- バイクに荷物を積載する基本とコツ!安全・便利な方法を紹介
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バイクに荷物を積載する基本とコツ!安全・便利な方法を紹介

ツーリングやキャンプを快適に楽しむためには、適切な荷物の積載が欠かせません。
しかし、誤った積載方法では運転のバランスを崩して転倒のリスクを高めるだけでなく、法律違反につながる可能性もあります。
本記事ではバイクの積載方法や便利なアイテムの選び方、失敗しないためのコツを詳しく解説していきます。
安全で快適なバイクライフを送るために、正しい積載方法を身に付けましょう。
目次
バイクに荷物を積載するために知っておくべきこと
バイクに荷物を積載するには法的制限があり、違反すれば反則金を取られてしまいます。
まずは、バイクに荷物を積載するために知っておくべきことを紹介していきます。
バイクにおける積載の重要性
バイクに荷物を積むときは、適切な方法で積載することが大切です。
荷物の積み方が悪ければ運転中に荷物が落下する場合があり、走行にも影響が及ぶ可能性があります。
「とりあえず積めればいい」という考えではバイクの安定性が損なわれ、事故を起こすかもしれません。
適切な積載方法を意識することで安全性が向上し、より快適に走行できるでしょう。
積載時の法的制限と違反しないためのポイント
バイクの積載には法律上の制限があり、違反すると罰則を受ける可能性があります。
道路交通法第22条では、バイクの積載に関して以下の制限が定められています。
- 積載物の長さ:乗車装置もしくは積載装置の+30cmまで
- 積載物の幅 :乗車装置もしくは積載装置の+30cmまで
- 積載物の高さ:地上から2mまで
- 積載時の制限:乗車装置もしくは積載装置の前後30cm、左右15cmを超えない
- 積載物の重量:60kgまで(原付バイクは30kg)
乗車装置とはシートやステップ、積載装置とはリアキャリアやサイドバックのことです。
もしこれらの制限を超えると、交通違反として違反点数が加算され、反則金が課されます。
バイクに荷物を積む際は重量や積載方法を事前に確認し、法的制限を守ることが大切です。
初心者が知っておくべき積載のパターン
バイクへの積載方法はいくつかの基本パターンがあるため、それぞれの特徴を理解して自分に合った方法を選ぶことが大切です。
1つ目は、自分で荷物を背負う方法です。
リュックやショルダーバッグを使えば準備の手間がなく、気軽に持ち運べます。
しかし、バッグが重い場合や長時間の運転では、肩や腰に負担がかかるため注意が必要です。
2つ目は、バイクに積載用アイテムを装備する方法です。
サイドバッグやツーリングボックスを活用すれば、安全で効率的に荷物を運べます。
ただし、装着に手間がかかるうえバイクのバランスにも影響を与えるため、適切な配置を考えることが重要です。
3つ目は、ツーリングネットやコードで荷物を固定する方法です。
バッグやボックスに入らない大きな荷物も積載できますが、走行中にズレたり落下したりしないよう、確実に固定する必要があります。
適切な積載方法を理解し、荷物や運転スタイルに合わせた方法を選びましょう。
バイク積載アイテムの種類と活用方法
バイクに荷物を積載するときは、役立つ便利なアイテムが存在します。
バイクの積載に便利なアイテムと、それぞれの活用方法を見ていきましょう。
ツーリングボックスの活用方法
ツーリングボックスは、バイクのリアやサイドに装着できる頑丈な収納アイテムです。
防水仕様であれば雨の日でも中の荷物が濡れず、貴重品を安全に保管できる点が大きなメリットです。
荷物が多いときや濡らしたくない荷物を運ぶ場合には、ツーリングボックスを活用するのが便利でしょう。
ただし、重量が増えやすいため、バイクの取り回しや走行性能に影響を与える場合があります。
特に大きなボックスを装着すると、風の抵抗を受けやすくなるため注意が必要です。
シートバッグの活用方法
シートバッグはリアシートに取り付ける布製の収納アイテムで、サイズや形状の種類が豊富です。
