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ハーレーダビッドソンはうるさい?理由や原因、音を下げる方法を紹介
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ハーレーダビッドソンはうるさい?理由や原因、音を下げる方法を紹介

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ハーレーダビッドソンの重厚なデザインと迫力あるエンジン音は、多くのバイク愛好者を魅了します。
しかし、ハーレーダビッドソン特有のエンジン音の大きさに悩む方も多いでしょう。

本記事では、「ハーレーダビッドソンうるさい」という声に焦点を当て、音が大きくなる理由やその原因、さらにはエンジン音を下げる具体的な方法を詳しく紹介していきます。

ハーレーダビッドソンのエンジン音の特徴

ハーレーダビッドソンのエンジン音は、他社メーカーと比べて異なる特徴を持っています。

ハーレーダビッドソンのエンジン音の特徴は、「ドッドッドッ」というような低音で、一般的なバイクの「トトトト」のような小さいリズム音とは、大きく異なります。

ハーレーダビッドソンのエンジン音は、遠くまで響きやすいといわれており、バイク愛好家の中にはこのエンジン音に惹かれてハーレーダビッドソンを購入する方も多いです。

また、エンジン音はエンジンの種類や年式によっても異なります。
たとえば、年式の古いモデルであれば、比較的控えめながらも深みのある音が魅力です。
これに対して最新モデルは、大きな排気量と進化した燃焼技術を活かし、非常に力強いサウンドを響かせます。

ハーレーダビッドソンがうるさいといわれる理由と原因

低い重低音と力強いサウンドが魅力的なハーレーダビッドソンですが、一部の方に「うるさい」というイメージが付いてしまっています。

ここでは、ハーレーダビッドソンがうるさいといわれる理由と原因を解説していきます。

ハーレーダビッドソンにうるさいイメージがある理由

ハーレーダビッドソンにうるさい「うるさい」イメージがある理由は、次の3つが挙げられます。

時間帯を問わない騒音
大人数でのツーリングの影響
社会的なイメージ

以下で詳しく解説していきます。

時間帯を問わない騒音

早朝の時間帯もしくは深夜の時間帯にハーレーダビッドソンのエンジンをかけると、「ドッドッドッ」という特徴的な音が周囲に鳴り響きます。

いくらハーレーダビッドソンの音が魅力的だからといって、時間帯を問わずエンジンをかけると、周囲の方にとっては騒音となります。
中には、「ハーレーダビッドソンの音で睡眠が妨げられた」と不満をいう方もいるほどです。

大人数でのツーリングの影響

ハーレーダビッドソン愛好家の中には、休日に大人数でツーリングに出かける人も多くいます。

1台でも重低音を響かせるハーレーダビッドソンが複数台集まると、エンジン音のボリュームはさらに増すでしょう。

特に、多くのハーレーダビッドソンが一斉に通り過ぎると、その音が周囲に強く響くことがあります。
そのため、家で静かに過ごしたいと感じる方々には、ハーレーダビッドソンのエンジン音がうるさく感じられることがあるのです。

社会的なイメージ

ハーレーダビッドソンが「うるさい」と感じられる理由の一つには、バイク全般に対する社会的なイメージが影響しているケースもあります。

たとえば「バイク=うるさい」という固定観念を持っている方もおり、そのためハーレーダビッドソンのエンジン音も大きく感じられることがあります。

これは、バイクの歴史的背景から生まれたところもあるようで、特にハーレーダビッドソンのエンジン音は独特な重低音を発することから、うるさいと感じる人が多いのです。

しかし、この「うるさい」という印象はハーレーダビッドソンだけに限ったことではありません。

多くのバイクや車は、時間帯や場所に関係なくエンジン音が響くこともあり、これは全てに共通することです。

ハーレーダビッドソンはどれくらいうるさいのか?

