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バイクの高速料金が普通車の半額に!二輪車定率割引とツーリングプラン割引の違いを徹底解説
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バイクの高速料金が普通車の半額に!二輪車定率割引とツーリングプラン割引の違いを徹底解説

遠方にツーリングに出かける際は高速道路を利用する機会が多いと思いますが、その際に利用料金の割引があるのをご存じでしょうか?

本記事ではバイクで高速道路を走るための条件・マナー・注意事項などを解説し、利用する際のお得な割引の内容と、その種類の違いを紹介していきます。
ツーリングをより良いものにするため、ぜひ最後までご覧になってください。

バイクは高速道路に乗ることができるの?

まずはバイクで高速道路に乗る際に守らなければならない法律や、準備すべき装備について触れていきます。
この項目の条件や装備を満たしていなければ、高速道路の利用は難しいと判断すべきでしょう。

バイクで高速道路を走る時の法律は?

高速道路でのバイクの法定速度「最高速度100km/h、最低速度は50km/h」なので、最低速度をクリアできない125cc以下のバイクは高速道路に乗ることができません。

もし125cc以下のバイクで高速道路に進入してしまった場合は、通行禁止違反となり違反点数2点、罰金6,000円が科せられてしまいます。

ヘルメットと服装は?

高速道路をバイクで走行する場合は1つの運転ミスが死亡事故に直結します。
自身の安全を確保するため、ヘルメットは必ず目を守れるフルフェイスを選びましょう。

ヘルメットにはSG規格・JIS規格など、色々な種類の安全規格が定められています。
自身の命を守るため、品質が保証されているヘルメットを選んでおきましょう。

服装はバイク用のプロテクターが入ったジャケットを着用し、頭部同様に身体も保護する必要があります。
さらに夏は涼しく冬は暖かいものを確保していないと、熱中症や凍傷のリスクが高まり、それが原因で運転ミスが発生し、大事故に繋がってしまう可能性があります。

高速道路を安全に走行する為には?

以下のような運転方法を守ることでより安全にツーリングすることができます。

・左側車線を走行し、追い越し車線の走行は避ける
・視界確保のため、大型トラックには近づかない
・横風の影響を避けるためトンネル出口ではハンドルをしっかりと握って減速する
・路肩走行は通行区分違反となるため禁止
・渋滞時はすり抜け走行しない
・常に前車との車間距離を確保する

バイクにとって、高速道路は一般道よりも遥かに危険です。
100km以上の猛スピードで走行する普通車も多いため、必ず防衛運転を心がけてください。

それでは次項では高速道路をお得に利用するための割引制度の解説に入ります。

二輪車定率割引とは?

二輪車定率割引とは、休日にバイクでツーリングを楽しむ方を対象とした高速料金の割引制度です。
実際にこの割引を利用する際にはどのような条件と手続きが必要なのでしょうか。

二輪車定率割引の概要

二輪車定率割引は、2022年から始まった高速道路の利用を増やすために施行されている新しい割引制度となります。

この割引制度は、対象エリア内の「インターチェンジ間の1回の走行距離が100kmを超える走行」を対象としています。

割引額は大きく、通常料金の37.5%も割引されます。
もともとバイクの高速料金は普通車よりも20%ほど安い料金に設定されているので、この二輪車定率割引を適用することで高速料金を普通車の約半分まで減らすことができます。

割引される場合の条件とは?

大前提として、ETC車載器が搭載されているバイクのみの適用となります。

対象となる期間は、2023年4月1日から11月26日までの土日・祝日です。
(北海道は2023年4月1日から10月29日までの期間で実施)

利用開始日の0時から24時まで利用が可能ですが、当日に利用する場合は申込み完了からその日の24時までの期間のみとなります。

また、2日間続けて利用したい場合は、合計2件の申込みが必要となります。

申し込み方法は?

二輪車定率割引を利用するためには、事前に申し込みが必要です。
具体的な申し込み方法は以下の手順となります。

1.NEXCO中日本の速旅(はやたび)会員への登録

無料登録はこちら
NEXCO中日本 【早旅】新規会員登録
登録時に必要な情報は、①メールアドレス ②パスワード ③氏名 ④性別 ⑤生年月日 ⑥電話番号 ⑦郵便番号 ⑧住所 となります。

2.速旅会員にログインして必要事項を入力する
二輪車定率割引のページを開き、①割引内容②利用日③車種④ETCカード情報⑤車載器管理番号を入力します。
受付番号が記載されたメールが届くと申し込み完了となります。

二輪車定率割引は、ツーリング直前まで申し込みができるため、天候が不安定な場合や急にツーリングに行きたい気分になった時にも気軽に利用することが可能です。
ちなみに、東日本・西日本エリアを走行する場合でも、NEXCO中日本の速旅から申し込みをする必要があるのでご注意ください。

条件にあるETC車載器の取り付け費用は?

バイクにETC車載器が搭載されていない場合は二輪車定率割引を受けることができません。
では、ETCを後付けしたい場合はどれぐらいの費用が必要なのでしょうか。

自動車用のETC車載器なら本体代は10,000円程度で済みますが、バイクの場合はETC車載器が外部にむき出しになって取り付けられるため、防水性能などの耐久性を高める必要があります。
そのため本体金額は20,000円前後と、自動車に比べて高額です。

本体以外に必要となるのは、取り付け工賃とセットアップ料金です。
お店に取り付けを依頼する場合は、工賃が10,000円前後、セットアップ料金が3,000円前後が相場となります。

つまり、ETCを後から取り付けたい場合は本体代・取り付け工賃・セットアップ費用で総額30,000円程度の費用が発生します。

少し高額な出費となってしまいますが、後述する別の割引プランや料金所でのお手軽さを考えると付けていて損はない装備だと言えます。

ツーリングプラン割引とは?

