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ハーレーダビッドソンのオイル交換時期・交換方法を解説!
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ハーレーダビッドソンのオイル交換時期・交換方法を解説!

ハーレーダビッドソンオイル交換

ハーレーダビッドソンのオイルの交換時期や交換方法が分からない方も多いのではないでしょうか?

ハーレーダビッドソンには、交換が必要なオイルは3種類あり、それぞれ3,000kmごと、または6,000kmごとで交換する必要があります。
ほかにも、バイクが新車なのか中古なのかによっても交換時期が変動する場合があるでしょう。

本記事では、交換方法や必要なオイル量も併せて解説していきますので、ぜひ参考にしてください。

ハーレーダビッドソンのオイル交換時期は?

ハーレーダビッドソンのオイル交換の時期を、距離による設定と車両状態による設定に分けて解説していきます。

距離による交換時期の目安

ハーレーダビッドソンに使われるオイルには以下の種類があります。

・エンジンオイル
・プライマリーオイル
・ミッションオイル

ハーレーダビッドソンにはオイル交換のマニュアルがあり、8,000kmごとを目安としています。

しかし、アメリカの気候や環境に合わせて設けられた基準のため、日本では適切な基準ではない場合が多いです。
以下では、日本でのオイル交換の基準について解説していきます。

エンジンオイル|3,000kmごと

ハーレーダビッドソンのエンジンオイルは、日本では3,000kmごとを目安としています。
使用頻度が低い方は、半年に1回でも問題ないでしょう。

プライマリーオイル|6,000kmごとor2回のエンジンオイル交換ごと

プライマリーオイルは、6,000kmごともしくは2回のエンジンオイル交換ごとが目安です。

ミッションオイル|6,000kmごと

ミッションオイルは、6,000kmごとが目安です。
プライマリーオイルと同タイミングで交換すると効率良く交換できるでしょう。

早めにオイル交換した方が良い時期

寒暖差が激しいシーズンや梅雨のシーズンなどのオイルに水分が入りやすい時期は早めにオイル交換を行うようにしましょう。

湿気や結露の発生が多いタイミングは、オイルの効果を減少させたりエンジン内部を錆びついかせたりする可能性があります。

車両状態による交換時期

車両が新車か中古かによっても交換時期が異なります。
新車と中古の車両はオイルの劣化が激しいため、忘れないようにすることが重要です。

以下では、乗り初めに行うオイル交換のタイミングについて解説していきます。

新車|800kmで交換

新車は800km走行したらすべてのオイルを交換しなければなりません。
エンジン内部の部品が摩擦を起こす面積が大きく、鉄粉が大量に出てくるためです。

鉄粉が含まれたままのオイルを放置すると、エンジンやミッションが壊れる原因となります。
早めに交換しても良いため、必ず800kmを目安に交換しましょう。

中古|最初に交換

中古車両を購入した場合は、最初にすべてのオイルとオイルフィルターを交換しなければなりません。

いつオイル交換されたのかわからないうえに、オイル交換をしたことがない車両もあるためです。

大きな故障で高額な修理費用を発生させないためにも、乗り始めてすぐに交換しておきましょう。

オイル交換をせず放置するとどうなる?

古いオイルは交換せずに放置するとどうなるのでしょうか。

以下では、エンジン・プライマリー・ミッションに分けてオイルを交換しない危険性について解説していきます。

エンジンオイル|エンジンの寿命が短縮される

エンジンオイルには、エンジンパーツの動きで生じる摩擦を軽減したり、清潔な状態を保ったり、冷却したりなどの効果があります。

そのため、交換せずに放置するとエンジンの寿命が短縮されます。

エンジンの寿命が縮まると、廃車にするかエンジン載せ替えするかなどの大きな決断をしなければならない時期が早まるため、愛車に長く乗りたい方はなるべく放置しない方が良いでしょう。

プライマリーオイル|クラッチ滑りを起こしやすくなる

プライマリーオイルには、プライマリーチェーンの動きを滑らかにする効果と、クラッチ滑りを抑制する効果があります。
プライマリーチェーンとは、エンジンで発生したパワーをミッションに伝達する部品です。

古いまま放置したり汚れたまま放置したりすると、以下のような影響があります。

・回転数をあげても加速しない
・発進しない
・空ぶかし状態になる

上記のような症状が現れたらクラッチ滑りです。
すり減りゆがみ、焼き付きなどがクラッチのパーツに起きており、修理や交換が必要になるでしょう。

ミッションオイル|スムーズにギアが入らなくなる

ミッションオイルには、ミッションの動きをスムーズにする働きがあります。
そのため、オイルの劣化を放置するとギアが入りにくくなったり、ギアが焼きついたりする可能性が高いです。

