- バイクに乗るときの服装はどんなのがおすすめ?季節別や男女別に解説!
- バイク記事
バイクに乗るときの服装はどんなのがおすすめ?季節別や男女別に解説!
バイクに乗る際にどのような服装がいいのか知りたいライダー初心者さんに向けて、服装をテーマに解説していきます。
本記事では、基本、季節別と男女別のおすすめの服装をご紹介していきます。
バイクに乗る際の服選びの参考にしてください。
バイクの基本の服装
バイクに乗る際の基本の服装をご紹介していきます。
ヘルメット|形状によって安全性や特徴が異なる
公道を走行する際、ヘルメットの着用は法律で義務付けられていますが、その形状によって安全性や特徴が大きく異なります。
まず、形状による特徴をご紹介していきます。
フルフェイスタイプは頭部全体を保護し、スポーツ走行に適したヘルメットです。
ジェットタイプは視界が広く快適性が高いため、ツーリング用として人気があります。
半キャップタイプは、軽量で気軽に使えるため街乗りに使われる傾向です。
さらに、顎部を動かせるシステム型やオフロード向けのバイザー付きヘルメットなど、特殊なタイプも存在します。
しかし、海外からの安価な輸入品には保護性能が低いものがあるため、日本国内の安全基準を満たしたヘルメットを選ぶことが大切です。
具体的には「PSC」「JIS」「SG」マークがついた製品です。
加えて、信頼できる国内の大手メーカーのヘルメットを使用すれば安心でしょう。
なお、ヘルメットには3年の推奨交換時期が設定されています。
安全性を保つためにも、3年を目安に新しいヘルメットを購入しましょう。
グローブ|材質・デザインによって安全性が変わる
グローブは安全性と快適性を兼ね備えたアイテムであるため、バイク走行に欠かせません。
ただし、安全性は材質やデザインによって異なります。
例えば、安全性に優れている材質は本革であり、デザイン面でいえば手を全体的に覆う形状で、ナックル部や指の関節部にプロテクターが装備されたものがおすすめです。
季節に応じたグローブの選択も、快適な走行のためには必要でしょう。
しかし、真夏用としてメッシュグローブを選ぶと安全性は劣るため注意が必要です。
季節や気温・湿度によって使い分けることでより快適にライディングできるようになりますが、安全性のためにも材質やデザインの確認は怠らないようにしましょう。
また最近では、グローブを装着した状態でもスマホが操作できるタッチパネル対応機能のグローブも登場しています。
これまではナビ設定やルート確認をするたびにグローブを外さなければいけませんでしたが、その煩わしさを解消できるためおすすめです。
胸部プロテクター|形状のタイプがある
胸部のプロテクターの形状は、大きく分類すると以下の4つです。
1.ライディングジャケットに標準装備されているタイプ
2.ライディングジャケットの空いているスペースに後付けするタイプ
3.普段着やジャケットに装着できるベルト付きのタイプ
4.インナーシャツやインナーパンツに組み込まれているタイプ
デザインやスタイルにこだわりがある方は、インナープロテクターがおすすめです。
ライディングジャケット|材質・機能が異なる
ライディングジャケットは、一般的なウェアとは異なりバイク用に作られているため、材質・機能が異なります。
具体的には、運転姿勢に合わせて設計されていたり、転倒や事故時に備えたプロテクターが内臓されていたり、防風・防水機能、夜間の安全性を高めるリフレクターがあったりします。
また、春夏用と秋冬用、オールシーズンジャケットがあり、季節によって使い分けることも可能です。
使用されている材質は、引き裂きに強いナイロンやポリエステルが一般的です。
レザージャケット(革ジャン)も引き裂きや摩擦に強いためおすすめの材質となっています。
バイク用パンツ|材質や機能によって使用感や安全性が異なる
バイク用パンツは、安全性と機能性を重視して設計されています。
具体的には、ライディングパンツは丈が長く、膝部分にプロテクターが内蔵されているため、転倒による怪我を防ぎやすいです。
また生地には、摩擦や引き裂きに強いナイロンやポリエステルが使用されています。
近年ではストレッチ性のある素材も増え、ライディングしやすいパンツが続々と登場しています。
パンツはシーズンごとに異なるタイプがあり、以下の3つに分類可能です。
・夏用
・冬用
・オールシーズン用
夏用は、メッシュやベンチレーション機能を備えており通気性がいいのが特徴です。
冬用は、防風・防水性に優れており体を冷えから守ります。
オールシーズン用パンツは、強度や安全性にも優れており、通年使用できるため1着は持っておきたいところです。
ただし、ライディング環境が厳しくなる夏と冬に特化したパンツと比べると機能は劣るため、春・秋用に使用するのがいいでしょう。
ライディングシューズ|通常の靴にはない安全性と機能性がある
ライディングシューズは、バイク走行で転倒や事故などがあった場合のため、安全性と機能性が搭載されています。
具体的には、つま先・くるぶし・かかと部分のプロテクター内臓や、シフトペダルが当たる部分の高耐久性設計、靴底には耐油性ラバーソールによる滑りにくい設計となっています。
