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輸入バイクの魅力とは?主要外車メーカーの特徴
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輸入バイクの魅力とは?主要外車メーカーの特徴

輸入バイクには国産バイクにはない魅力がたくさんあるので、購入を検討しているという方も多いのではないでしょうか。輸入バイクには独特なスタイリングや走行性能の高さなどさまざまな魅力がありますが、メーカーによっても特徴は大きく異なります。この記事では主要外車メーカーの特徴をご紹介したいと思います。

 

BMWの特徴

BMWは高級自動車のイメージが強いかもしれませんが、もともとは航空機のエンジン製造をメインとしていました。実は車よりもバイクの製造を始めた時期の方が早く、車の製造が1929年からだったのに対して、バイクの製造は1922年に始まっています。ちなみに、日本でバイクの製造が始まったのは1950年代になってからでした。

 

BMWのバイクは、ほかのメーカーではあまり見られない独自の技術を採用していることが多く、具体的には水平対向2気筒エンジンや、乾式単板クラッチやシャフトドライブなどが挙げられます。水平対向エンジンは重心が低くなることで、走行時や押して移動するときもふらつきにくくなるなど、取り回しのしやすさにつながっています。

 

大型バイクを中心としたラインナップで、ドイツのメーカーならではの安定した高速走行や長距離ツーリングを楽しむことのできるバイクに仕上がっています。これまでは、とくにツアラーが有名でしたが、最近ではスーパースポーツやビッグスクーターなどもラインナップに加わり、人気を集めるようになっています。

リセールバリューが良いモデル

  • S1000RR
  • K1600GT
  • R1200RS
  • F800GS

BMWは新車価格が高いので、中古車の需要が高くリセールバリューは全体的に高めです。スーパースポーツやツアラーを中心にFシリーズも高く買い取ってもらえる可能性があります。

 

ハーレー(HARLEY-DAVIDSON)の特徴

HARLEY-DAVIDSON(ハーレーダビッドソン)は言わずと知れたアメリカを代表するバイクメーカーで、日本でも高級バイクの定番として高い人気を誇っています。初号機が開発されたのが1903年と非常に古い歴史を持っています。その後1907年には早くもハーレーの代名詞とも言われる「Vツインエンジン」が誕生しています。

 

国産バイクのアメリカンタイプと比べても、本場だけあってワンランク上の重厚感があります。中でもハーレーの魅力としてはエンジンを上げる人が多く、どっしりと響く重低音のサウンドはほかの大型バイクでは感じられないものと言えるでしょう。また、独特な大きな車体やワイルドなデザイン、強力な馬力なども魅力となっています。

 

HARLEY-DAVIDSONは車体をバンクさせてコーナーを素早く駆け抜けるバイクではなく、アメリカンスタイルでエンジンフィーリングを感じながら、ゆっくり景色を見て楽しく走るバイクと言えます。カスタムも非常に人気があり、パーツも豊富に揃っているほか、メーカーもカスタムベースにできるような作りの新車を販売しています。

リセールバリューが良いモデル

  • FLHTKウルトラリミテッド
  • XL1200X フォーティーエイト
  • XL1200R
  • FLSTC

中古車では基本的に排気量が大きく新車価格が高い車種の方が、高価買取が期待できます。とはいえ、ハーレーはメーカーとしてのブランド力が強いので、どんな車種でも状態の良いバイクは高値が付く可能性が高いです。

 

ドゥカティ(DUCATI)の特徴

ドゥカティ(DUCATI)はイタリアでもっとも有名なバイクメーカーです。1925年に創業されましたが、始まりは何と電気メーカーでした。第二次世界大戦後にバイクのエンジンの製造を始め、その成功をきっかけに自社一貫の完成車製造を開始しています。1950年代前半には世界的に有名なバイクメーカーとして成長を遂げました。

 

比較的初期の段階からレース活動に力を入れていて、レース活動で得たデータを活かして市販車の開発を行っていることが大きな特徴となっています。基本的にレース仕様そのままで一般販売しているので、国産バイクなら改造が必要な車両性能を初めから備えています。一般公道を走行するには扱いが難しいのも特徴と言えるでしょう。

 