ETC付きのバイクを対象としたお得な割引制度には、「二輪車定率割引」の他に「ツーリングプラン割引」があります。

ツーリングプラン割引とは?

各地域の活性化と高速道路の利用促進を目的とした、ETC搭載のバイクを対象とした期間限定の割引サービスで、最大3日間対象エリアの高速道路が「定額で乗り降り自由」となります。

乗り降りが自由なので、道中の観光名所やツーリングスポットを巡ることが可能です。

ツーリングプラン割引と二輪車定率割引きの違いは?

二輪車定率割引とツーリングプランはどちらもNEXCOが提供している割引サービスですが、大きく分けて①対象エリア、②対象期間、③割引内容の3つに違いがあります。
具体的な内容は以下の表にまとめましたのでご参考ください。

二輪車定率割引 ツーリングプラン
対象エリア NEXCO東日本・中日本・西日本、宮城県の道路公社が管理するエリア NEXCO東日本・中日本・西日本、兵庫県の道路公社が管理するエリア
対象期間 2023/4/1~11/26までの
土・日・祝 限定※北海道は10/29まで
2023/4/1~11/30
曜日問わず、平日も対象※北海道は10/31まで
割引内容 事前申し込みすることで
通常料金から37.5%の
定率割引が適用される対象エリアを降りずに1度の走行で100km以上走行が必要
最大3日間
定額で乗り降りが回数制限無しで自由にできる対象エリアが決められている

2つの割引は併用できるの?

二輪車定率割引とツーリングプランを併用して利用することは可能です。
ただし、「両方の割引条件が重複する区間についてはツーリングプランを優先して適用する」、「ツーリングプランが適用されないエリアの中で、二輪車定率割引の適用条件を満たす場合には、二輪車定率割引を適用する」とあります。

つまり、ツーリングプランの対象エリア内のみを100km走行した場合は、100km走行していても二輪車定率割引よりもツーリングプランが優先して適用されます。
ツーリングプランの対象エリアを80km走行して別のエリアを20km走行した場合は、80km分のツーリングプランの割引は適用されますが、20km走った部分については適用条件を満たしていないため、割引は行われません。
両方とも適用されるのは、ツーリングプランの対象エリアを走行し、かつ別の区間を高速道路から降りることなく100km以上利用した場合のみとなります。

ツーリングプランの申し込み条件とは?

ツーリングプランを利用するためには、以下の手順が必要となります。

1.NEXCO中日本の速旅(はやたび)会員への登録

無料登録はこちら
NEXCO中日本 【早旅】新規会員登録
登録にあたって、①メールアドレス ②パスワード ③氏名 ④性別 ⑤生年月日 ⑥電話番号 ⑦郵便番号 ⑧住所 が必要となります。

2.速旅会員にログインしツーリングプランを選択する
ツーリングプランはこちら

ツーリングプランの割引サービスもNEXCOの会員登録と、ETC車載器が必須となります。
これからバイクを購入する方は、ETCがついているかどうかをもう一度確認しておきましょう。

次項ではETC車載器がない場合のデメリットを紹介します。

バイクにETCをつけていないとどうなる?

ETC車載器がないと高速料金の割引が受けられないデメリットがありますが、具体的にはどのぐらいの価格差が出るのでしょうか?

定率割引が適用されず高速料金に大きな価格差が出る

では、3つの遠距離を走行した場合の高速料金の違いを見ていきます。
この金額は上記で紹介したバイクの割引制度は計算に入れていないため、実際にはさらに価格差が出ることになります。

東京⇔大阪 での価格差

ETC無し 8,920円
ETC有り 6,390円  価格差2,530円

福岡⇔大阪 での価格差

ETC無し 10,930円
ETC有り 8,570円 価格差2,360円

東京⇔青森 での価格差

ETC無し 10,640円
ETC有り 7,260円 価格差3,380円

料金所でモタつくデメリット

金銭面以外でも、ETCがないことでツーリングに支障がでるデメリットがありますので、いくつかその事例を紹介します。

エンジン停止

ETCカードがないと料金所ではエンジン音のせいでやりとりに支障が出てしまうため、一度エンジンを停止する必要があります。
そのせいで他のツーリング仲間に遅れを取ったり、待たせてしまうデメリットがあります。

グローブの脱着

ETCがないと、高速券を取る際や現金の支払いの際にグローブの脱着をしないと小銭などの管理がしづらく、これも他のツーリング仲間に遅れを取る要因になります。

財布を取り出す手間

ETC車載器があれば財布を取り出す必要はありませんが、現金で支払う場合は財布を取り出し、料金を確認して支払う手間が発生します。
バイク上でこの作業をするのは焦りが出たりと、大きなストレスがかかります。

まとめ

バイクで高速道路を走行する際は、安全第一でしっかりした準備・装備が必要です。
また、割引制度の恩恵は大きいため、ETCをお持ちの方はぜひ利用してみてください。