- バイクのバッテリー交換は難しい?充電不足の症状についても解説!
- バイク記事
バイクのバッテリー交換は難しい?充電不足の症状についても解説!
バイクのバッテリー交換は難しい?充電不足の症状についても解説!
「最近なんだかバイクが不調だな」と感じることはありませんか?
バイクを動かす際に必要なのはガソリンだけではなく、電気も必要になります。
今回はその電力を生み出すバッテリーの交換方法やお店で交換してもらう際の費用などについて解説します。
かなり簡単に行えるメンテナンスなので、ぜひ最後までご覧ください。
目次
バイクの調子が悪いならバッテリー交換時期かも?
バイクにとって、バッテリーはとても重要な役割を果たしています。
わかりやすいもので言えばウィンカーやヘッドライトがつかない・動きがおかしいなどは一般的な症状です。
他にもバイクのエンジンがうまくかからない、ふとした時に調子が悪くなるなど、知らなければエンジン側の問題と考えてしまうような症状が発生します。
バッテリーの種類
バッテリーにもいくつか種類があるということはご存知でしょうか?
大きく分けると鉛バッテリーとリチウムイオンバッテリーの2種類あり、鉛バッテリーの中でも開放型バッテリーとMF型バッテリーの2種類に分かれます。
開放型バッテリーは内部に希硫酸を含んでおり、中身が減ってくれば市販の補充液で補充できますが、何度も補充を繰り返すと薄くなってしまうのである程度使用して性能が悪いと感じてきたのであれば、新しいものに交換しましょう。
MF型バッテリーはメンテナンスフリーという頭文字を取ってMFとなっています。
開放型バッテリーのように補充などは必要ないのですが、しっかりとした充電器を使用しないとバッテリーの劣化が早まることがあるので注意しましょう。
その名の通り、基本的にはメンテナンスをしなくても問題ないのですが、定期的にバッテリの電圧チェックを忘れないようにしなくてはいけません。
リチウムイオンバッテリーは軽く、自然放電しにくいという性能の良さから、主に高価格帯のスポーツバイクなどによく使われています。
メンテナンスが高頻度で必要にならない反面、高価なものも多いのが特徴です。
バッテリーの寿命
使い方によってかなり寿命が変わるもので、ほとんど毎日使っているような場合、5年以上持つこともあります。
反対に良い使い方ができていない場合、1年ほどで限界が来てしまうこともあります。
一般的には5万Km走行したものは交換したほうが良いとされています。
バッテリー交換のサイン
定期的にバイクの電圧チェックができるのがベストではありますが、なかなかそこまで時間を取ることができない、という方も多いのではないでしょうか。
そんな時は、以下の項目に当てはまっていないか確認してみてください。
・エンジンがかかりにくい
・ヘッドライトやウィンカーの光が弱い
・ホーンの音がならない、小さい
・充電したのに今までの症状が治らない
上記の症状が出た場合、バッテリーの寿命が来たと判断してもよいでしょう。
もしフューエルインジェクション(FI)を搭載しているバイクに乗っているのであれば、電力はかなり重要なので特に注意しておくようにしましょう。
バッテリーの保管方法
もししばらくのらないことが確定しているのであれば、バイクからバッテリーを外すというのも選択肢の一つとなります。
その際は、しっかりと充電した状態にしたうえで室内など低温になりにくい場所で保管すると劣化速度を抑えることができます。
バッテリー交換ではなく、充電でもいい?
結論からお伝えすると、バッテリーの状態によっては充電のみで復活する場合もあります。
先ほどお伝えしたように、充電すればある程度復活することが多いのですが、完全にバッテリーの劣化が進んでしまった場合や寿命を迎えてしまっている場合は交換しなければいけません。
正常なバッテリーの場合、12.5V程あれば問題がなく、それ以下であればバッテリーが弱ってきている証拠です。
もし電圧が下がっているだけであれば、充電でも対応できるでしょう。
バイクのバッテリー交換は自分でもできる?
なんとなくバイクを触るのは難しいと感じてしまう方は多いと思いますが、バッテリー交換は非常に簡単に行えます。
とはいえ、注意点を押さえておかなければ、バッテリーの故障、最悪の場合バイクの他のパーツまで壊れてしまったり、自分が感電してしまったりする可能性があります。
下記で解説していきますので、バッテリーを交換する際は細心の注意を払って作業しましょう。
用意するもの
バッテリー交換の際に必要になるものは以下2点です。
・軍手
・プラスドライバーorマイナスドライバー
軍手とプラスドライバーもしくはマイナスドライバーを用意しましょう。
軍手をすることで手の汚れやケガだけでなく感電を防ぐことができるので、安全のためにもできるだけ着用するようにしましょう。
バッテリーの交換方法
まずはエンジンのキーを抜き、電気が流れない状態にしておきます。
その後、バッテリー交換に入るのですが、必ずマイナス端子から外し、その後プラス端子を外しましょう。
もしプラス端子から外してしまうとバッテリーがショートし、バッテリーだけでなく他の部品にまで影響を及ぼす可能性もあります。
古いバッテリーを外したら新品のバッテリーを入れますが、この際は先ほどと反対にプラス端子からつなぎ、マイナス端子は最後につなぎましょう。
バイクによってバッテリーの位置は変わるのですが、大抵の場合シート下に設置されています。
バッテリーを交換する際の注意点
繰り返しになりますが、外す際はマイナス端子→プラス端子の順番で、つける際はプラス端子→マイナス端子という順番を絶対に守るようにしましょう。
ショートやスパークの危険性が高く、感電してしまう可能性があり大きな事故につながりかねないので、忘れないようにしましょう。
お店でバッテリー交換をしてもらう場合
もしもバッテリー交換に不安がある場合や時間がない場合、他にもしっかりとした整備を受けたい場合はお店に交換を頼むのが良いでしょう。
費用こそ掛かるものの、確実に交換してもらえますし、他にも交換しなくてはいけないパーツがないかの確認などもしてもらえます。
バイクのバッテリー交換はどこでできる?
