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アメリカンバイクのカスタムの種類は?方法や費用も解説

重厚で力強いデザインが特徴のアメリカンバイクですが、チョッパーやボバーなど、カスタムの自由度が高いことも大きな魅力です。
本記事では、アメリカンバイクのカスタムについて詳しく解説していきます。
カスタムの方法や費用についても紹介していくため、カスタムを考えている方はぜひ参考にしてください。
目次
アメリカンバイクのメリット・デメリット
まずはアメリカンバイクとはどのようなバイクか、メリット・デメリットについて解説していきます。
アメリカンバイクとは?
アメリカンバイクはその名のとおりアメリカ発祥のバイクのことで、代表的なモデルとしてはハーレーダビッドソンが挙げられます。
車体が低く全長の長いロー&ロングスタイルが特徴で、メーカーによっては「クルーザー」とも呼ばれます。
大型で重量のある車両が多く、300kgを超えるバイクも珍しくありません。
そのため、取り回しの難しさがある一方で、ゆったりとした走りを楽しめるのが魅力です。
速度よりも快適な走行を重視した設計のため、広大な景色を眺めながらのロングツーリングに適したバイクといえます。
アメリカンバイクのメリット
アメリカンバイクのメリットは、次のとおりです。
- モデルが豊富にある
- 迫力と存在感がある
アメリカンバイクはこれまでに多くのモデルが発売されているため、豊富なモデルの中から選べる楽しみがあります。
また、スポーツバイクのような扱われ方をしていないため、中古でも状態の良いバイクが多いでしょう。
アメリカンバイクのデメリット
アメリカンバイクのデメリットは、次のとおりです。
- 国産車が少ない
- 車体が重い
アメリカンバイクは主にアメリカのメーカーが生産しているため、新車の国産アメリカンバイクは少なく選択肢が限られています。
そのため、中古の場合でも状態が良いアメリカンバイクは割高な傾向にあります。
また、アメリカンバイクは車体が大きく重量があるモデルが多いため、取り回しが難しいと思う人もいるでしょう。
特にバイク初心者や体力に自信がない方は、扱いにくいかもしれません。
しかし、重さや取り回しの難しさに慣れると、走行感やデザインに魅力を感じられるでしょう。
アメリカンバイクのカスタムの種類
アメリカンバイクには、どのようなカスタムがあるのでしょうか。
ここでは、代表的なカスタムの種類や特徴を紹介していきます。
チョッパー
チョッパーカスタムは、無駄なパーツを削ぎ落として洗練させたスタイルが特徴です。
具体的にはロングフォークやリジットフレーム、ジョッキーシフトなどのカスタムが挙げられます。
チョッパーカスタムの多くは、ヴィンテージハーレーをベースにしていることが一般的です。
バガー
バガーとは、アメリカンバイクに大型のバッグを装着したカスタムのことです。
アメリカ大陸横断を目的としたツアラータイプのバイクが起源で、代表的なモデルはハーレーダビッドソンの「エレクトラグライド」が挙げられます。
バガースタイルはバッグだけでなく、流線型のデザインやゴージャスでユニークなカスタムが施される点も特徴です。
実用性とスタイリッシュな外観を兼ね備えた、長距離ツーリングに適したスタイルとして、現在も人気があります。
ボバー
ボバーカスタムは、1930年代のアメリカンバイクレースに起源を持つカスタムスタイルです。
レース車両の軽量化のために、フェンダーを外すなどのパフォーマンス重視のカスタムが行われ、ストリートライダーに広まりました。
チョッパーカスタムと同様に無駄なパーツを削ぎ落とすことが特徴ですが、性能面の向上に重きを置いている点が異なります。
現代のボバーカスタムでは、ローダウンやローハンドルなどで、さらに洗練されたデザインを追求しています。
フリスコ
フリスコはアメリカのサンフランシスコで生まれたスタイルで、チョッパースタイルから派生したと言われています。
