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バイクのマフラー交換で後悔するって本当?メリットや注意点を解説
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バイクのマフラー交換で後悔するって本当?メリットや注意点を解説

バイクマフラー交換

「バイクのマフラーを交換したい」「バイクのマフラーを交換するときの注意点を知りたい」そのようなお悩みを抱える方がいらっしゃるのではないでしょうか。

バイクのマフラー交換はドレスアップ効果をはじめとするさまざまなメリットがある一方で、法的な部分での注意点などもあります。
後悔なくマフラー交換をするには、注意点やマフラーの材質・種類の特徴を踏まえて行うことが大切です。

この記事では、バイクのマフラー交換のメリットと注意点を詳しく解説します。
マフラーの種類と材質についても詳しく解説しますので、バイクのマフラー交換に不安を感じている方はぜひ確認してみてください。

バイクをマフラー交換するメリット

バイクをマフラー交換するメリットは、以下の通りです。

・ドレスアップ
・排気音の変化
・走行性能の向上
・トルクアップ
・ストレス低減
・軽量化で燃費が向上する

次の項目からは、バイクのマフラー交換をするメリットについて解説します。

ドレスアップ

バイクのマフラー交換をするメリットに、ドレスアップ効果が挙げられます。
見た目の変化によって、愛車をより自分好みの状態に変化させることが可能です。

排気音の変化

マフラーを交換すると、排気音の音質を変化させられます。
近年では法規制などもあり、メーカー・ブランド特有の音を響かせるのは難しくなりました。

カスタムパーツに用いるマフラーは、純正マフラーと比べて排気音が大きくなる傾向にあります。
違法改造にあたらないように注意しましょう。

走行性能の向上

マフラー交換によって得られるのは、ビジュアルや排気音の変化だけではありません。
バイクとしての走行性能向上を図ることも可能です。

トルクアップ

車種やメーカーによっても異なりますが、平均5〜10馬力程度のトルクアップが期待できます。

ただしパワーとトルクアップを両立させるには、シビアなセッティングが必要になる可能性が高いです。
トルクアップと引き換えに、パワーが落ちる場合が多い傾向にあります。

ストレス低減

マフラー交換をすると、排気の抜けを効率化することで高回転域のストレスを感じにくくなる場合があります。

高速走行メインでバイクを利用する方であれば、高回転域が得意なマフラーがおすすめです。
高回転域が得意なマフラーを選ぶとより快適な走行を楽しめる可能性があります。

軽量化で燃費が向上する

軽量化が期待できるマフラーであれば、燃費向上が期待できる場合があります。

たとえば、ステンレス製の2本出しマフラーをカーボン製の1本出しマフラーに変更すると、10kg以上の軽量化ができるためです。

ただし、街中での走行で大幅に燃費が向上するわけではないため、期待しすぎないように注意しましょう。

バイクのマフラー交換するときの注意点

バイクのマフラー交換には主に法規制に関する注意点があるため、カスタム前に知っておくことが大切です。

ここからは、バイクのマフラー交換するときの注意点を解説します。

騒音規制値・排出ガス規制値を超えるマフラーの取り付けは禁止されている

マフラー交換に関わる騒音・排出ガスに関する規制は、バイクの年式によって内容が異なります。
たとえば、2000年式のバイクなら2000年当時の基準をクリアする必要があるといった具合です。

そのため、年式からみて規制値を超えるマフラーを取り付けてしまうと違反になるため、注意が必要です。
また、保安基準を満たしていないマフラーを装着してしまうと、運転者だけではなく不正改造の幇助をしたとして、バイクショップも処分を受ける可能性があります。

車検対応品以外は車検が通過できない

取り付けたマフラーが車検対応品以外の場合、車検が通過できません。

年式にあわないマフラーだけではなく、輸入マフラーや汎用マフラー、サーキット走行専用マフラーなどは車検に通らなくなる可能性があります。

カスタムで取り付けるマフラーは、JMCA政府認証マフラーが無難です。
ただし、バイクの年式によって規制値が変わるため、マフラーを取り付けるときにバイクショップのスタッフに確認しましょう。

