- 日本と海外のバイクメーカーの特徴を解説!女性におすすめのメーカーも紹介
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日本と海外のバイクメーカーの特徴を解説!女性におすすめのメーカーも紹介
どのバイクを購入するか悩んでいる方に向けて、メーカーの特徴を解説していきます。
日本と海外を合わせると非常に豊富なため、今回は有名かつおすすめの製造会社に絞ってご紹介しています。
バイク選びの参考にしてください。
目次
日本のバイクメーカーは「世界4大メーカー」といわれている
「世界4大メーカー」と呼ばれるほど、世界的にみても売り上げがトップクラスの製造会社が国内に4つあります。
・ホンダ
・ヤマハ
・カワサキ
・スズキ
評価されている理由には、高い品質や走行性能、デザイン、ラインナップの幅広さにあります。
それぞれメーカーには、モットーや特徴が異なり、製造・販売するバイクの傾向も異なります。
小さな町工場から始まった|ホンダ
戦後まもない時代に設立された会社で、小さな町工場からスタートしました。
路線・モットー
モータースポーツを発展させることをモットーにしているのが特徴です。
ロードレースやスーパーバイクなどの世界選手権にも積極的に参戦し、その結果をもとに車両を開発しています。
今ブームの車種
スーパーカブや、女性や初心者も取り回しやすいレブル250(250cc)などがブームです。
世界シェアは2位を誇る|ヤマハ
バイク界隈の世界シェアは2位と大きな快挙をあげている製造会社です。
路線・モットー
デザインと操作性を兼ね備えた車両を重視して作られているのが特徴です。
特にデザインへのこだわりは強く、社外のデザイン会社とともに設計しています。
今ブームの車種
コーナリング走行にこだわったYZF-R1(1000cc)、長距離のツーリングにも向いているセロー250 (250cc)などがブームです。
川崎重工の子会社|カワサキ
「川崎重工」の子会社である「カワサキモータース」から出ている製造会社です。
路線・モットー
カワサキは「わかってもらえる人だけが購入すればいい」という、非常にクールな製造会社です。
モットーのクールさはデザインにも反映され、尖った雰囲気を感じるクールなものが多い傾向にあります。
男らしさを感じるデザインですが、女性ライダーからの人気も高いです。
今ブームの車種
カワサキといえば、Ninjaシリーズの人気が非常に高いです。
織り機の製造からスタートした|スズキ
もともと織り機の製造をしていた会社でしたが、1952年からオートバイ製造事業に参入しています。
路線・モットー
個性的なデザインが特徴です。
その個性的さがファンの心を掴み、根強いファンを獲得しています。
今ブームの車種
こだわりぬいたスポーツタイプのGSX1300Rハヤブサ(1300cc)、見た目の印象とは裏腹にしっかり積載できるV-ストローム250(250cc)などがブームです。
【アジア編】海外のバイクメーカー「ロイヤルエンフィールド(インド)」
アジアで有名な海外のバイクメーカーは、インドの「ロイヤルエンフィールド」です。
もともとイギリスの製造会社でしたが倒産し、インドの製造工場が受け継ぎました。
路線・モットー
古い作りのバイクがメインでしたが、最近になり新モデルの開発も行われるようになりました。
レトロなスタイルが好きな方から熱い支持を受けています。
今ブームの車種
メテオ350(350cc)、コンチネンタル GT 650(650cc)がブームです。
【アメリカ編】海外のバイクメーカー
アメリカの有名なバイクメーカーを4つご紹介していきます。
・Harley-Davidson(ハーレーダビッドソン)
・Indian Motorcycle(インディアン・モーターサイクル)
・Buell(ビューエル)
・Boss Hoss Motorcycles(ボスホスモーターサイクル)
では、一つずつご紹介していきます。
大きなトラブルを乗り越え続けた|Harley-Davidson(ハーレーダビッドソン)
「ハーレー」の呼び名で親しまれている有名なバイクメーカーです。
世界恐慌の影響やストライキ、品質低下などのトラブルを乗り越えた歴史があります。
路線・モットー