また、転倒時にくるぶしを保護するため、多くのモデルはハイカットデザインです。
さらに、靴紐がシフトやブレーキペダルに引っかかるリスクを減らすため、ダイヤル調整式ワイヤーを採用するタイプもあります。
バイク使用時の服装選びの注意点
バイク使用時の服装選びの注意点を解説していきます。
靴紐があるシューズ・サンダルは選ばない
バイクに乗る際、靴紐があるシューズやサンダルは選んではいけません。
靴紐がステップやチェンジペダルに引っかかると、靴紐が解けたり、車体に巻き込まれたりするリスクがあるためです。
また、サンダルや下駄での運転は、多くの自治体で交通違反とされており、反則金が科される場合があります。
サンダルをNGとする理由は、ギアチェンジなどの足の操作がしにくいこと、転倒した際に大怪我をするリスクが高いためです。
フードがある服は選ばない
フード付きの服は、できるかぎり選ばないことをおすすめします。
首を圧迫する危険があること、特に高速道路などの走行時にフードが膨らみ安全運転が難しくなる可能性があることが理由です。
とはいえ、基本的にライディングウェアに装着されているフードは風対策が施されており、一般的には問題ありません。
ただ、ナイロン素材は通気性が悪く風をため込むため、どうしてもフードつきの服を購入したい場合はナイロン素材を避けましょう。
露出度が高い衣服を選ばない
バイクに乗る服装に露出度が高い衣服を選ぶのは非常に危険です。
バイクは車とは異なって人の体が剥き出しのため、守ってくれるものがありません。
そのような状態であるにもかかわらず、半袖半ズボン、肩出しやへそ出しの服装をするのは非常に危険です。
夏でも長袖長ズボンを選択し、できる限り革素材のものを羽織ったりしましょう。
ヘルメットは基本的に半キャップを選ばない
ヘルメットは着用さえすれば交通違反になることはありません。
よって、形状は自由で構いません。
しかし、安全性を考えるのであれば半キャップは危険です。
走行中に虫や石が飛んで来ることがあったり、万一こけたり事故を起こしたりした際に半キャップだと頭を守れません。
よって、おすすめはフルフェイスやジェットタイプです。
できる限り顔や頭を露出させないタイプを選んでください。
季節別のおすすめの服装
季節別におすすめの服装をご紹介していきます。
バイクは車とは違ってエアコンのある空間ではないため、服装でコントロールすることが大切です。
快適なツーリングやライディングタイムにするためにもぜひ参考にしてください。
春〜夏のおすすめ
春から夏にかけてバイクに乗る際は、暑さ対策と寒さ対策を考えた服装がおすすめです。
この季節はまだ暑い時間帯と肌寒い時間帯があり、寒暖差が大きいためです。
ポイントをまとめると以下になります。
・通気性と汗の吸収に優れた素材を選ぶ
・明るい色合いを選ぶ
日中の暑い時間帯は、通気性が良く汗の吸収にも優れたメッシュ素材や綿のジャケットがおすすめです。
さらに、インナーに吸汗速乾素材を使用したものを着ると、汗をかいても快適に過ごせるでしょう。
陽が傾き肌寒くなった時間帯にライディングする場合は、薄手で風を通さないジャケットがおすすめです。
季節感に合わせておしゃれを楽しみたい場合には、明るい色のジャケットやズボンがおすすめです。
特に、白系などの鮮やかな色は日光を吸収しにくく、涼やかで爽やかな印象になります。
秋〜冬のおすすめ
秋から冬にかけては、おしゃれを考慮しつつ防寒機能に優れているアイテムを選びましょう。
この時期は全体的に気温が下がり、陽が落ちると特に寒くなるためです。
ポイントをまとめると以下になります。
・防寒性を重視する
・トレンドカラーを取り入れる
秋から冬の季節では、厚手で防風性のあるバイク用ジャケットを選びましょう。
手足も寒さの影響を受けやすいため、グローブやライディングブーツも厚手のものを着用するのがおすすめです。
秋冬のおしゃれコーデは、トレンドカラーを取り入れることがポイントです。
暗めの色が多い傾向ですが、アクセントにトレンドカラーを入れることでおしゃれ度合がアップするでしょう。
男女別のおすすめの服装
最後に、男女別におすすめの服装をご紹介していきます。
男性のおすすめのかっこいい服装
男性におすすめのかっこいいファッションスタイルは以下の2つです。
・アメカジファッション
・シャツジャケット
アメカジファッションとは、カジュアルなスタイルです。
具体的には、上はGジャンやチェックシャツ、パンツはデニムといったような服装です。
シャツジャケットは、プロテクターが内蔵されたシャツジャケットスタイルをいいます。
軽やかな感じでちょっとしたお出かけや通勤スタイルにもおすすめです。
女性におすすめのおしゃれな服装
女性におすすめのおしゃれな服装は、インナープロテクターを使ったスタイルです。
一見プロテクターがあるのかわからない自然な服装のため、ファッションやおしゃれの幅が広がります。
まとめ
バイクに乗る際の服装選びは、とにかく安全性で怪我の予防や命を守れるかどうかで決めます。
おしゃれももちろん大切ですが、機能や素材に着目してご自身を守るための服装を考えてください。
PREV | ARCHIVE | NEXT |