内容物の量や形に応じてバッグの形が変化するため、いびつな形の荷物やサイズが異なる複数のアイテムも収納しやすいのが特徴です。
また、カラーやデザインの選択肢が多いため、バイクのスタイルに合わせやすいのも魅力的でしょう。
汎用性が高く適したサイズを選べば、通勤からツーリングまで幅広いシーンで活躍するアイテムです。
サイドバッグの活用方法
サイドバッグはバイク後方の左右に吊り下げるタイプで、財布や水筒、レインウェアなどの収納に適しています。
すぐ取り出したい荷物を収納する際にもおすすめな積載アイテムです。
また、荷物の設置位置が低いため、重心が安定しやすいのもメリットです。
ただし、左右の重量バランスが崩れると、走行時に違和感を抱きやすくなるため気を付けましょう。
目的地に着くまでに荷物を頻繁に出し入れする場合は、サイドバッグを活用すると快適に移動できます。
ツーリングネットやコードの活用方法
ツーリングネットやコードは、荷物を固定したいときに便利なアイテムです。
ツーリングネットは積載した荷物に被せてリアシート周辺のフックに固定するもので、伸縮性があるため荷物にフィットするのが特徴です。
コードはリアシート周辺のフックやリングに引っ掛けることで、荷物をしっかり固定できます。
どちらも安価で手軽に使える点が魅力ですが、固定が甘いと荷崩れや落下のリスクがあります。
長距離走行や荷物が多い場合は、ツーリングボックスやシートバッグを活用するのが安心です。
失敗しないためのバイクの積載テクニック
バイクに荷物を積載する際に知っておくと便利なテクニックが、いくつか存在します。
テクニックを知っておくことで、安全性の向上や法令違反の可能性を減らすことが可能です。
ここでは失敗しないための積載テクニックを3つ紹介するので、確認していきましょう。
重いものは下へ積載する
バイクに荷物を積む際は、重いものを下に配置するのが基本です。
重いものを上に置くと重心が高くなって不安定になり、荷崩れやバランスを崩すリスクが高まります。
特にカーブやブレーキ時には影響が大きく、安全性が損なわれる可能性があります。
たとえば、キャンプツーリングでは水やテントなどの重いものを下に、着替えやタオルなどの軽いものを上に配置すると、安定した積載が可能です。
適切な荷物の配置を意識することで、快適に走行できるでしょう。
重心バランスに注意
バイクに荷物を積む際は、左右のバランスを均等にすることが重要です。
重さが片側に偏ると走行時のバランスが崩れ、運転しにくくなる原因になります。
特に速度を上げた際や風の影響を受ける場面では、ハンドリングに違和感を抱くでしょう。
特にサイドバッグを使用する場合は、左右の重さが均等になるよう調整することが大切です。
片側が重いとカーブ時の挙動が不安定になり、思わぬ転倒につながる可能性があります。
適切にバランスをとることで走行性を損なわず、長時間のツーリングでも疲れにくくなるでしょう。
なるべくすき間を作らない
荷物同士のすき間を減らすことも、バイク積載時のポイントです。
すき間があると走行中に荷物が動いて重心が不安定になったり、荷崩れの原因になったりすることがあります。
すき間をなくすことで安定性が増すだけでなく、収納量が増えるのもメリットです。
特にツーリングでは荷物が多くなるため、効率的な収納を心がけると積載スペースを有効活用できます。
荷物を詰める際は、なるべくすき間を減らすことを意識しましょう。
まとめ
本記事では、バイクの積載方法について紹介しました。
正しく積載することで事故や法令違反のリスクを減らし、安定した走行が可能となります。
また、ツーリングボックスやシートバッグ、ツーリングネットなどのアイテムを活用すれば、効率的に荷物を積めます。
重いものを下に配置するなど、バランスを考えた積載を心がけることも重要です。
バイクに荷物を積む際は法律を守りながら、安全性を確保した積載を意識しましょう。
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