海からの風でも同じような状態になることがあります。

ハーレーの正しい洗車の手順

洗車は準備が大切ですから必要な道具を揃えることと、正しい洗車の手順を覚えておきましょう。
また、洗車する場所にも留意する必要があります。
もちろんご自宅などでも大丈夫ですが充分なスペースがなければ洗車場もオススメです

ハーレーを傷つけないための準備

洗い残しや拭き残しがないように、時間には余裕を持って洗車を始めましょう。
準備するタオルやスポンジは、車体を傷つけることがないように必ず綺麗なものを使います。
また、キーシリンダーやマフラーから水が侵入しないようにマスキングテープで塞いでおきます。

洗車するときには、マフラーやエンジンが冷めていることを確認しないと、水をかけた時に蒸気で湿気が発生したり、火傷や変形の危険性もあります。

まずは水洗いが基本

ヘッドライトやフロントフェンダーは、走行中に虫がへばりついていることが多いので、全体的に水をかけて汚れを浮かせます。
虫がこびりついているところは水圧かけてを洗車するのがベストです。また、水をかける方向は上から下が基本です。

スクリーンやメーターなど透明樹脂パーツの部分は、傷つかないように力を入れずスポンジを使います。

洗剤を使ってシャンプー

洗剤はぬるめのお湯を使いますが、食器用洗剤は傷をつけやすい研磨剤が入っている可能性があるので、バイク用の洗剤がおススメです。

泡立てたスポンジを使って全体を洗い、流す際には上から下に向かって水を流します。

ふきあげとメッキの艶出し

泡を流し終わったら上から下に向かって拭いて行きます。
これを怠ると跡が残ってしまいます。バイクショップやカーショップで購入できるマイクロファイバークロスが優しくふきあげるのに最適です。
また、タイヤやチェーンやベルトを拭くときは別のタオルを使いましょう。

洗車の注意点

洗車の後はしっかりと拭きあげ、必要なグリスや潤滑剤などの塗布やワックスがけをするなどハーレーへの気遣いが必要です。

洗車に必要なのは愛車へのちょっとした気遣い

必要なのは愛車への気遣いです。いい加減に洗ったりふき取りをおろそかにすれば、せっかく洗車しても綺麗になりません。
自分の体を洗うように、日頃の感謝を込めて細かいとこもしっかりと洗ってあげましょう。

錆はハーレーの大敵

サビが出る要因は、塗装面の無数の穴からの酸素が錆を発生させ鉄やアルミと塗装の間で成長し錆が広がりますバイクの塗装面は見た目をよくする為だけでなく、酸化を遮断し錆びにくくするものでもあります。
したがって飛び石による傷などからサビが出てきます。雨季もある日本では特にさびの原因となる原因が雨なのです。

錆を落とすのに研磨剤などでこするとメッキに傷がついてしまうので、専用のクロームメッキ用のサビ取り剤がおススメです。

また、メッキのホイールをサビや汚れから守るために、メッキ専用のコーティング剤を使っておくことで心配を減らすことができます。

洗車のあとは水を拭き取る

水分をしっかり拭き取ることが重要です。
また、流されたグリスや潤滑剤などの塗布や仕上げのワックスがけも重要です。
ワックスはタンクなどを埃などや紫外線から塗装面を守り、酸化を防ぐ役割も持っています。

避けた方が良い洗車方法

洗車でハーレーを綺麗にするつもりであっても、間違った方法で洗車をするとハーレーにダメージを与えてしまうリスクがあります。
そのために、避けた方が良い洗車方法をご紹介します。

高圧洗浄機の使用

家の壁や玄関先のタイルなどの汚れを強力に洗える、高圧洗浄機をお持ちの方もいらっしゃるでしょう。

しかし、強力な洗浄力があるからとハーレーの洗車に使ってしまうと失敗をすることがあります。

ハーレーには、エンジンやサスペンションが剥き出しになっていたり、メーターやスイッチなどの電装部品などあまり水を当てたくない箇所があります。
いくらバイクが雨の中を走っても問題ない乗り物でも、後ろや真上からの水には強くありません。

特に水圧の強い高圧洗浄機だと思わぬトラブルが発生する可能性があります。
もし高圧洗浄機を使うなら、圧力を最小限にして下さい。

台所用中性洗剤

洗車用の洗剤と台所用洗剤は中性洗剤であることは同じです。
しかし、台所用洗剤は主に食べ物などの油汚れには向いていますが、オイル汚れや排気ガスなどの汚れといったバイクの汚れは得意ではないのです。

洗車用の中性洗剤は、屋外での汚れに対して効果がでるようになっており、台所用洗剤以上に汚れが落ちるようになっています。

また、台所用中性洗剤には「リモネン」という成分があり、パッキンやシール類などといったバイクのゴム系パーツを痛めてしまう可能性も高くなります。

原液を直接つけて洗う

シャンプーは濃い方が汚れが良く落ちるというのは間違いです。
希釈して使う洗剤は適正な割合で水と混ぜ合わせた時に最も洗浄効果を発揮するようになっており、濃い状態で使っても泡ぎれが悪くなって手間と時間がかかります。

汚れを擦り落とす

汚れを分解洗浄するのではなく、削り取るということは最悪な洗車方法です。
汚れは落ちますが、その代償としてボディやメッキ部分に擦り付けた細かな傷がついてしまいボディの光沢が失われてしまいます。

メラミンスポンジも非常に硬い素材なので、塗装面を傷つけてしまいます。

まとめ

バイクの洗車はどこまで細かく行うかでその後の保ち方が異なります。特にホイールやリアサスペンションなどの細い部分をどこまでキレイにするかが決め手といえます。洗車を極めて真のハーレー乗りを目指してはいかがでしょうか。