クルーザーモデルの製造に力を入れているのが特徴です。
広大なアメリカでも快適に走れる走行性能を独自で築き上げ、車両作りに反映させています。
今ブームの車種
XL883N アイアン(883cc)、XL1200X フォーティエイト(1200cc)などがブームです。
初心者の場合は、カスタムをシンプルにすることをおすすめします。
長い歴史をもつ|Indian Motorcycle(インディアン・モーターサイクル)
Indian Motorcycle(インディアン・モーターサイクル)は、古い歴史をもつ製造会社です。
1953年に倒産しましたが、2006年に復活しました。
路線・モットー
車高が低く、車体が長いクルーザータイプをメインに販売しています。
伝統を守りつつ、水冷エンジンを取り入れるといった改革も行いながら製造しています。
今ブームの車種
画像:Scout(公式サイト)
クルーザーモデルでは軽量なScout(1133cc)、さまざまカスタムモデルが展開されているChief(1811cc)がブームです。
ハーレーのエンジニアが設立した|Buell(ビューエル)
Buell(ビューエル)は、ハーレーダビッドソンの製造エンジニアが設立した製造会社です。
現在のBuell(ビューエル)は、創設者とは別の方が新会社として設立されたものです。
路線・モットー
設立された当初は独立した製造会社だったため、ハーレーダビットソンのエンジンを詰んだ、オリジナルデザインを販売していました。
今ブームの車種
軽やかな操作性と優れた安定性が特徴のLightning XB12Scg(1200cc)、2021年に復刻されたHammerhead 1190 RX(1190cc)がブームです。
トライクも販売している|Boss Hoss Motorcycles(ボスホスモーターサイクル)
Boss Hoss Motorcycles(ボスホスモーターサイクル)は、1990年にテネシー州で設立された製造会社です。
バイクだけでなく、トライク(三輪バイク)の製造も手がけています。
路線・モットー
超大型のクルーザータイプをメインに製造しているのが特徴です。
最大馬力が400を超えるという、モンスター級の車両も製造しています。
今ブームの車種
モーターサイクルショーに登場した過去があるLS445 GANGSTA、V8 5730 2SPEED 5730ccがブームです。
【ヨーロッパ編】海外のバイクメーカー
ヨーロッパにある有名な海外のメーカーはたくさんありますが、今回は以下の6社に絞ってご紹介していきます。
・BMW Motorrad(BMWモトラッド)
・Ducati(ドゥカティ)
・TRIUMPH(トライアンフ)
・Aprilia(アプリリア)
・KTM
・HusqvarnaMotorcycle(ハスクバーナ・モーターサイクル)
では、一つずつご紹介していきます。
ドイツ屈指のメーカー|BMW Motorrad(BMWモトラッド)
BMW Motorrad(BMWモトラッド)は、BMWのなかでもバイクを製造するブランドです。
路線・モットー
バイク名のイニシャルに、エンジンの型式を表す「R」「G」「K」などのアルファベットを入れているのが特徴です。
「R」は、水平対向2気筒、「G」は単気筒、「K」は並列6気筒もしくは4気筒を意味します。
今ブームの車種
スーパーバイク選手権のために開発されたS1000RR(1000cc)、R1250GS(1250cc)などがブームです。
イタリアでは知らない人はいない|Ducati(ドゥカティ)
イタリアでは知らない人はいないほどのトップメーカーです。
路線・モットー
レース用をそのまま販売しているのが特徴です。
優れた走行機能で、直線ではどのバイクも勝てないと評価されるほどです。
今ブームの車種
最高峰モデルのパニガーレ V4(1103cc)、昔から採用されているLツインエンジンを搭載したモンスター(937cc)などがブームです。
イギリスの個性派メーカー|TRIUMPH(トライアンフ)
TRIUMPH(トライアンフ)は、ホンダがトップに君臨するまで、スポーツバイク業界でトップを飾っていた製造会社です。
路線・モットー
強い個性を放つモデルが勢揃いです。