では、お店にバッテリー交換を頼む際はどこで受け付けているのでしょうか?
メインとなる4つのバッテリー交換先をご紹介します。
ディーラー
まずはディーラーです。
ディーラーに頼む場合純正品の使用になるため、少し高めの価格ではありますが、純正品のため安心できますし、メーカーの整備士の作業ですのでとても安心できる作業をしてくれます。
さらに店舗によっては簡単なチェックなども行ってもらえるので、しっかりとした整備・チェックを受けたい方にあればおすすめです。
バイク販売店
町にあるバイク販売店などでもバッテリー交換に対応してもらえます。
各地にあるため、出先などでも対応してもらえるのが大きなポイントです。
もしツーリング先で不調になったとしても、近くにバイク販売店があれば、簡単に交換してくれます。
バイク用品店
バイク用品店でも購入したバッテリーを、その場で交換してもらえます。
たくさんの種類のバッテリーを用意していることが多いので、自分のバイクにあったバッテリーも必ず見つかるはずです。
ガソリンスタンド
実はガソリンスタンドでもバッテリー交換に対応してくれるところもあります。
すべてのガソリンスタンドで対応してくれるわけではありませんが、給油ついでにできればかなり時間を節約できます。
ですが、ガソリンスタンドのスタッフはあくまで給油についてのプロであって、整備士ではない方のほうが多く、受け付けていないところも多いので、事前に交換してくれるか確認することが大事です。
注意点
多くの場合、どこでもバッテリー交換を受け付けてくれますが、どんなお店でも受け付けてくれるとは限りません。
交換対応してくれるかの確認以外にも、確認しておいたほうがいいポイントを2つご紹介します。
バッテリーの在庫があるか確認する
急にお店に行っても、適合するバッテリーがなかった場合、対応できず予約だけして帰ることになるでしょう。
そのような事態を避けるためにも、事前に自分のバイクに合うバッテリーが在庫としておいているかを確認しましょう。
バッテリー持ち込みで交換は可能?
お店によっては工賃を払えば持ち込みでも交換に対応してくれるところもあります。
どうしても使いたいバッテリーが手元にある場合は、持ち込み交換に対応してくれるか確認してから向かいましょう。
バッテリーを長持ちさせるポイント
バッテリーというのはバイクを使用していない状態でも自然放電で電力が少しずつ減少していきます。
少しでも長くいい状態で保つためのポイントをお伝えします。
長時間乗る予定がなければバッテリーを外しておく
先ほどお伝えしたようにバッテリーは自然放電でも減少していきますが、バイクにつながっている場合、微量ではありますが電力が使用されていきます。
バッテリーを外しておけば、バッテリー上がりを防ぐことができます。
バイクのバッテリー上がりについてはこちら
週に一度はバイクに乗る
バッテリーはバイクのタイヤが回ることでも少しずつ発電しています。
そのため、バイクを走らせることで自然放電している分の電力を発電し取り戻すことができるのです。
ですが、バイクを始動させるのにもバッテリーを消費してしまいます。
短距離・短時間の運転だとかえって逆効果になってしまうので、目安としては30分以上走るように心がけましょう。
定期的に電圧を計測して充電する
バッテリーの電圧を測ることで、バッテリーの寿命が大体把握することができます。
基本的には、電圧を測った際に12.5Vを下回っていれば弱っていると判断できます。
電圧を図るには専用のテスターが必要になるため、なかなか普段から図るというのは難しいかもしれませんが、最近のバッテリーチャージャーは規定値まで充電すれば自動で充電を止めてくれるものもあるので、バッテリーを長持ちさせるためにも購入しておきましょう。
電圧が下がっていると性能が落ちるだけでなく、他の部品の故障にもつながることがあるので、定期的に充電はできるようにしておくほうが良いです。
まとめ
たくさんの部品に電力を供給している重要なパーツであるバッテリーですが、意外とないがしろにされることも多いパーツの一つです。
あまり目にしないものではありますが、古いものから新しいものに変えればその差は歴然です。
比較的簡単に交換できるので、お店にもっていって交換してもらうだけでなく、自分でも充電・交換できるようになっておけば、バッテリー上がりでバイクが動かない、というような状況に陥らずに済みます。
しっかりとバッテリーを管理しておくことは、長持ちさせるために重要なことなので、ぜひ実践してみてください。
PREV | ARCHIVE | NEXT |