- バイク用ラダーレールとは?選び方や安全な使い方について解説
- バイク記事
バイク用ラダーレールとは?選び方や安全な使い方について解説
車にバイクを積んで移動させたい方におすすめなのが、バイク用のラダーレールです。
バイク用ラダーレールは、何を基準にして選べばよいのでしょうか。
本記事では、バイク用ラダーレールの選び方について解説しています。
安全な使い方や注意点についても解説しているので、ラダーレールの購入を予定している方は参考にしてください。
目次
バイク用のラダーレールとは
そもそもラダーレールとは、どのようなアイテムでしょうか。
バイク用ラダーレールの特徴や種類について、解説していきます。
レール式のはしごのこと
ラダーレールとは、車にバイクを積み降ろしする場合に便利な、レール付きのはしごのことです。
車と地面をつなぐスロープのような役割をしてくれるため、重量のあるバイクでもスムーズに積載できます。
ただし、ラダーレールにはさまざまなタイプがあるので、所有するバイクに適したものを購入することが大切です。
ラダーレールはバイクだけでなく、農機具や車椅子、重機や自転車などの積み降ろしにも利用されています。
フックのタイプは2種類
バイク用ラダーレールのフックには、2種類のタイプがあります。
それぞれの特徴をチェックしていきましょう。
ツメ式
ツメ式はフックの先端に複数のツメが付いている形状で、積載車のラダーレールフックにひっかけて使用します。
しっかりと固定できるため、バイクの積み降ろしに便利です。
ツメはゴム製のカバーで保護されているため、積み降ろしの際に車やバイクを傷つける心配はありません。製
ゴムが滑り止めの役割も発揮してくれます。
ベロ式
ベロ式はフックの先端が薄い板状になっており、ラダーレールフックのない車にも使えます。
ただし、ツメ式と比較すると安定性が劣るため、運搬時にはタイダウンベルトなどで固定することが大切です。
バイク用ラダーレールの選び方
バイク用ラダーレールを購入する際に、チェックしておきたいポイントについて解説していきます。
バイクの重量に耐えられるか
安全にバイクを積み降ろしするために、忘れずに確認しておきたいのが耐荷重です。
バイクの重さに耐えられる強度がなければ、ラダーレールが破損したりバイクが落下したりする恐れがあります。
まずは積載するバイクの重量を確認し、耐荷重に余裕のあるラダーレールを選択しましょう。
ラダーレールにはストレートと湾曲の形状がありますが、耐荷重が大きいのは湾曲タイプです。
重量が重いバイクを所有している場合は、湾曲タイプのラダーレールのほうが良いでしょう。
持ち運びやすいか
持ち運びやすさを重視するなら、部品の少ないストレートタイプのラダーレールがおすすめです。
ストレートタイプはサイズも小さくて軽量なため、力のない方でも扱いやすくなっています。
折りたためるタイプであれば、広い収納スペースを確保する必要もありません。
また持ち運びしやすいように、持ち手が付いているものもあります。
長さが適切か
長いタイプのラダーレールは傾斜が緩やかになるため、バイクの積み降ろしがしやすくなります。
長くて幅が広いタイプであれば脱輪もしにくいため、安定性を重視したい方に向いています。
ただし、長さや幅のあるタイプは重量が重くなりやすいため、注意してください。
またサイズも大きい分、保管できる場所の確保も必要です。
バイク用ラダーレールの使い方
ここでは、バイク用ラダーレールの使用方法について解説していきます。
安全な載せ方
ラダーレールを使用して、バイクを車の荷台に載せる場合の手順は、次のとおりです。
- 荷台にラダーレールを固定する
- バイクの前輪をラダーの中心部に設置する
- バイクを荷台に積み込む
- バイクを固定する
積み込んだバイクは、タイダウンベルトやタイヤストッパーで動かないように固定します。
結束バンドを利用して、フロントブレーキにロックをかけるとより安全です。
ブレーキロックという専用のアイテムもあるため、気になる方はチェックしてみてください。
安全な降ろし方
ラダーレールを使用してバイクを載せるよりも、降ろすことの方が難易度は高いため、しっかりと確認しておきましょう。
載せるときと同様にしっかりとラダーレールを固定し、フロントブレーキを使いながら降ろしていくのが基本です。
途中で脱輪しそうになった場合は、バイクを前進させてタイヤの位置を中心に戻しましょう。
途中でハンドルは曲げず、最後まで真っ直ぐの状態をキープしてください。
初めての方や不安な場合は、なるべく2人で作業するようにしましょう。
ラダーレールを使用する際の注意点
車へバイクを積み降ろす際は、思わぬ事故が発生する可能性があります。
ラダーレールを使用する際の注意点を、チェックしておきましょう。
高低差をなくすために2本掛けで使用する
ラダーレールが1本あれば、バイクを車に積むことが可能です。
しかし、慣れていない方はもう1本人間用のラダーレールを用意して、計2本で作業するのがおすすめです。
ラダーレールを2本掛けすることでバイクと人間の高低差をなくせるため、バイクの転倒や脱輪などのトラブルを防げます。
ラダーを2本用意できない場合は踏み台などの足場を用意して、なるべくバイクと人間の位置に高低差が生まれないようにしましょう。
エンジンをかけたまま載せるのは危険
バイクのエンジンをかけた状態でラダーレールを使用するのは危険なため、やめておきましょう。
駆動力によってバイクが転倒したり、転倒したバイクに作業者が挟まれたりする危険性があります。
ラダーレールを使う前にエンジンを切り、手で押しながらバイクを積み込むようにしましょう。
慣れていない場合は補助してもらう
ラダーレールを使ったバイクの積載経験がない場合は、2人以上の作業人員を確保してください。
バイクの大きさやタイプによっては、危険が伴います。
大型バイクに挟まれた場合は命を失う危険性もあるので、慣れていない方は必ず補助してもらいましょう。
バイク用ラダーレールの代用について
ラダーレールが用意できない場合は、どう対処すればよいのでしょうか。
最後に、ラダーレールの代用について解説していきます。
木の板で代用するのは危険
自分で木の板を加工して、ラダーレールとして利用するのはやめておきましょう。
フックがなくしっかりと荷台に固定できないため、バイクの転倒や落下事故が起こりやすくなるからです。
また、厚みがあっても木材は強度が低いため、バイクの重量に耐えきれず木が折れてしまう恐れもあります。
ラダーレールはバイクショップのほか、ホームセンターでも購入が可能です。
今後使用する機会が多い方は、バイク用ラダーレールの購入を検討すると良いでしょう。
頻繁に使用しない場合はレンタルがおすすめ
バイク用のラダーレールを使用する機会が限られている場合は、レンタルがおすすめです。
レンタル費用はかかりますが、購入するよりもコストを抑えられます。
また保管場所を確保する必要もないため便利です。
たまにしかラダーレールを使用しない場合は、レンタルも検討しましょう。
まとめ
本記事ではバイク用ラダーレールの選び方や、安全に使用する方法について解説しました。
バイク用のラダーレールを使えば、車へスムーズにバイクを積み降ろしができます。
バイク用のラダーレールにはさまざまな種類があるため、バイクの重さや積載車の状態に合ったものを選ぶことが大切です。
また、ラダーレールを使用すればバイクの積載が容易になりますが、間違った方法で作業してしまうと、思わぬ事故が発生する可能性があります。
ラダーレールの使い方や注意点も忘れずにチェックしておき、正しい方法で使用しましょう。
PREV | ARCHIVE | NEXT |