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ネイキッドバイクとは?人気の理由や選び方を徹底解説
ネイキッドバイクは、バイク本来の魅力を存分に味わえるモデルとして、長年根強い人気を誇っています。
しかし、いざ購入を検討しようとすると、種類が多くてどれを選べばいいのか迷ってしまう方も多いのではないでしょうか。
本記事では、ネイキッドバイクの魅力を徹底解説するとともに、自分に合った車種を選ぶためのポイントを詳しく紹介していきます。
初心者からベテランまで、ネイキッドバイクの魅力を再発見したい方、自分に合うバイクを見つけたい方はぜひ参考にしてください。
目次
ネイキッドバイクとは
ネイキッドバイクとは、カウルを持たないシンプルな造りのオートバイです。
このスタイルはエキゾーストパイプやフレームがむき出しになるため、メンテナンスのしやすさと直感的な操作が得られます。
ネイキッドバイクのバイクらしいデザインは多くのライダーに愛されており、初心者から経験者まで幅広く評価されています。
ネイキッドバイクは操作性の良さを活かして日常の移動手段としてはもちろん、週末のツーリングにも最適です。
本来のバイクらしい走りを求めるライダーにとって、ネイキッドバイクは魅力のある選択肢となっています。
以下で、ネイキッドバイクの特徴について詳しく解説していきます。
優れた操作性
ネイキッドバイクはその軽量でスリムな形状によって、優れた操作性を実現しています。アップハンドルの採用により、ライダーは自然な姿勢で操縦することができるだけでなく、長時間の運転でも疲れにくいといった特徴があります。
特にカーブや急な回避動作が求められる状況では、ライダーの意図した操縦が可能です。
また、カウルを持たないため、バイクの重量が軽く、横風の影響を受けにくいのも特徴です。
これらの点が相まって、ネイキッドバイクならではの操作性は、バイクを操る楽しさを重視するライダーにとって、魅力的な要素の一つだといえるでしょう。
シンプルなデザイン
ネイキッドバイクのシンプルなデザインは、無骨さの中にも本質的な魅力を際立たせます。
余分な装飾を削ぎ落とすことで「機能性」が生まれ、バイクの力強いデザインを強調しています。
また最近のネイキッドバイクは近未来的なデザインのものも多く、単純でかっこいいモデルが増えているのも人気の要因だといえます。
ネイキッドバイクの歴史
1980年代に入ると、バイク業界はレーサーレプリカという新たな波に包まれ、スーパースポーツはさらに高性能化し、カウルを装着するようになりました。
この動向に対し、カワサキは名車Z1/Z2を彷彿とさせるスタイリングのゼファーを発売したのです。
そのシンプルでバイクらしいデザインが多くのライダーに支持され、大ヒットを記録しました。
これがネイキッドジャンルの確立へと繋がり、バイク市場に新たな息吹をもたらしたのです。
ネイキッドバイクのメリット・デメリット
風を切って進む感覚をダイレクトに味わえるネイキッドバイクは、バイク本来の楽しさを存分に味わえる人気車種です。
しかし、フルカウル車とは異なり、むき出しのパーツやシンプルな構造ゆえに、長距離走行や悪天候時の快適性には課題もあります。
ここでは、ネイキッドバイクのメリットとデメリットをそれぞれ詳しく解説していきます。
ネイキッドバイクを購入を検討する際の参考にしてください。
ネイキッドバイクのメリット
まずはネイキッドバイクのメリットを5つご紹介します。
整備がしやすい
ネイキッドバイクの大きな魅力の一つに、「整備がしやすい」という点があります。
カウルがないため、エンジンやエキゾーストなどのメンテナンスがしやすく、トラブル時の対応も容易です。
このネイキッドバイクならではのメンテナンス性は、初心者のライダーから経験豊富なメカニックまで、幅広いユーザーにとって大きなメリットとなるでしょう。
特に自分でバイクの状態を把握し、手入れを行いたい人にとっては、ネイキッドバイクが理想的な選択だといえます。
初心者でも乗りやすい
ネイキッドバイクは初心者でも乗りやすく、その直感的な操作性と軽量で取り回しの良い構造が特徴です。
複雑な機能を省いたシンプルな設計により、運転技術に集中しやすくなっています。
さらに、ネイキッドバイクの多くは低いシート高や使いやすいハンドル配置を採用しており、自分の体格に合わせて選ぶことが可能です。
このため、乗り心地の良さが初心者の不安を軽減し、安心してバイクライフを楽しむことができます。
カスタマイズが容易
ネイキッドバイクのシンプルな構造は、カスタマイズを非常に容易にします。
基本的なフレームやエンジンが露出しているため、パーツの交換や追加が直接的かつ手軽に行えます。
また、ライダーは自分の好みに合わせてハンドルやシート、排気システムなどさまざまな部品のカスタマイズが可能です。
