- バイクのフェンダーにはどのような役割がある?選び方やカスタムする際の注意点を解説
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バイクのフェンダーにはどのような役割がある?選び方やカスタムする際の注意点を解説
バイクのタイヤ上部に取り付けられているパーツのことを「フェンダー」と呼びますが、どのような役割があるのでしょうか。
また、カスタムしても車検に通るのか、疑問に思う方もいるのかもしれません。
本記事では、バイクのフェンダーに関する基礎知識や種類について解説しています。
フェンダーをカスタムするメリットやデメリット、カスタムフェンダーを選ぶときのポイントについても紹介していくため、ぜひ参考にしてください。
目次
バイクのフェンダーに関する基礎知識
バイクのフェンダーには、どのような役割があるのでしょうか。
名称や加工しても車検に通るかなど、まずはバイクのフェンダーに関する基礎知識から解説していきます。
フェンダーの名称
フェンダーの名称は、取り付け位置によって2つに分かれるのが特徴です。
タイヤの前部に取り付けられているものは「フロントフェンダー」、タイヤの後部に取り付けられているものは「リアフェンダー」と呼ばれます。
どちらもバイクにとって、欠かせない重要なパーツです。
フェンダーという名称は英語の「Fender」が由来で、泥よけや緩衝器という意味があります。
バイク以外にも自転車や車など、同様の役割を持つ部品にも使用される言葉です。
フェンダーの役割
フェンダーの主な役割は、走行中に泥や水しぶきが跳ねるのを防ぐことです。
ライダーの服や装備が汚れるのを防ぎ、快適な走行をサポートします。
また、泥や砂がバイク本体に付着すると錆や劣化の原因になるため、バイクの保護にも役立っています。
フェンダーの役割は泥よけだけではありません。
バイクのフェンダーには、次のような効果も期待できます。
- タイヤやホイールに異物が挟まるのを防ぐ
- フロントフォークのインナーチューブを守る
フェンダーはタイヤを覆うことで、異物の侵入を防ぐ役割を果たしています。
タイヤや車体の保護が可能になるだけでなく、飛び石からインナーチューブを守り、破損を防ぐ効果もあります。
フェンダーは加工しても車検に通る?
フェンダーをカスタムする際に、外したままにしてしまう人もいるでしょう。
フロントフェンダーがない状態でも、車検に通る可能性はあります。
ただし、検査員によっては通らない場合があるので、事前に取り付けておくのがおすすめです。
また、フェンダーが割れていたり凹んでいたりする場合も、車検には通りにくくなるでしょう。
ほかにも、フェンダーを鋭利な形に切るなど、危険な形状に加工するのも控えるべきです。
破損する可能性が高い状態では車検に合格できないため、事前に交換や修理を行いましょう。
バイクのフェンダーをカスタムするメリット・デメリット
バイクのフェンダーをカスタムするメリット・デメリットについて解説していきます。
カスタムを考えている方は、ぜひご覧ください。
メリット
バイクのフェンダーを加工するメリットは、次のとおりです。
- デザイン性が向上する
- 車体重量が軽くなる
フェンダーを加工するとシャープな印象になるため、バイクの見た目が向上するでしょう。
また、個性的なデザインに仕上げることも可能なため、ほかのバイクとの差別化が図れます。
わずかではありますが、バイクの重量も軽くすることも可能です。
デメリット
バイクのフェンダーを加工するデメリットは、次のとおりです。
- 泥がつきやすくなる
- 車検に通らない可能性がある
- 費用がかかる
まず、フェンダーを加工するとタイヤから跳ね上がる泥や水しぶきが車体に付着しやすくなり、バイクが汚れやすくなります。
汚れを放置すると錆や劣化が進む原因になるため、定期的な清掃やメンテナンスが必要です。
また、加工したフェンダーが車検基準に適合しない場合、車検に通らない可能性があります。
加工を行う前には、車検対応可能かどうかを確認しておくことが重要です。
さらに、フェンダーの加工や取り付けには、それなりの費用がかかることも覚えておきましょう。
バイクのフェンダーの種類
バイクのフェンダーには、さまざまな種類があります。
それぞれ解説していくため、チェックしておきましょう。
ボブフェンダー
ボブフェンダーは、チョッパースタイルにする際に人気のあるフェンダーです。
曲線が特徴的なデザインで、バイクの外観を個性的に仕上げます。
ただし、取り付けの難易度はやや高いため、自信がない方はプロに依頼すると良いでしょう。
フラットフェンダー
フラットフェンダーはその名のとおり、平らな形状をしているフェンダーです。
フラットフェンダーもチョッパーカスタムの中で、人気があります。
フロントではなく、リアに取り付けるのが一般的です。
スムースフェンダー
スムースフェンダーは表面にリブが入っていない、滑らかな見た目のフェンダーです。
ビンテージからモダンなバイクまで、さまざまなスタイルに使用できます。
シンプルなデザインのため、落ち着いた雰囲気に仕上げたい場合にもおすすめです。
サイクルフェンダー
サイクルフェンダーは、自転車の泥よけに似た形状を持つフェンダーです。
スリムかつシンプルなデザインが特徴で、とくにビンテージモデルのバイクにマッチします。
センターリブフェンダー
センターリブフェンダーは、細めのリブがフェンダーの中心部にデザインされた、珍しい形状のフェンダーです。
エンド部分が切りっぱなしではなくデザイン性のある製品を選べば、旧車にも合います。
レプリカフェンダー
レプリカフェンダーは、過去の名車のフェンダーを再現したフェンダーです。
ビンテージ感を演出したいライダーや、特定のモデルへのこだわりを持つ人に人気があります。
ただし取り付けが難しい場合があるため、プロに依頼するのも良いでしょう。
バイクのフェンダーの選び方
バイクのフェンダーをカスタマイズする場合は、どのような選び方をすれば良いのでしょうか。
フェンダーの選び方について解説していきます。
材質の重さに着目する
フェンダーは、使用されている材質によって重さが異なります。
バイクの重量が変われば操作性にも影響があるので、フェンダー購入時には材質にも注目しましょう。
軽量化を重視する場合は、アルミや樹脂製のフェンダーがおすすめです。
アルミは軽量でありながら丈夫なため、バイクの主要なパーツにも広く使用されています。
タイヤのサイズに合っているか確認する
フェンダーを交換する際には、バイクを構成する部品との干渉に注意が必要です。
とくにフェンダーがタイヤと接触してしまうと、タイヤがロックして操作不能になる可能性があり危険です。
タイヤサイズはメーカーやモデルによって異なるため、購入前には実際に装着して干渉しないかを確認しましょう。
安全で快適な走行を確保するために、適合するフェンダーを選ぶことが重要です。
まとめ
本記事では、バイクのフェンダーの役割やカスタムについて解説しました。
バイクに装備されるフェンダーは泥よけとしての機能だけでなく、安全性や操作性を向上させる役割を果たしています。
取り外したり危険な形状に加工したりすると、車検に通らなくなる可能性があるため、カスタムを行う際には安全性を十分に考慮することが大切です。
また、カスタムパーツとして販売されているフェンダーには多様な種類があり、デザイン性や素材によって特徴が異なります。
カスタムする際はそれぞれの種類のポイントを抑えておき、フェンダーを選びましょう。
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