ギアチェンジがスムーズにできない場合、速度調整が追いつかず事故に繋がる可能性が高いため、早めにオイルの交換を行いましょう。

自分でハーレーダビッドソンのオイル交換をする方法

ハーレーのエンジンオイル交換は自分ですることも可能です。
オイルの種類やいくつか注意点や決まりごとがあるため、よく確認してから実行しましょう。

なお、初回の新車オイル交換はバイクショップで行うことを推奨します。

暖気してからオイルを抜く

まず行うことは暖気です。
オイルが冷え固まると粘度が高くなり、交換しにくくなります。

温度が高くなるとサラサラになる性質をもつため、交換するのであれば走行後もしくは暖気後に行うのがおすすめです。

ドレンボルトを抜き新しいOリングとシーラントを装着する

ドレンボルトは車種によってないものもあり、ドレンボルトがない車種にはオイルタンクドレンホースがあります。

ドレンボルトがあるタイプのオイル交換方法を説明していきます。
まず、オイルが温まったらドレンボルトを抜き、古いオイルを破棄します。
抜き終わったら、新しいOリングとシーラントを装着して、ドレンボルトを締めましょう。

スポーツスターなどドレンボルトがないタイプでは、オイルタンクドレンホースがあります。
ホースバンドを緩めるとホースクランプを外すことができ、古いオイルの破棄が可能です。

破棄するオイルは、自治体によって処理方法が異なるため確認してください。
なお、廃棄する際は可燃ごみとして廃棄できる「廃油処理パック」がおすすめです。

ドレンボルトは規定のトルクを守って締める

ドレンボルトを締める際、しっかりと締めなければと思い強く締めすぎる方がいます。

しかし、強く締めすぎるとネジ穴が壊れる可能性があるため規定のトルクを守って適切な強さで締めましょう。

フィルター交換する(オイル交換2回に1回ごと)

オイル交換2回に1回ごとの頻度、もしくは中古バイクを購入した場合はオイルフィルターも交換してください。

取り外しはフィルターレンチで行います。
なお、緩めている最中にオイルが下に漏れ出るため、必ず新聞紙やキッチンペーパーを何十にも重ねて敷いておきましょう。

新しいフィルターを取り付ける際は、最初にフィルター内にエンジンオイルを入れ、周りのパッキンには指で軽く塗布しておきます。

締め付けは、手で限界のところまで締めてからフィルターレンチで締め付けます。
ドレンボルトと同様、締め付けすぎには注意してください。

新しいオイルを入れる

オイルを交換する際は、以下3つのいずれかを選択します。

・鉱物油
・化学合成油
・部分合成油

鉱物油は、不純物をできるかぎり排除させたもので、価格はリーズナブルですが、劣化しやすいのが特徴です。

化学合成油は、不純物を限りなく排除させたもので、価格は鉱物油よりも高くなります。

部分合成油は、鉱物油と化学合成油の混合オイルで、高性能でありながら価格もリーズナブルなので、コスパが良いでしょう。

エンジンオイルを入れる際は、必ず適正量を守ってください。
オイルを入れすぎると不具合が発生し故障する原因になりかねません。
オイルキャップのゲージに沿って入れると適正値に調整することが可能です。

エンジンをかけて循環させたらエンジンを切る

交換が終わったらエンジンをかけてオイルを循環させ、エンジンを切って終了です。

ハーレーダビッドソンに入れるオイルの量の目安

ハーレーの車種ごとに入れるオイル量の目安を解説していきます。

エンジンの種類 エンジン プライマリー ミッション
ビッグツイン・ツインカムエンジン 2.8L~3.3L 0.95L~1.1L 0.95L
ミルウォーキーエイト 2.8L~3.3L 0.95L~1.1L 0.95L
エボリューションエンジン 1.9L 0.95L 0.9L
V-ROD・水冷エンジン 4.L 0.9L 0.9L
レボリューションMAXエンジン 4.5L 0.9L 0.9L

まとめ

ハーレーダビッドソンのオイル交換は、マニュアルと日本での基準が異なります。

エンジンオイルは3,000kmごと、プライマリーオイルは6,000kmごとまたは2回のエンジンオイル交換ごと、ミッションオイルは6,000kmごとですので覚えておきましょう。