クラシカルなモデルを主流としており、レトロ好きな方に人気があります。
今ブームの車種
水冷エンジン搭載のボンネビルT120(1200cc)、ミドルクラスフルカウルスポーツのデイトナ675(675cc)などがブームです。
自転車製造からスタートしたイタリアのメーカー|Aprilia(アプリリア)
Aprilia(アプリリア)は、第二次世界大戦後に自転車製造を行っていた製造会社です。
1970年代〜1980年代になると、モトクロッサーなどの幅広いジャンルを開発していきました。
路線・モットー
ストリート向け車両の開発だけでなく、レース向けも積極的に開発しています。
イタリアでは珍しい、日本メーカーのようにフルラインナップの製造を行っているのも大きな特徴です。
今ブームの車種
スーパーバイク選手権に参戦できるように開発されたスーパースポーツのRSV4 Factory(1099cc)、安全性や快適性、スポーツ性が揃ったTUONO 660 Factory (659cc)がブームです。
金属加工からスタートしたオーストリアのメーカー|KTM
KTMは、金属加工会社としてもともと設立され、バイクの製造を行うようになった製造会社です。
リーズナブルなモデルが多いため日本でも人気です。
路線・モットー
オフロードとネイキッドモデルを専門にしているのが特徴です。
オレンジ色が必ず入っていること、KTMだとわかる特徴的なデザインとなっています。
今ブームの車種
DUKEシリーズのミドルクラスである790 DUKE(799cc)、長距離ツーリングを考えて設計された1290 Super Adventure(1290cc)がブームです。
レースに力を入れているスウェーデンのメーカー|HusqvarnaMotorcycles(ハスクバーナ・モーターサイクル)
HusqvarnaMotorcycle(ハスクバーナ・モーターサイクル)はもともとスウェーデンの製造会社ですが、KTMの傘下に入ったため、オーストラリアに拠点を置くようになりました。
路線・モットー
レース用をメインに製造しているのが特徴です。
日本でも根強い人気があります。
今ブームの車種
公道用では、アドベンチャータイプのNorden901、普通自動二輪クラスとして開発されたスヴァルトピレン401(373cc)などがブームです。
女性におすすめのメーカーはある?
女性でも乗れるバイクはあるのか、向いているメーカーはあるのかと疑問に思っている方もいるでしょう。
以降では、おすすめのメーカーと選び方をご紹介していきます。
初心者は日本メーカーがおすすめ
バイクに慣れている方であれば、あまり女性だからといってメーカーにこだわる方は少ないです。
しかし、初心者の方は日本人の体型に合わせて設計されている日本メーカーのバイクがおすすめです。
バイクは3つのコツを抑えて選ぼう
小柄な女性や力の弱い女性でもバイクを楽しむためには、車両の選び方が重要です。
デザインで選ぶ
もし、特別小柄といったわけでもなく、大型も乗りこなせそうな方であれば、デザインで選ぶのもおすすめです。
メーカーによっても見た目の特徴や個性が大きく異なります。
カタログや街中などで「かっこいい」と思ったものを選ぶといいでしょう。
女性ライダーに人気の車種を選ぶ
どう選べばいいのかわからない、まだ車種や基礎知識にそれほど詳しくないといった方は、女性から支持を得ている車種を選ぶといいでしょう。
女性ライダーは、足つきがよく軽いため扱いやすいバイクを選んでいる方が多くいます。
それほど詳しくなくても、自分に合った車両が見つかりやすいでしょう。
性能や操作性で選ぶ
基礎知識が身についている方は、性能や操作性で選ぶ方法もあります。
コーナリングの操作性や小回りの良さ、加速の良さなどを試乗で確認し、合うものを見つけましょう。
まとめ
バイクの製造会社は非常に多いため、絞り込むことも大変かもしれません。
しかし、ご自身の好みを洗い出すと絞り込みやすくなるでしょう。
チャンピオン76では、ハーレーダビッドソンやBMW、国内メーカーなど幅広く取り扱っています。
バイク選びに迷っている方も、ぴったりなバイクが見つかるかもしれません。
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