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オフロードバイクのタイヤ交換マニュアル!自分でやる?外注?判断基準も解説

オフロードバイクのタイヤを自分で交換できないかと考えていませんか?
オフロードバイクのタイヤは、走行状況によって消耗度合が変わるため、セルフ交換による工賃節約は大きなメリットと言えるでしょう。
そこで本記事では、オフロードバイクのタイヤ交換に必要な工具や、自分で行う際の具体的な手順について解説します。
自分でやるべきか外注すべきかの判断基準も解説していますので、ぜひ最後までご覧ください。
オフロードバイクのタイヤ交換に必要な工具
オフロードバイクのタイヤ交換を自分で行うには、作業に対応できる工具を事前に揃えておく必要があります。
まずは、必須となる工具、あると便利な工具、作業台となる木枠について、それぞれ解説します。
必須工具
オフロードバイクのタイヤ交換を始めるにあたって、必ず用意しておきたい工具は以下のとおりです。
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タイヤレバー (2〜3本) |
ビードをめくる・押し込む作業のメイン工具 |
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メガネレンチ (22-24mm、10-12mm) |
アクスルシャフトのナットを緩めるために使用 |
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バルブコアドライバー (虫回し) |
チューブのエアバルブコア(虫)を取り外すための専用工具 |
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ビードクリーム (ビードワックス) |
タイヤのビード部(タイヤとリムの接合部)に塗る潤滑剤 |
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エアゲージ・エアポンプ (またはコンプレッサー) |
新しいタイヤのビードを上げ、規定空気圧に調整するために必要 |
記載しているメガネレンチのサイズは一般的なもので、実際は車種によって異なります。
加えて、ビードストッパー(リムロック)と呼ばれるパーツが装着されている場合は、必須サイズ以外のレンチも必要になることがあるため、事前に確認しておきましょう。
あると便利な工具
必須工具に加えて、以下の3つを揃えておくと作業の難易度が大きく下がります。
| ビードホルダー | タイヤをはめていく際、先にはめたビードが作業中に戻ってしまう(ずれ上がる)のを防ぐための工具 |
| ビードブレーカー | タイヤのビードを落とすための専用工具 |
| リムプロテクター | タイヤレバーとリムの間に挟み込み、レバー操作によるホイールへのガリ傷を防ぐシリコン製のカバー |
タイヤ交換の経験が少ない場合、ビードホルダーの有無で作業時間が変わってくるので、初心者の方は用意しておくのがおすすめです。
ビードブレーカーは「てこの原理」を利用した機器で、少ない力でビード落としの作業ができ、固着したタイヤにも有効ですが、購入価格は高い傾向にあります。
リムプロテクターを取り付けると、大切なホイールを傷から守れますが、リムが少し厚くなる分、作業難度が若干上がるので注意しておきましょう。
木枠を自作するときのポイント
作業の安定性や傷入りのリスクを軽減してくれるアイテムとして、タイヤ交換用の作業台があります。
作業台として木枠を自作する場合、素材はホームセンターで購入できる2×4材(ツーバイフォー)がおすすめです。
オフロードバイクのタイヤは18インチ以上が一般的なので、市販の作業台でも見られる「内寸360mm、外寸430mm、高さ90mm」を目安として設計しましょう。
オフロードバイクのタイヤ交換手順
ここからは、実際のタイヤ交換作業を6つのSTEPに分けて解説します。
それぞれの手順を正確に理解してから作業を始めましょう。
STEP1:ホイールをバイクから取り外す
ホイールをバイクから取り外す基本的な手順は、以下のとおりです。
アクスルシャフトのナットを少し緩める
バイクをスタンドアップする
ナットを外してアクスルシャフトを抜き取り、ホイールを外す
アクスルシャフトのナットを緩める際は、車体がまだ接地した状態で行うと工具をかけやすく安全です。
手順はフロントホイールの場合で、リアホイールの場合はスプロケットからチェーンを外す作業も必要になります。
カラーには取り付け時の向きがあるため、外したときにメモや写真を取っておくと安心です。
作業台を用意せずにホイールを地面に置く際は、ディスクローターやスプロケットが傷付かないよう注意しましょう。
STEP2:古いタイヤのビードを落とす
ビードを落とす基本的な手順は、以下のとおりです。
バルブコアドライバーでバルブコア(虫)を取り外し、空気を完全に抜く
ビードストッパー(リムロック)がある場合はナットを緩めておく
タイヤの側面に体重をかけ押し込むようにしてビードを落とす
空気が一気に抜けるとバルブが飛ぶことがあるので、ゆっくり操作してください。
体重をかけても落ちない場合は、タイヤレバーを差し込んでテコの原理でビードを落としましょう。
