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スクランブラーバイクとは?魅力やおすすめモデルも紹介!

スクランブラーバイクは、オンロードとオフロードの「いいとこ取り」をした万能バイクとして、注目を集めています。
クラシックな外観で、日常使いからちょっとした冒険まで対応できる機能性が魅力です。
本記事ではスクランブラーの基礎知識から魅力や、選び方や初心者におすすめの車種まで分かりやすく紹介します。
スクランブラーバイクとは?
スクランブラーバイクを一言で表現すると、オンロードもオフロードも走れるバイクのことです。
スクランブラーバイクには古い歴史があり、またオフロードバイクとも違いがあります。
まずは、スクランブラーバイクの基本や起源、オフロードバイクとの違いから紹介します。
スクランブラーの起源と特徴
スクランブラーバイクは、未舗装路でも走行可能な汎用性の高いバイクで、1960年代初頭のイギリスで誕生しました。
当時は舗装されていない道路が多く、オンロードバイクだけでは対応しきれない場面が多かったため、オフロード性能を備えた車両が求められていました。
スクランブラーの代表的な特徴には、サイドアップマフラー、ブロックタイヤ、高めの最低地上高などがあります。
現代では、ネオレトロなデザインを取り入れたスクランブラーモデルも人気を集めています。
オフロードバイクとの違い
オフロードバイクとスクランブラーバイクは、どちらも未舗装路の走行に対応していますが、設計思想と用途に違いがあります。
オフロードバイクは山道や林道、岩場といった本格的な悪路を走行するために作られており、障害物の乗り越えにも強い構造です。
その一方で、デザインは実用性重視で無骨な車種が多く、外観のスタイリッシュさではスクランブラーに劣る傾向があります。
スクランブラーバイクは、主に舗装路と軽いダート(砂利道程度)の走行を想定しており、クラシカルな見た目やデザイン性の高さが魅力です。
悪路に対する性能はオフロードバイクほど高くなく、あくまで気軽にダートを楽しむ用途に向いています。
このように、走行性能を優先するならオフロードバイク、デザイン性や日常での扱いやすさを重視するならスクランブラーという選び方が基本です。
アドベンチャーバイクとの違い
アドベンチャーバイクとは、長距離ツーリングに適したバイクです。
重厚な車体と快適な乗り心地が魅力で2人乗りや荷物の積載にも優れており、キャンプや遠方へのツーリングに適しています。
スクランブラーバイクとの違いは設計思想にあり、スクランブラーはオンロードバイクをベースに軽いオフロードも走れる走破性とファッション性を重視したバイクです。
一方でアドベンチャーバイクは、オフロードバイクの特性を引き継ぎつつ、長距離運転や高い実用性を追求して設計されています。
街乗りや軽いダートを楽しみたいならスクランブラー、本格的なツーリングや長距離移動を視野に入れるならアドベンチャーバイクがおすすめです。
スクランブラーバイクの魅力
続いてはスクランブラーバイクの魅力を紹介するので、確認していきましょう。
街乗りからちょっとした悪路まで対応できる万能性
スクランブラーバイクの魅力は、街乗りの快適さと軽いオフロード性能を両立した万能性です。
オンロードバイクをベースに、未舗装路や荒れた路面にも対応できるようカスタムされており、普段使いからツーリング、さらには山道や砂利道などの軽度なオフロード走行まで、幅広いシーンで活躍します。
通常のツーリングであれば問題はなく、行先や道路選択の自由度を広げてくれるでしょう。
クラシックでスタイリッシュなデザイン
現代のスクランブラーバイクは、1960〜70年代のクラシックバイクを現代的に再解釈した「ネオクラシック」スタイルが特徴です。
レトロな雰囲気と現代的なスタイリッシュさを兼ね備えており、人気となっています。
クラシカルな外観を保ちながらも、最新の技術や素材を取り入れることで、快適性や走行性能が向上しており、ABSをはじめとする安全装備を備えた現代仕様のネオクラシックモデルも好評です。
クラシックな美しさと現代的な機能性が融合した「良いとこどり」が、魅力の一つと言えるでしょう。
カスタムベースとしての人気の高さ
スクランブラーバイクは、カスタムベースとしても魅力的です。
使用用途が広く、カスタムしても性能バランスを崩しにくいためです。
