- バイクのボバーカスタムとは?歴史・カスタムのポイント・おすすめ車種を解説
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バイクのボバーカスタムとは?歴史・カスタムのポイント・おすすめ車種を解説

バイクのボバーとは、1930年代のアメリカで生まれた伝統的なカスタムスタイルです。
現代においてもライダーたちの注目を集めているため、気になっている方もいるのではないでしょうか。
本記事では、ボバーの基本知識から具体的なカスタムポイント、おすすめ車種まで分かりやすく解説していきます。
ボバーカスタムの実用的なメリットも含めて紹介しているので、ぜひ最後までご覧ください。
バイクのボバーカスタムとは?
まずは、近年カスタムの世界で注目を集めている「ボバー」が、どのようなスタイルを指すのか、その基本的な概念と歴史的背景について解説していきます。
バイクのボバーカスタムとは?
ボバーカスタムとは、走行性能を追求するために余分なパーツを徹底的に削ぎ落としたカスタムスタイルを指します。
具体的には、フェンダーを短くカットしたり、シートを小型化したりすることで、オートバイ本来の機能美を際立たせているのが特徴です。
無骨でシンプルな外観により、マシンが持つ力強さをダイレクトに表現できます。
ボバーの語源と歴史
ボバーの語源は、英語の「bob(短くする)」が由来です。
1930年代から40年代のアメリカで行われていたダートトラックレースで勝利するため、レーサーたちが自身のバイクを軽量化したのが始まりとされています。
装飾を取り払い、走りに特化させた機能的なスタイルが、ボバーカスタムの原点なのです。
チョッパーとの違い
ボバーと近い、無駄を削ぎ落としたスタイルに「チョッパー」があります。
チョッパーはフレーム自体を切断(chop)して加工し、長いフロントフォークを取り付けるといった、シルエットを大きく変える点が特徴です。
ボバーはレースでの機能性を追求して生まれたスタイルですが、チョッパーはストリートシーンを起点に人気を集めた点で異なります。
バイクのボバーカスタムに欠かせないポイント
次に、ボバースタイルを構築する上で重要となる、具体的なカスタムポイントを詳しく見ていきましょう。
これらの要素を組み合わせることで、機能美と無骨さが両立した、ボバー特有の魅力的なシルエットが生まれます。
ショートリアフェンダー
リアフェンダーを大胆に短く切り詰める「フェンダーボブ」は、ボバースタイルを象徴するもっとも重要な要素のひとつです。
このカスタムは、軽量化というボバー本来の目的を色濃く反映しており、スタイルを決定づける上で欠かせません。
現代においても、フロントはフェンダーレス、リアはショートフェンダーといったカスタムが多く見られる傾向です。
シングルシート
ボバーカスタムの印象を強めるスタイルとして人気なのが、シングルシートのカスタムです。
特にスプリングが露出したサドルシートは、クラシカルな雰囲気を高める定番パーツと言えるでしょう。
スタイル重視でかっこよく見せたいなら、サドルシートも外せない選択肢です。
ボリューム感のあるタイヤ&ホイール
ハイトが高く太いタイヤを装着するのも、ボバーの特徴的なスタイルです。
フロントタイヤが16〜19インチ、リアタイヤは16〜18インチから装着すると、車体全体に重厚感と安定感のあるシルエットをもたらします。
ホイールにブラックアウトパーツを採用すれば、ボバースタイルの特徴であるシンプルさを強調しつつ、精悍でクールな印象を与えてくれるでしょう。
アップマフラー
マフラーの取り回しに決まった型はありませんが、軽量化や走行中の干渉を避ける観点から、短くシンプルな形状のものが好まれる傾向です。
マフラーを高い位置で取り回すアップマフラーは、当時を再現しつつ軽快さとレーシーな雰囲気を演出できます。
短めのショートショットマフラーや、ショットガンスタイルのマフラーも、ボバースタイルと相性のよい選択肢です。
コンパクト&ロースタイル
コンパクト&ロースタイルであることも、ボバースタイルの特徴です。
低めのハンドルバーや小ぶりなヘッドライト、小型のタンクなどを採用することで、低く構えた凝縮感のあるシルエットを構築します。
徹底的な軽量化を追求するボバーの原点に沿ったカスタム手法です。
ボバーカスタムにおすすめの車種
ここからは、ボバーカスタムのベース車両として人気があり、スタイルとの相性もよいおすすめの車種を紹介していきます。
【ホンダ】Rebel 250

