- バイクのヒューズ切れへの対処法!症状・原因・交換方法まで解説
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バイクのヒューズ切れへの対処法!症状・原因・交換方法まで解説
「手持ちのバイクがヒューズ切れを起こしているかもしれない」「バイクのヒューズ切れって、セルフで交換できるの?」そのようなお悩みを抱える方がいらっしゃるのではないでしょうか。
バイクのヒューズ切れは、ほかのトラブルとの見分けることが大切です。
ヒューズ切れならではの症状を知ったうえで、適切に対処しましょう。
この記事では、バイクのヒューズ切れへの対処法を紹介します。
バイクのヒューズ切れでお悩みの方は、ぜひ参考になさってください。
バイクのヒューズ切れが起きたときの症状
ここでは、ヒューズの役割を説明したうえでヒューズが切れたときの症状を紹介します。
ヒューズの役割
ヒューズの役割は、電流を制御することです。
バイクのヒューズは、電装系に過電流が流れたときにはヒューズ切れが起きて、電装系に悪影響が及ばないようになっています。
ヒューズ切れは、たとえるなら家庭で電化製品を一気に使用してブレーカーが落ちたときに近い現象です。
ただし、バイクでヒューズ切れを起こすと元に戻らないため、ヒューズを交換する必要があります。
ヒューズが切れたときの症状
ヒューズが切れたときの主な症状は、以下の通りです。
・ウィンカーが付かない
・点滅速度が速くなる
・ブレーキランプがつかない
上記のような症状がある場合には、ヒューズ切れを起こしている場合があります。
バイクのヒューズ切れが起きる原因
バイクのヒューズ切れが起きる原因は、以下のような内容が考えられます。
・配線のショート
・レギュレーターの不調
・ヒューズのアンペア数より取り付けた電装部品の使う電気が大きい
・漏電
・分岐タップ(エレクトロタップ)を一本の配線から取りすぎている
気を付けたいのは、原因を特定して対処してからヒューズの交換しなければまた切れる可能性が高いことです。
次の項目からは、バイクのヒューズ切れが起きる原因を詳しく解説します。
配線のショート
配線のショートは、ヒューズ切れでよくある原因です。
ショートは、回路に大量の電気が一度に流れ込んでしまうことを意味します。
普通の回路には抵抗が取り付けられていますが、ショートでは普通の回路を外れて抵抗を通らずに電気が近道をしている状態です。
バイクの場合では、電装系回路のどこかに被覆が破れて金属線が露出するなどの配線トラブルが隠れている場合があります。
配線がショートしている箇所を特定するには、回路の各所にテスターを当てて調べることが大切です。
レギュレーターの不調
レギュレーターの不調でも、過充電を引き起こしてヒューズが飛ぶ場合があります。
レギュレーターとは、過充電を制御する装置です。
そしてレギュレーターに不調や故障が生じると、ヒューズ切れ以外にも電圧不足や過剰を引き起こします。
レギュレーターの不調の原因がヒューズ切れの場合には、レギュレーターの交換で対処することが可能です。
ヒューズのアンペア数より取り付けた電装部品の使う電気が大きい
アンペア数によるヒューズ切れは、家庭用電化製品でブレーカーが落ちてしまうときと似た現象です。
ヒューズのアンペア数は、電装部品にあわせる必要があります。
電装部品の消費電力がヒューズのアンペア数よりも小さい場合には過電流を引き起こしやすくなり、ヒューズ切れが生じる可能性があります。
電装系とヒューズのアンペア数があわない場合には、ヒューズ切れを繰り返す恐れがあるため注意しましょう。
漏電
漏電とは、配線や端子の破れなどによって電装系回路の外に電気が流れ出てしまう現象です。
過電流によってヒューズ切れが起きる点は、ショートと同じです。
しかし、ショートは本来交わることのない配線同士が抵抗を介さずに接触することを指しますが、漏電は電気が本来の道から逸れて外へ漏れでています。
漏電も箇所を特定しなければ対処が難しいため、テスターを用いて漏電箇所を調べる必要があります。