シンプルな構造・オープンなデザインのためカスタムの幅が広く「自分だけのスクランブラー」を作れます。
アップマフラーやブロックタイヤなど、カスタムの基本要素が初めから備わっていることも、カスタムベースとして人気の理由の一つです。
カスタムされたスクランブラーは「スクランブラーカスタム」とも呼ばれ、オンリーワンなバイクを持つことができます。
スクランブラーバイクがおすすめの人
スクランブラーバイクは実用性とデザイン性が高いバイクですが、どのような人に向いているのでしょうか。
ここでは、スクランブラーバイクがおすすめの人の特徴を2例紹介します。
オンロードとオフロードの両方を楽しみたい人
スクランブラーバイクは、オンロードとオフロードの両方を楽しみたい人にぴったりの1台です。
一般道や高速道路では安定した巡航性能を発揮しつつ、林道や未舗装のフラットダートでも走行可能な設計になっています。
車重は比較的軽く、軽快なハンドリングによって扱いやすさも魅力のひとつであり、通勤や通学といった日常使いから、週末のレジャーやアウトドアまで幅広い用途に対応できます。
普段は街中を快適に走り、休日には林道やキャンプ場へ足を運ぶなど、1台で多彩なシーンに活躍する汎用性の高さが特長です。
ツーリング中に未舗装路や砂利道に遭遇しても、不安なく走行できるのは大きな安心材料でしょう。
デザインと実用性の両立を重視する人
デザイン性と実用性を求める人に、スクランブラーバイクはおすすめです。
すでに述べた通り、1台で街乗りから軽いオフロードまでこなせる実用性を持っています。
クラシックな見た目の車種が多く、レトロでおしゃれな雰囲気もあり、カフェや街中で映えるスタイリッシュさが際立ちます。
近年、欧州メーカーが現代技術でスクランブラーを復刻しており、ブレーキ・足回りの性能も安心です。
実用性・デザイン・性能の3点を満たしたバイクです。
おすすめのスクランブラーバイク3選
スクランブラーバイクは、街乗りからアウトドアまで幅広く楽しめるおすすめのバイクです。
ここからはスクランブラーバイクの中でも、おすすめのモデルを3つご紹介します。
【TRIUMPH】SCRAMBLER 900
引用:公式サイト
TRIUMPHの「SCRAMBLER 900」は、都会にもオフロードにも映えるスクランブラーバイクです。
スクランブラーらしいアイコニックなシルエットに、プレミアムなディテールをまとい、スタイル性も抜群です。
900ccの水冷SOHC並列2気筒エンジンを搭載し、最高出力65PS・最大トルク80Nmを発揮します。
走りも見た目も妥協なしの、走る喜びを存分に味わえる1台です。
【Ducati】Scrambler ICON
引用:公式サイト
Ducatiの「Scrambler ICON」は、軽量化されたフレームとエンジンにより取り回しが良く、扱いやすいスクランブラーバイクです。
低速から高速までストレスなく走れる性能を持ち、オンロードから軽いオフロードまで快適な走行が可能です。
デザインは、クラシックなスクランブラースタイルを踏襲しつつも、モダンな要素を取り入れたスタイリッシュさがあります。
軽量で操作性が良く、オンロードや軽いオフロードを快適に走行できるバイクのため、初心者におすすめです。
【ヤマハ】 SCR950
引用:公式サイト
ヤマハ「SCR950」は、都市部での加速性とオフロード走行に対応したトルクと出力特性を持ち、舗装路からオフロードまで多目的に楽しめる性能をしているバイクです。
2017年に発売したモデルで、1960年代のスクランブラーを再現したデザインです。
自由度の高いライディングポジションがとれ、ブロックタイヤやスポークホイールにより、砂利道や林道も快適に走行できます。
街中からアウトドア走行まで広範囲に対応できる、スクランブラーバイクです。
まとめ
スクランブラーバイクは、オンロードと軽度なオフロードの両方を楽しめる万能バイクです。
その魅力は、クラシックでスタイリッシュなデザインや、街乗りからツーリングまで対応できる機能性です。
カスタムベースとしての人気も高く、自分だけの1台に仕上げられる自由度があります。
デザインと実用性を重視する人や、日常使いとアウトドアを1台で楽しみたい人におすすめのバイクです。
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