タイヤの表裏、全周にわたってビードを落としてから次の工程に進みます。
STEP3:古いタイヤとチューブを取り外す
ビードが全周落ちたら、タイヤとチューブを取り外す作業に入ります。
タイヤレバーをホイールとビードの間に差し込み、テコの原理でビードをリムの外側へめくっていく
片側のビードが全周めくれたら、バルブ部分をリムの穴から外してチューブを引き抜く
もう片側のビードも同様にめくってタイヤをホイールから完全に取り外す
エアバルブの逆側(対角側)から始め、めくった部分が元に戻らないよう足や膝で押さえながら、2〜3本のタイヤレバーを使い少しずつ進めていきます。
抵抗が強い場合は、ビードとリムの間にシリコンスプレーを吹き付けると、作業がスムーズに進むのでおすすめです。
タイヤを外したあとはリムバンド(スポークニップルからチューブを保護するテープ状のカバー)のコンディションを確認しておきましょう。
破れや浮きがある場合は交換しないと、ニップル部分でチューブが傷付いて、パンクの原因になってしまいます。
STEP4:新しいタイヤとチューブを装着する
新しいタイヤとチューブを装着する基本的な手順は、以下のとおりです。
ビードクリームを新しいタイヤのビード部(表裏両面)にたっぷりと塗る
タイヤサイドの矢印(回転方向マーク)を確認し、バイクが前進する方向にタイヤが回転するよう向きを合わせる
新品タイヤの場合は軽点(タイヤでもっとも軽い部分を示す黄色い丸印)をエアバルブの位置に合わせる
片側のビードをホイールにはめ込む
チューブに軽く空気を入れて形を整えて再度空気を抜き、タイヤの中にセットする
チューブのバルブをホイールのバルブ穴に通し、リムナットを仮止めする
逆側のビードを押し込む
残ったビードを押し込む際にビードホルダーがあると、少ない負担でビードの上りを防ぎながら作業できます。
ビードストッパーがある場合は、本体がビードの内側にしっかり入るよう注意してください。
ビードストッパーのボルトを押し込んだとき、チューブによって押し戻される感覚があれば正常です。
タイヤレバーは深く差し込みすぎるとチューブを噛んで穴を開ける原因になるため、できるかぎり手や足の力で押し込み、レバーの使用は最小限に留めましょう。
STEP5:エアを入れてビードを上げる
ビードを全周はめ終えたら、バルブコアを取り付けてエアを入れます。
「ビードを上げる」とは、ホイールのリムにビードをしっかり圧着させることです。
ビードが上がるとタイヤが正しい位置に収まり、タイヤのサイドウォールに刻まれたビードラインがホイールを挟んで左右均等に見えるようになります。
ビードが上がったことを確認したら、規定の空気圧まで調整して完了です。
ビードストッパーのナットはこの段階で締め付けます。
STEP6:ホイールをバイクに取り付ける
ホイールの取り付けは、取り外しと逆の手順で行います。
アクスルシャフトにグリスを薄く塗布し、カラーを左右正しい向きでセットしてからシャフトを通しましょう。
フロントの場合はシャフトを通したあとにフロントフォークを上下にストロークさせてホイールの位置を正しく定めてからナットを締め付けます。
締め付けはトルクレンチを使い、規定トルクで確実に行ってください。
アクスルナットに緩みチェック用のマーキングを入れておくと、次回の点検時に一目で確認できます。
オフロードバイクのタイヤ交換は自分でやったほうがよい?
オフロードバイクのタイヤ交換を自分で行うことには、コスト節約と技術習得という2つの魅力があります。
ただし、初期投資や作業リスクも考慮すると、誰にとっても「自分でやるべき」とはならないでしょう。
オフロードバイクのタイヤ交換を自分で行うかどうか悩んでいる方は、以下のポイントも参考にしてみてください。
交換頻度が高い場合はコスト面を抑えやすい
オフロードバイクのタイヤ交換をプロに依頼した場合、工賃の相場はタイヤ1本あたり3,000〜7,000円程度です。
仮に前後2本分の工賃が10,000円だとすると、工具の初期投資が5万円であれば、年5回の交換で回収できます。
走行状況や競技参加を理由に前後タイヤを頻繁に替える方であれば、自分でタイヤ交換を行うメリットはより大きくなるでしょう。
数回だけの節約目的なら要検討
タイヤ交換を自分で行うために必要最低限の工具(タイヤレバーやレンチなど)を最初から揃えると、安く見積もっても数万円の初期投資が必要になります。
また、作業に慣れないうちは、ホイールに傷を付けたり、チューブに穴を開けたりするリスクにも注意が必要です。
こうした点を踏まえると、交換頻度が多くない場合は、持ち込みを受け付けているバイク専門店に依頼するほうがトータルコストを抑えられる傾向があるでしょう。
まとめ
自分で行うオフロードバイクのタイヤ交換は、決してハードルの低い作業とは言えません。
ですが、必須工具を揃え、手順を正しく理解し、丁寧に実践することで、自宅での交換は十分に可能です。
作業に慣れてしまえばコスト面での恩恵は大きく、タイヤや足回り全体への理解も深まります。
自分でタイヤ交換をするメリットを感じられた方は、本記事の内容を参考に、まずは工具を揃えるところから始めてみてください。
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