- 電動バイクFT-02 MINIを徹底解説!スペックや価格・電気代を実用目線でレビュー
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電動バイクFT-02 MINIを徹底解説!スペックや価格・電気代を実用目線でレビュー

都市部での移動に最適な電動バイク「FT-02 MINI」は、コンパクトなボディと環境性能の高さを持つ次世代モビリティとして注目を集めています。
原付からの乗り換えを検討するケースも見られますが、購入前には価格やスペック、実際の航続距離、そして維持費がどのくらいかかるのかをしっかり把握しておきたいところです。
そこで本記事では、FT-02 MINIの基本情報から法的区分、電気代まで、実用的な視点で徹底解説していきます。
後悔しない選択をするためにも、ぜひ最後までご覧ください。
目次
電動バイクFT-02 MINIとは?

電動バイクFT-02 MINIは、スタイリッシュなデザインと軽快な走行性能を両立させた、次世代の電動モビリティです。
家庭用コンセントから手軽に充電でき、ガソリンバイクと比較して維持費を抑えられる経済性も注目されています。
日々の通勤・通学や、ちょっとした買い物など、さまざまなシーンで活躍する新しい移動手段として注目されている1台です。
環境に配慮した最先端の電動モビリティ
FT-02 MINIの魅力は、環境性能の高さと洗練されたデザインの両立にあります。
100%電気で動くため、走行中に地球温暖化の原因となる二酸化炭素(CO2)や有害な排気ガスを一切排出しません。
クリーンなエネルギーで走ることは、環境負荷の低減に直接貢献します。
さらに、ガソリンエンジン特有の大きな作動音や不快な振動がない点も、電動ならではのメリットです。
極めて静かな走行が可能なため、早朝の出発や深夜の帰宅時でも、住宅街で周囲に気兼ねなく利用できます。
FT-02 MINIの基本スペック
FT-02 MINIの性能を理解するために、基本的なスペックを以下にまとめます。
FT-02 MINI
| モーター定格出力 | 580W | 充電時間 | 0%から充電は約6時間|60%から充電は約3時間 |
| モーター定格電圧 | 60V | 充電器 | 3A-5A |
| 最高速度 | 実測値で50km~55km(法定速度は30km) | 航続距離 | 約60km(満充電時) |
| バッテリー種類 | リチウム三元バッテリー | 車両重量 | 約38kg |
| バッテリー容量 | 20Ah | ホイールサイズ | 16インチ |
※航続距離は走行条件により変動
カラーバリエーション
FT-02 MINIは、個性を表現できる豊富なカラーバリエーションが用意されています。
自分のスタイルに合わせて、以下からお気に入りの一色を選ぶことが可能です。
・ブラック
・ホワイト
・ブルー
・グリーン
・ピンク
・レッド
・ゴールド
MANGOSTEEN(マンゴスティン)とは?
MANGOSTEEN(マンゴスティン)は、FT-02 MINIを開発・販売する電動モビリティブランドです。
2018年の創業以来、自由で楽しいライディング体験をもっと身近にすることを目指して、デザイン性と品質にこだわった製品を展開しています。
日本国内においても正規代理店を通じて販売やサポートを行っており、安心して購入できる体制が整っているメーカーです。
電動バイクFT-02 MINIの法的区分
ここからは、FT-02 MINIの法的な位置付けと、それに伴う義務について解説していきます。
FT-02 MINIは「一般原動機付自転車(50cc以下)」に区分
FT-02 MINIは、「一般原動機付自転車(50cc以下)」に区分されます。
FT-02 MINIを公道で運転する際には、原付バイクと同じ交通ルールが適用されるので注意しましょう。
具体的には、運転免許の携帯、ヘルメットの着用、車道走行が義務付けられます。
自賠責保険の加入は必須
すべての自動車やバイクと同様に、FT-02 MINIも公道を走行するためには自賠責保険への加入が法律で義務付けられています。
自賠責保険は、交通事故の被害者を救済するための基本的な対人賠償を確保する制度です。
未加入で走行した場合、1年以下の懲役または50万円以下の罰金が科され、さらに免許停止処分となる恐れがあります。
保険料は期間によって異なりますが、原付バイクの場合、12か月で6,910円、24か月で8,560円が目安です(2025年10月時点、沖縄県・離島を除く)。
特定小型原動機付自転車ではないので注意