構造的な特徴としては「Lツインエンジン」を搭載していることです。現在では時代遅れと言われていますが、最新の並列4気筒エンジンにも劣らない性能を発揮します。イタリアメーカーの自動車と同じく、非常にデザイン性が高いのも特徴で、洗練された優雅なデザインですが、強烈な性能を発揮するというギャップも魅力の一つです。

リセールバリューが良いモデル

  • 1299パニガーレS
  • 1200Enduro
  • ディアベルカーボン
  • 848

最新モデルがどんどん進化しているため、高年式の上位車種が高く売れる可能性があります。逆に型落ちモデルは人気がないケースもあり、それほど高値が付かないこともあるので、できるだけ早めに査定してもらうことがおすすめです。

 

トライアンフ(TRIUMPH)の特徴

TRIUMPH(トライアンフ)は1902年にバイクの製造を始めたイギリスのバイクメーカーで、現存するバイクメーカーの中では世界最古と言われています。マン島TTレースでの活躍で評価を高め、その頑丈さと走破性から戦時中は軍用車としても使用されました。現在ではクラシカルなバイクからスーパースポーツなど豊富なラインナップを誇ります。

 

トライアンフと言えば、「ボンネビル」に代表されるようなクラシカルバイクが有名です。デザインは一見するとネイキッドタイプのクラシカルバイクですが、小さくまとまったボディと水平基調のデザインが独特で、独自性を感じさせるデザインです。英国車特有の雰囲気はほかの国のバイクにはない気品や芸術性を感じさせてくれます。

 

また、3気筒エンジンやバーチカルツインエンジンといった特殊なエンジンを搭載していて、ほかのメーカーとは違ったサウンドやフィーリングも持ち味です。ツーリングや街乗り、ワインディングなどでも乗りやすい実用性の高さも兼ね備えていて、長い歴史からくる信頼性もあって故障リスクも少ないのもうれしいポイントです。

 

リセールバリューが良いモデル

  • デイトナ675
  • スピードトリプル
  • ストリートトリプル
  • ボンネビル

トライアンフは3気筒エンジン車の方が高く売れる傾向があります。とくにスーパースポーツのデイトナや、スピードトリプルなどはリセールバリューが良いモデルです。海外ブランドとしてはマイナーなため、中古市場は全体的に安いのが特徴です。

 

マット( MUTT MOTORCYCLES)の特徴

マット(MUTT MOTORCYCLES)はイギリスのバイク製造の町として有名なバーミンガムで2016年に誕生した比較的新しいバイクメーカーです。純正なのにビンテージカスタムバイクのようなデザインが魅力で、125㏄と250㏄を多数ラインナップしているほか、価格もリーズナブルで入手しやすいのが特徴です。

 

マットのベース車両は、実は日本のスズキのバイクで、125ccモデルはスズキのGN125、250ccモデルはスズキ ST250Eです。これらのベース車両をカスタマイズしてオリジナルの商品に仕上げているので、車で言うと光岡自動車のようなメーカーということになります。ベースはスズキとはいえ、原型を見ないほどカスタマイズされているので、普通は気付かないレベルと言えます。

 

日本での販売は2019年から始まったので、知名度は老舗海外バイクメーカーに比べるとまだまだこれからですが、英国メーカーならではのデザインや、ハンドメイドの仕上げも施された品質の高さを武器に人気を拡大してきています。国産バイクの125ccや250ccに比べると割高ですが、価格に見合った価値は十分に備えていると言えます。

 

リセールバリューが良いモデル

  • SABBATH 250
  • MONGREL 250
  • HILS 250
  • RS-13 250

マットはまだ販売からそれほど時間が経っておらず状態は良いことが多いため、どの車種でも高価買取が期待できます。ただ、日本での知名度はまだそれほど高くないため、マットの買取実績が多い買取ショップを探すと良いでしょう。

 

まとめ

この記事では、輸入バイクの魅力について、代表的なメーカーの特徴から見てきました。最近は手ごろな価格で手に入るようになってきたこともあって人気はさらに高まってきています。輸入バイクは国産バイクにはない独特のスタイルや個性があります。この記事を参考にして自分の好みに合う輸入バイクを見つけてみてください。