一般的なバイクとは異なったエンジン音を出すハーレーダビッドソンですが、実際のエンジン音はどれくらいなのでしょうか。

ハーレーダビッドソンのエンジン音は、通常で90デシベル程度といわれています。

これは、60デシベルである車のアイドリングや、乗用車の車内よりも、はるかに大きい数値です。
また、ハーレーダビッドソンを所有している方の中には、社外マフラーを付けている方もいますが、その場合はさらに大きいエンジン音が出ると予想されます。

ただ、こちらはあくまで数値であって実際のエンジン音をどう感じるかは、人によって異なるでしょう。

ハーレーダビッドソンがうるさい原因

ハーレーダビッドソンの魅力の1つは、その特有の重低音ですが、このエンジン音はどこから来るのでしょうか。

その原因を探っていきましょう。

特徴的なエンジン音

先ほども紹介しましたが、ハーレーダビッドソンのエンジン音は、一般的なバイクと違って、「ドッドッドッ」という重低音が特徴です。

この重低音は、遠くにいても伝わりやすいので、「うるさい」と感じてしまいます。

大排気量エンジン

大排気量エンジンもうるさいと感じる原因の1つです。

ハーレーダビッドソンのエンジンは、1800cc以上の大排気量エンジンを採用しているモデルもあります。
1800cc以上のエンジンは燃焼効率が高い分、音も大きくなり、これが大きな音に関係しています。

Vツインエンジンの構造

ハーレーダビッドソンがうるさいといわれる大きな原因は、特徴的なエンジンの構造にもあります。

ハーレーで採用されているエンジンの1つに「Vツインエンジン」と呼ばれるタイプがあります。
このエンジンは、シリンダーがV字配置となっており、90度のクランク角で点火する仕組みとなっています。

このエンジン構造が独特の重低音を生み出しているのです。

社外マフラーの使用

ハーレーダビッドソンを所有する方の中には、社外マフラーを使用している人もたくさんいます。

社外マフラーは純正と違ってエンジン音が大きくなる特徴を持っており、バイク愛好家の中には好みの社外マフラーを付けて音を楽しむ方もいます。

マフラーの劣化

ここまで、ハーレーダビッドソン本体の音の原因を紹介してきましたが、マフラーの劣化により音が大きくなっている場合もあります。

具体的には、マフラーに亀裂や穴が空くことで、排気音がさらに大きくなります。
特に長年使用している旧車のハーレーなどは、純正のマフラーが劣化する可能性が高いので、排気音が漏れているかもしれません。

ハーレーダビッドソンのエンジン音を下げる方法と予防策

ここまで、ハーレーダビッドソンのエンジンの音の特徴や、うるさいと感じる理由などを紹介してきましたが、近隣住民の迷惑にならないように音を下げたいと思う方もいらっしゃるでしょう。

そこで、ここからはハーレーダビッドソンのエンジン音を下げる方法と予防策を紹介していきます。

バイク本体にできる対応策

さっそく、バイク本体にできる対応策を紹介していきます。

バイク本体にできる対応策は次の2つです。

マフラーを純正もしくは低騒音タイプに交換する

先ほど紹介したとおり、ハーレーダビッドソンの音がうるさくなる原因の1つが、マフラーです。

そのため、マフラーを低騒音タイプに交換するのがおすすめです。
また、音の大きい社外マフラーを付けている方は、純正に戻すだけでも音は低くなりますので、交換しましょう。

バッフルやサイレンサーを取り付ける

ハーレーダビッドソンの音は、カスタムパーツを使用することでも抑えられます。

おすすめは、バッフルやサイレンサーを使用することです。
バッフルやサイレンサーは、マフラーに取り付けることで、音量を簡単に変えられるパーツです。

注意点としては、取り付ける際に穴を開けなければならないパーツもあるため、必要に応じてバイクショップなどに依頼しましょう。

日常でできる予防策

ここからは、日常でできる予防策を紹介していきます。

暖気運転(アイドリング)を最小限に抑える

バイクのエンジンを暖めるために、しばらくアイドリングする方もいますが、暖気運転は走りながらでもできます。

具体的な暖気運転は、丁寧なシフトチェンジや急な加速をしないことで、簡単に完了します。
また、エンジンを付けたらすぐにバイクを走らせてしまいましょう。

騒音を出さない時間帯を選ぶ

エンジンを始動する際は、時間帯にも気を配りましょう。
特に早朝や深夜などは寝ている方も多いので、やめておくことをおすすめします。

また、どうしても時間帯を避けてエンジン始動しなければならない方は、次の方法を試しましょう。

静かな場所でエンジンを始動する

早朝や深夜など、どうしても時間帯を選べない方は、静かな場所でエンジンを始動するのが良いでしょう。

住宅街でエンジンを付けるのと、道路に出てからエンジンを付けるのとでは、音の聞こえ方が異なります。
少し手間がかかりますが、周囲の理解を得るためにもこの方法を試してみると良いでしょう。