混雑した道をすり抜けるためにハンドルを高めにしぼり、ステップやマフラーも高めにマウントされているのが特徴です。
正面から見ると細く見えるカスタムであり、渋滞の多い道でも走りやすいでしょう。
クラシック
アメリカンバイクの王道スタイルともいえるクラシックカスタムは、古典的なヴィンテージスタイルを再現するカスタムです。
このスタイルは、特に古い年代のデザインに近づけることを目指しており、タイヤを深く覆うフェンダーが特徴的です。
アメリカンバイクのカスタムの楽しみ方
続いては、アメリカンバイクのカスタムを楽しむ方法について2つ解説していきます。
カスタム済みのバイクを購入する
カスタムに自信がない場合は、カスタム済みのアメリカンバイクを購入するのがおすすめです。
自分で1からパーツを揃えてカスタムするよりも、費用を抑えられることも多いです。
ただし、使用されているパーツが高価だったり、手の込んだ加工が施されていたりする場合は、自分でカスタムするより高い可能性もあります。
また、ネットオークションでの購入は信頼性が低いこともあるため、実店舗で購入するほうが良いでしょう。
自分好みにカスタムする
予算に余裕がある場合はノーマルなアメリカンバイクを購入し、自分好みにカスタムするのもおすすめです。
もしも、カスタムするのが難しい場合は、ショップのスタッフと相談しながら進めると良いでしょう。
カスタムのプロであれば、全体のバランスを見ながらコーディネートを提案してくれます。
ただし、自分でカスタムする場合は、費用が割高になる点がデメリットです。
予算を抑えて楽しみたい場合は、中古パーツを使用することでカスタム費用を抑えることができます。
カスタムを依頼する際は、工賃なども事前に調べておくと安心です。
アメリカンバイクのカスタム費用
最後に、アメリカンバイクのカスタムにかかる費用の目安について解説していきます。
工賃の目安
アメリカンバイクのカスタムを業者に依頼した場合の工賃の目安は、次のとおりです。
内容 | 工賃の目安 |
タイヤ交換 | 5,000円〜 |
チェーン交換 | 4,000円~ |
マフラー交換 | 7,000円~ |
フェンダー交換 | フロント:3,000円~ リア:5,000円~ |
ハンドル交換 | 6,000円〜 |
なお、カスタムの工賃は依頼する業者によって異なるため、店舗に問い合わせてみましょう。
また、工賃にプラスしてパーツ代も必要なため、あわせて確認しておくと安心です。
パーツ代の目安
アメリカンバイクのカスタムに必要なパーツ代の目安は、次のとおりです。
パーツ | 費用の目安 |
タンク | 40,000円〜 |
フェンダー | 9,000円〜 |
シート | 20,000円~ |
アメリカンバイクを取り扱っているショップなら、カスタムパーツも見つけやすいでしょう。
専門店では豊富な種類のパーツやアクセサリーが揃っており、自分の好みに合わせたカスタムがしやすいです。
パーツ代を節約したい場合は、新品ではなく中古のパーツを選択するのも選択肢のひとつです。
中古パーツは新品よりも価格が安く、同じパーツをお得に手に入れることができるため、コストを抑えつつカスタムを楽しめます。
ただし、中古パーツを選ぶ際には、状態をしっかりチェックすることが大切です。
まとめ
本記事では、アメリカンバイクのカスタム方法について解説しました。
迫力と存在感のあるアメリカンバイクは、乗るだけでなくカスタムを楽しむことができます。
アメリカンバイクで楽しめるカスタムの種類は豊富なため、今回紹介したカスタムの中から自分が気に入ったスタイルを取り入れてみましょう。
カスタム済みのアメリカンバイクを購入することもできますが、ベース車を購入して自分好みにカスタムして個性をアピールすることもできます。
工賃やパーツ代にかけられる予算を確認して、理想のアメリカンバイクを手に入れましょう。
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