分岐タップ(エレクトロタップ)を一本の配線から取りすぎている
分岐タップは、配線の分岐に便利な部材です。
たとえば、後付けで何かを装着した場合に分岐タップを利用する場合があります。
しかし、装着したものが一か所に集中してしまうと、過電流を起こしてヒューズ切れを起こす可能性があるため、注意が必要です。
バイクのヒューズ交換をする方法
ここからは、バイクのヒューズ交換をする方法を紹介します。
ヒューズ交換に必要な工具
ヒューズ交換に必要な工具は、以下の通りです。
・ヒューズプライヤー
・テスター
・交換用ヒューズ
・手袋
ヒューズプライヤーは、ヒューズを取り出すときに使用する工具です。
テスターは、電気・電子回路の状態や状況を知るために用います。
回路でトラブルが起きている箇所を特定するために必要です。
一度ヒューズ切れを起こすと交換するしかないため、交換用ヒューズを用意します。
新品のヒューズは安いものだと100円程度で購入することが可能です。
また、ヒューズを交換する際には安全のために手袋を装着しましょう。
フロントシートやサイドカバーの取り外し
ヒューズを交換するには、まずフロントシートやサイドカバーを取り外します。
ヒューズはヒューズボックスに設置されており、多くのバイクではシート下部分にある場合が多いです。
ヒューズボックスのカバーを開ける
ヒューズボックスのカバーを開けると、ヒューズが複数あります。
ヒューズ切れを起こしたのがどのヒューズなのかを特定しましょう。
ヒューズボックスの蓋にある電気系統の説明を見ながら、ヒューズを抜いて切れているヒューズを探します。
確認したヒューズが切れていないときは元の場所に戻して、ほかのヒューズを調べます。
ヒューズの確認と交換
切れているヒューズを見つけたら、アンペア数をあわせて新品のヒューズと交換します。
ヒューズボックスのカバーを閉じ、フロントシートやサイドカバーを取り付けて完了です。
ヒューズの種類とアンペア
アンペア数が原因でヒューズ切れを起こす場合があります。
それを予防するためにも、ヒューズの種類とアンペアを合わせることが大切です。
以下でヒューズの種類とアンペアを紹介します。
ヒューズの種類
ヒューズは、ガラス管タイプと平型タイプの2種類があります。
年式が古いバイクにはガラス管タイプが装着される傾向にあり、新しいバイクには平型タイプが装着される傾向にあります。
ヒューズのアンペア
ヒューズのアンペアは、純正品と同じアンペア数のものを装着しましょう。
事前に純正品のアンペア数を確認しておくことをおすすめします。
バイクのヒューズを交換する費用相場
ここまではバイクのヒューズ交換をする方法を紹介しました。
ここでは、バイクのヒューズを交換する費用相場を解説します。
バイクショップに依頼すると2,000~3,000円程度が相場
バイクショップに依頼する場合は2,000円程度が相場です。
交換費用が安めに設定されているのは、ヒューズ交換そのものは難しい作業ではなく、バイクの部品のなかでヒューズは安価な部類になるためです。
しかし、ヒューズ切れの原因を特定する作業に時間がかかった場合には、ヒューズの交換以外にも時間工賃がかかる場合があります。
もしバイクショップに原因特定も踏まえてヒューズ交換を依頼する場合には、事前に相談しておくほうが費用面で安心できます。
セルフで交換すると100円程度
セルフでヒューズを交換するのみであれば、費用が部品代のみのため安くて100円程度です。
ただし、車種によってヒューズの位置が異なるなど、知識と技術が必要になります。
そのため、少しでも難しいと感じた場合にはバイクショップへの依頼がおすすめです。
まとめ
この記事では、バイクのヒューズ切れについて解説しました。
バイクのヒューズ切れは、一度起きると交換でしか対処できません。
また、ヒューズ切れに至る原因は様々であり、交換だけでなく原因を特定した対処も必要になります。
ヒューズの交換はセルフで行うことも可能ですが、無理のない範囲で行いましょう。
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