近所との良好な関係づくり

日常でできる対策として、近所との良好な関係づくりも欠かせません。

たとえば、急に引っ越ししてきた人が早朝や夜間にバイクのエンジン音をさせてしまうと、周囲も良い気持ちになりません。

そのためにも、顔を合わせたときの挨拶や、バイクのエンジン音は気にならないかなど、少しの声掛けで良いので伝えるようにしましょう。

こまめな点検と整備

バイクのエンジン音は、日々のメンテナンス不足で大きくなることもあります。
また、快適で安全に走行するためにも必要なことです。

こまめな点検と整備を心がけ、バイクも良好な状態にしておきましょう。

ハーレーの音で「うるさい」と苦情が入ったら

予防や対策をしても、「うるさい」と苦情が入ることもあるでしょう。
このような状況になった際は、適切な対応が必要です。

ここでは、うるさいと苦情が入ったときの対処法について解説していきます。

冷静な対応を心がける

まず、大切なのが冷静な対応を心がけることです。
苦情が入ったからといって感情的になっていては、何の解決にもなりません。

近所の方は、それぞれ生活スタイルが異なりますので、素直に謝ることも必要になってきます。
大切なのは、お互いが納得することです。
今後、どのような対応をすれば良いのか、どの辺がうるさいと感じるのかを明確にして、お互いが納得する対応策を考えましょう。

不具合がないか点検する

先ほどもお伝えしましたが、日々のメンテナンスや点検不足で、エンジン音は大きく異なります。

苦情を入れた方には、「最近になってうるさくなった」と感じる方もいるでしょう。
そのため、まずは不具合がないかをチェックし、必要ならバイクショップに点検を依頼しましょう。

警察の助言を求める

苦情が入ったときに、こちらは冷静な対応をしているのに、相手側が感情的になってくることもあります。
また、バイクのエンジンを付けていないにもかかわらず、うるさいといわれるといった、不当なクレームを付けてくる方もいます。

そのようなときには、警察に助言を求めましょう。
話が通じない相手は、第三者に間に入ってもらうことで、話が通じることもあります。

相手に合わせて感情的にならないように意識しましょう。

近隣住民とのコミュニケーションを強化する

こちらは予防策のところでもお伝えしましたが、近隣住民の中には、少しの音でうるさく感じてしまう方もいます。

そのため、日頃から気にかけていることを伝えるようにしましょう。

具体的には、挨拶はもちろんですが、「バイクの音は気になりませんか?」「いつも騒がしくしてすみません」など、伝えるだけでも「気にかけてくれている」と安心してくれることも多いです。

仲良くなりすぎる必要はありませんが、人として当たり前の挨拶と思って続けることをおすすめします。

法律の専門家に相談する

話が複雑になってしまったり、上手くまとまらなかった場合は、専門家に法的なアドバイスを求めるようにしましょう。

法律の専門家に相談すれば、適切な解決策を教えてくれるでしょう。
ただし、こちらに問題がある場合は、素直に対応するようにしましょう。

まとめ

本記事では、ハーレーダビッドソンの音に焦点を当て、音の特徴やうるさいといわれる理由、原因、そして音を下げる具体的な方法と予防策を紹介しました。

ハーレーダビッドソンは、一般的なバイクと異なり、響く重低音が魅力です。
しかし、特殊なエンジン構造や社外マフラーを付けることで、「うるさい」と感じる方も多くいます。

快適にハーレーダビッドソンを乗り続けるためには、適切な対策や予防策が必須です。
もし、苦情が入ったら冷静な対応を心がけ、適切に解決するようにしましょう。