引用:公式サイト
ホンダのRebel 250は、現代のボバーカスタムシーンで人気を誇るモデルです。
250ccクラスのため維持費も抑えやすく、中古車も流通しています。
ボバーカスタムの世界へ足を踏み入れる入門機としてもおすすめの1台です。
【TRIUMPH】BONNEVILLE BOBBER

引用:公式サイト
TRIUMPH(トライアンフ)のBONNEVILLE BOBBERも、明確なボバーの雰囲気をまとった1台です。
クラシカルなリジッド風フレームやサドルシート、特徴的な足回りなど、本格的なボバースタイルを楽しめます。
伝統と技術が融合した、究極のボバーと呼べるモデルです。
【HARLEY-DAVIDSON】SPORTSTER S

引用:公式サイト
HARLEY-DAVIDSON(ハーレーダビッドソン)のSPORTSTER Sは、ファットタイヤを組み合わせた迫力のあるスタイルが特徴です。
全体的に低く長い車体フォルムも相まって、現代的でありながらボバースタイルの雰囲気もあります。
エンジンには、水冷式の排気量1,252cc・Vツイン「Revolution Max1250T」を搭載し、最大121馬力というパワーを発揮します。
【HARLEY-DAVIDSON】Street Bob

引用:公式サイト
Street Bobは、現代的な解釈のボバースタイルを体現しています。
高くセットされたエイプハンガーハンドルや、フューエルタンクにあしらわれたグラフィックが特徴の1台です。
パワフルなミルウォーキーエイトエンジンと相まって、スタイリッシュかつ力強い走りを楽しめます。
現代におけるボバーカスタムの魅力
なぜ今、ボバーカスタムが多くのライダーから支持を集めているのか、その魅力と実用的なメリットを掘り下げていきます。
クラシカルなルーツを持ちながらも、現代のニーズに合致する点が、人気の理由となっているようです。
現代ボバーが人気を集める理由
現代においてボバーが人気なのは、そのクラシカルで無骨なルックスが、現代のバイクには珍しい個性と魅力を放っているためです。
カスタムの自由度が高く、「自分だけの1台」を求めるライダーに支持されています。
ボバーカスタムのメリット
ボバーカスタムは、単に見た目がスタイリッシュになるだけではありません。
そのスタイルを追求する過程で、走行性能や扱いやすさなど、以下のような実用的メリットも得られます。
シンプルな構造でメンテナンスが容易
余計なパーツが取り払われていることで日常的な点検やオイル交換、配線の確認といった基本的なメンテナンス作業を、比較的容易に行えるのが特徴です。
自分で整備やカスタムをしたい人にとっては、ボバーカスタムのシンプルな構造は大きな魅力となるでしょう。
軽量化による加速性能の向上
ボバーカスタムの原点である「軽量化」は、加速性能の向上に繋がります。
燃費の向上や制動時のエネルギー消費の軽減も、期待できます。
実際にレースで走ることがなければ恩恵として感じる機会は少ないものの、ライディングの楽しさを深めてくれる一因になるでしょう。
快適な乗り心地
ビンテージのボバーバイクに見られるサスペンションのない完全なリジッドフレームだと、独特な硬い乗り心地が気になる場合もあります。
現代のボバースタイルであれば、リアサスペンションを備えたリジッド風フレームのモデルが選択可能です。
シートサスペンションを備えているモデルであれば、長時間の走行にも対応できます。
足つき性がよく乗りやすい
ボバースタイルはコンパクト&ロースタイルが特徴のため、シート高が低く抑えられるため、足つき性が向上します。
小柄なライダーや運転に不慣れな初心者でも、停車時や取り回しの際に不安を感じにくくなる点は見逃せないメリットです。
乗りやすさとかっこいいカスタムを実現できるのが、現代におけるボバーカスタムの重要な要素と言えるでしょう。
まとめ
バイクのボバーカスタムとは、走行性能を高めるために不要なパーツを削ぎ落とし、機能美を追求したスタイルです。
そのルーツはダートトラックレースにあり、ショートフェンダーやシングルシートといった要素が、無骨で力強いシルエットを形成します。
近年注目されているボバーカスタムは、クラシカルで個性的な外観だけでなく、加速性能の向上や足つき性のよさといった実用的なメリットも兼ね備えています。
人とは違う1台を求める方にとって、ボバーは走りもスタイルも楽しめる、魅力的な選択肢となるでしょう。
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