空燃比を元に戻さないといけない場合がある

カスタムマフラーを取り付けた後に、空燃比を元に戻さないといけない場合があります。
空燃比が不適切だと、エンジンの故障につながる恐れがあるため注意しましょう。

空燃比を元に戻す作業はマフラーのカスタム以外にも、季節の変わり目や山などの気圧が変化する場所へのツーリングなど、環境が変化するときに行う必要があります。

変化を体感できない場合がある

トルクアップや燃費などを目的にマフラー交換をおこなっても、思ったほど体感できない場合があります。
マフラー交換だけでは、性能面に関する変化を実感し辛いためです。

性能の向上を目的にカスタムする場合には、マフラー以外の見直しも行うほうが変化を実感しやすくなります。

マフラーの種類と材質

ここからは、マフラーの種類と材質を紹介します。
マフラーの種類と材質を知って、目的にあったマフラーを選ぶ参考にしてください。

マフラーの種類

マフラーの種類は、大きく分けてフルエキゾーストマフラー(フルエキ)とスリップオンマフラーの2種類です。

フルエキゾーストマフラー(フルエキ)

フルエキゾーストマフラーとは、エンジンの付け根のパイプから取り付けるマフラーの総称です。
平均価格は200,000〜300,000ほどの高価な傾向にあるマフラーです。

スリップオンマフラー

スリップオンマフラーは、純正のマフラーパイプを使用してサイレンサー部分のみを社外品に交換するマフラーです。

フルエキゾーストマフラーと比較すると安価な傾向があり、150,000円程で購入できる場合があります。

サイレンサー

サイレンサーとは、バイクのマフラーを構成するパーツです。
排気音の低減や排気効率を高めるといった機能面の役割を果たします。

サイレンサーの種類は、隔壁タイプとストレートタイプの2種類です。

隔壁タイプ

隔壁タイプのサイレンサーは、性能よりも静粛性を重視しています。
ただし、構造上の事情から重量が重くなりやすいことがデメリットです。

ストレートタイプ

ストレートタイプのサイレンサーは、排気ガスの抜けを重視した構造になっています。
しかし、消音材でも吸収されないような音が発生しやすく、静粛性はあまり期待できません。

マフラーの材質

続いて、マフラーの材質をメリット・デメリットも踏まえて解説します。

スチール(鉄)

スチールは、デザイン性や低音サウンドに優れていながらもほかの素材よりも安価に購入できます。

しかしメッキ加工を施さないと錆びやすい傾向にあるため、注意しましょう。

ステンレス

ステンレスはスチールよりも錆びにくく、強度が高いことがメリットです。
また、安価なものが多く販売されており、リーズナブルに購入することができます。

デメリットは、チタンやカーボンと比較すると重くなりやすいことです。

チタン

チタンは、軽量で高強度を備える素材です。
錆に強く、熱処理できれいな焼き色をつけられます。

デメリットは扱いにくい素材であることと、ほかの素材と比較すると高価な傾向にあることです。

カーボン

カーボンは熱に強く、耐久性に優れています。

熱には強いものの、衝撃で割れが生じる場合があることがデメリットとして挙げられます。

アルミ

アルミは軽量で放熱性に優れることがメリットです。
素材が柔らかく加工しやすいため、デザイン性に優れる商品が多数販売されています。

デメリットとしては、素材の性質上マフラーにはあまり使用されないことです。

バイクのマフラー交換にかかる費用

バイクのマフラー交換にかかる費用を、自身で交換を行う場合とバイクショップに依頼する場合に分けて紹介します。

自身で交換を行う場合

自身でのマフラー交換は、マフラーの購入費用と工具代のみで行える場合があります。

また、スリップオンタイプならマフラーの先端部分を変えるだけであり、セルフでも難易度は低いです。

バイクショップへ依頼

バイクショップへ依頼する場合、マフラーの購入費用と工賃がかかります。

工賃は、スリップオンタイプなら2,700円〜6,300円程度で、フルエキゾーストタイプだと3,500円〜37,800円が相場です。

なお、工賃に関してはバイクショップごとに価格設定が異なるため、依頼前に料金を確認してから依頼すると費用に関する不安を低減できます。

まとめ

この記事では、バイクのマフラー交換のメリットと注意点を解説しました。

バイクは改造によって、愛車をさらに都合や好みに合わせられます。
目的にあったマフラー交換で、愛車の魅力をより高めてみましょう。