2023年7月1日から、新しい車両区分として「特定小型原動機付自転車」(いわゆる電動キックボードなど)が新設されました。
FT-02 MINIは、この「特定小型原動機付自転車」には該当しないため注意が必要です。
特定小型原動機付自転車に該当する条件
特定小型原動機付自転車として認められるためには、以下のすべての条件を満たす必要があります。
・車体の大きさが長さ190cm以下、幅60cm以下であること
・定格出力が0.6kW以下であること
・最高速度が20km/h以下であること
・走行中に最高速度の変更ができないこと
・変速機構を有しないこと
・最高速度表示灯を備えていること
・必要な保安基準を満たしていること
これらの条件を満たす車両は、16歳以上であれば免許不要、ヘルメット着用は努力義務となります。
FT-02 MINIの運転には原付免許が必要
FT-02 MINIのスペックを見ると、最高速度は50km/hです。
この時点で「最高速度20km/h以下」という特定小型原動機付自転車の条件を満たしていません。
したがって、運転には「原動機付自転車免許」または「普通自動車免許」など、原付バイクを運転できる免許が必須です。
もちろん、走行時のヘルメット着用も法律上の義務となります。
FT-02とFT-02 MINIの違い
MANGOSTEENブランドには、FT-02 MINIとは別に「FT-02」というモデルも発表されています。
この2つのモデルの違いについて見ていきましょう。
FT-02は2025年東京オートサロンで展示
FT-02は、2025年1月に開催された「東京オートサロン2025」の会場で展示され、そのスタイリッシュなデザインと高い完成度で多くの注目を集めました。
FT-02を含めた全9種類のラインナップが公開されていましたが、日本国内での正式な販売時期や価格は未定となっています。
FT-02のスペック
参考として、展示されたFT-02のスペックを紹介します。
・最高速度:40km/h
・航続距離:45~70km(パワーセーブモード)
・充電時間:約4~6時間
FT-02 MINIの維持費

電動バイクはガソリン代がかからないため経済的ですが、実際に所有した場合、どのくらいの費用がかかるのでしょうか。
初期費用と年間の維持費について具体的にシミュレーションしてみましょう。
FT-02 MINIの初期費用
FT-02 MINIを購入して、乗り始めるまでにかかる主な初期費用は以下のとおりです。
・車両本体価格: 429,000円(税込)
・自賠責保険料(12か月):6,910円
・ナンバー登録費用:0円(自分で手続きする場合)
・軽自動車税:2,000円/年
新規ナンバー登録は、販売店に代行を依頼すると別途手数料がかかる場合がありますが、手続き自体は市町村の役所で簡単に行えます。
任意保険料
自賠責保険は対人賠償のみで、補償額にも上限があります。
自分自身のケガや、他人のモノ(車やガードレールなど)を壊してしまった場合の損害は補償されません。
万が一の事故に備えるためには、任意保険への加入が強く推奨されます。
任意保険の金額はそれぞれの状況で異なるので、チェックしておくと良いでしょう。
充電にかかる電気代の推定
FT-02 MINIの大きなメリットである電気代は、ガソリン代と比較して格段に安くなります。
ここでは、以下の条件で月間の電気代を計算してみましょう。
・月間走行距離:400km
・1回の充電での想定航続距離:50km
・バッテリー容量:60V/20Ah
・電力単価:30円/kWh
1回の満充電に必要な電力量は、1.2kWhです。
1回の満充電にかかる電気代は、1.2kWh×30円/kWhで36円となります。
最後に、月間400km走行するために必要な充電回数を計算し、月間の電気代を算出したものが以下の値です。
月間の電気代=36円/回×(400km/50km/回)=288円
このシミュレーションでは、月間400km走行しても電気代はわずか288円程度となります。
同じ距離をガソリンの原付バイクで走行した場合(燃費50km/L、ガソリン価格175円/Lと仮定)は1,400円かかる計算になり、FT-02 MINIの経済性の高さが際立ちます。
まとめ
電動バイクFT-02 MINIは、クラシックとモダンが融合したデザイン、環境に優しく経済的な走行性能など、魅力的なスペックを備えています。
初期費用は必要ですが、長期的に見ればガソリンバイクよりも維持費を抑えることが可能です。
運転免許とヘルメット着用は必須ですが、日々の移動をよりスマートで楽しいものにしてくれるでしょう。
本記事が、あなたの新しいモビリティ選びの参考になれば幸いです。
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