これにより、ライダーごとのスタイルや走行条件に合わせたバイクに仕上げることができます。
大型バイクと同様のパワーがある
ネイキッドバイクは見た目のシンプルさに反して、大型バイクと同様のパワーを持っています。
これは軽量なフレームとパワフルなエンジンの組み合わせによるもので、加速に優れています。
特に400ccクラスのモデルは、そのバランスの良さから非常に人気が高いです。
都市部での運転や悪路での操縦性の良さは、大型バイクと遜色なく、多くのライダーから高い評価を受けています。
価格が控えめで購入しやすい
ネイキッドバイクはそのシンプルな構造と経済的な価格設定で、購入しやすい選択肢となっています。
外装カウルや複雑な追加機能が省かれることから、製造コストが抑えられ、その分購入価格も控えめに設定されます。
特に価格を重視する場合、より経済的なキャブレター式エンジンを搭載したモデルがおすすめです。
これらのモデルは維持費も低く抑えることができます。
ネイキッドバイクのデメリット
次にネイキッドバイクのデメリットについて4つご紹介します。
種類が豊富で選びづらい
ネイキッドバイクはさまざまなエンジンサイズやデザイン、機能を持つ多種多様なモデルが存在しています。
この豊富な選択肢はライダーにとって理想的なバイクを見つける可能性を広げることができます。
しかし一方で、何を基準に選べばよいか迷ってしまう原因にもなりかねません。
特に初心者が適切な選択をするためには、バイクの性能や用途に関する知識が求められるでしょう。
高速走行はライターに負担がかかる
ネイキッドバイクはカウルがないため、高速走行時にはライダーに風の抵抗が直接的に感じられます。
これがライダーにとって負担となる可能性があります。
特に長距離の高速道路を走る際には、風圧による疲労が増すため、体力を消耗しやすくなります。
これは、速度が上がるにつれてより顕著になるため、長時間の運転には注意が必要です。
排気量によっては車種の選択できる幅が狭い
ネイキッドバイクの選択において、特定の排気量では選択肢が限られることがあります。
小排気量や非常に大排気量のクラスでは、市場に出ているモデルの数が少なくなる傾向があります。
これはメーカーが最も人気のある中間排気量クラスを多くラインナップしているためです。
維持費がかかる
400ccのネイキッドバイクを維持する際には、同じ中型クラスの250ccと比べて維持費が高くなる場合があります。
その理由は、250ccクラスでは不要な車検が必要になるためです。
車検は新車購入後3年、その後は2年ごとに受ける必要があります。
250ccクラスと比較すると、車検費用がかかることが維持費の増加に繋がるデメリットといえます。
おすすめのネイキッドバイク
以下ではおすすめのネイキッドバイクを排気量ごとにご紹介します。
200㏄~300㏄
200㏄~300㏄では豊富な車種が存在し、各メーカーからは個性的なデザインや高性能なモデルがラインナップされています。
この排気量でオススメの車種は以下の2車種です。
- ホンダ ホーネット250
- カワサキ バリオス2
また、このクラスのバイクは300cc以上の車種と比較すると燃費もよくランニングコストを抑えることができるため、経済的な選択肢としても魅力的です。
301㏄~400㏄
このクラスでは200cc〜300ccクラスよりもトルクと馬力があり、力強い走りを体感できます。
高速道路での追い越しや坂道での登坂などでも余裕のある走りが可能です。
301cc~400ccクラスでは以下の2車種がおすすめです。
ヤマハ SR400
ホンダ GB350
また、このクラスは車体設計やサスペンション性能が向上し、高速走行時の安定性と快適性が向上しています。
長距離ツーリングも快適に楽しむことができます。
401㏄~
401cc〜のネイキッドバイクは、さらなる排気量アップにより、よりパワフルな走りと快適性を備えたクラスです。
高速ツーリングやサーキット走行など、幅広い用途で活躍できます。
401cc以上のクラスでは以下の2車種がおすすめです。
カワサキ Z900RS
スズキ SV650
400cc以下のクラスと比べて価格が高くなりますが、その性能や質感に見合った価値が得られるでしょう。
まとめ
ネイキッドバイクは、シンプルな構造とバイクらしい走りが魅力の人気ジャンルです。
初心者でも乗りやすく、カスタマイズも容易で、大型バイクと同等のパワーを備えながら価格は控えめという特徴があります。
一方で、種類が豊富で選びづらく、高速走行時にはライダーへの負担が大きいといったデメリットもあります。
ネイキッドバイクは、ライダーとマシンが一体となって走る喜びを味わえる魅力的なジャンルです。
自分に合ったモデルを選び、バイクライフを存分に楽しんでください。
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